今日は仕事はお休みでした。
今日も朝から出掛けました。
実家に戻ってから二ヶ月半、「日用品で必要なものは何でもそろう近場のエリア」をずっと探して来ましたが、なかなか決定的な場所がありません。
もちろん都内の繁華街に行けばいくらもそういう場所はありますが、それでは面白くないのです。
今日は、電車で二つ先に駅で下りて、少しバスに乗ってヨーカドー系のショッピングモールに行って来ました。
ヨーカドーはイオンと並ぶ巨大流通コンツェルンだけあり、そのショッピングモールも巨大でした。
食品、衣類、雑貨、書店、フードコート、三大メガバンクのATM、それこそ何でもあり、広すぎて私はしばしば迷子になり、何度も店内マップを見なければなりませんでした。
八重洲ブックセンターが
さ店内に入っていて、私は村田沙耶さんの芥川賞作品『コンビニ人間』を買いました。
面白いと評判だったのですがなかなか読む機会がありませんでした。
前々回休みに『星の子』を読んだのに味をしめた…と言うわけでもありませんが、文庫が売ってあったので買ってしまいました。
読み始めると確かに面白く、あっという間に読了しました。
現代女性の軽快な作品だと勝手に想像していましたが、案外に安部公房を思わせる実存的な寓話風作品なのでした。
まあでも、とにかく面白い。
フードコートで「餃子の王将セット」(王将ラーメン、ミニチャーハン、餃子三つ)を食べながら小説を読むのは、なかなか至福のひとときでした。
平日の午前中、ショッピングモールには母子連れや高齢女性が確かに多かったですが、六十代以上の独り男性もけっこういました。
ほどよく混んでいてやかましくも寂しくもないし、巨大ショッピングモールを遊園地のように歩き回り、フードコートで文庫か新書を片手にランチをするのがこれから癖になるかも知れない…と思いました。