岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

『とがなくてしすー草津重監房の記録』 沢田五郎著

2008-12-06 21:20:43 | ハンセン病
ご存知のように、題名の「とがなくてしす」はいろは唄の七字七行の最下段を横に読んだもので 「咎なくて死す」という言葉が暗号になっているといわれる。 草津重監房は、当時ハンセン病の患者の方から恐れられた無法の「刑務所」だった。 その記録を、栗生楽泉園(草津重監房がある)に12歳で収容された沢田五郎さんが書かれている。 沢田さんは、収容そうそう、特別病室(重監房をそのように呼んだ)から連れ出されて . . . 本文を読む