今日は仕事はお休みでした。
半日かけて部屋の模様替えをしました。
もっとも主導したのは姉で、私は従っていただけですが、お陰でかなりスッキリしました。
バタバタしているなか、昼休憩は弁当にしようと、母と姉の分を合わせて買いに行こうとすると…、バッグに財布がありません。
昨夜、仕事帰りに駅高架下のスーパーで買い物をしたのですが、その後入れたはずのバッグの定位置に入っていない。
バッグだけでなく、模様替えでごった返している部屋を必死に探したのですが、出てきません。
支払いを控えていたので、ATMから多目に下ろし、いつになく現金が入っていたのですが。
昨夜の買い物後に落とした可能性もあると考え、私は駅前の交番に届けに行くことにしました。
内心ではかなり凹んでいました。
このところ仕事帰りともなると、疲れ果てて正体を無くしたようになりながら家路に着いているのです。
ようやく働いた稼ぎをこうして簡単に吐き出すなんて、全く情けない、今の自分のレベルを象徴してるよ…という荒んだ気持ちになっていました。
交番を終え、ATMで新しく現金を下ろし、新しい財布を買おうと店に入りかけたとき、スマホが鳴りました。
姉からの電話で、「財布があった」と言うのです。
昨日仕事に着ていったハーフコートのポケットの中で、模様替えで衣類を別室に移していたのをすっかり忘れていたのでした。
ホッと安堵しました。
それにしても、昨夜の買い物の後に財布をバッグではなくコートのポケットに仕舞った場面が頭に浮かびません。
このところ物をどこに置いたか忘れてしまうことが非常に多く、見つかってからもそこに置いた記憶がない…と言うことがほとんどです。
今回もまさにそれでした。
でも、財布が出てきたことは芯から嬉しく感じました。
そして、もうこうやって毎日綱渡りのように生きていくしかないのだろうなあ…と思いました。