ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

テレビ三昧

2019-10-20 | ほとほと日記
昨日と今日はお休みです。


昨日の夜と今日の午後はテレビ三昧の時間を過ごしています。


昨夜は、NHKBS2で小田和正さんのライブコンサートの2時間特番を見ました。

70歳を超えて、全国60箇所以上の大会場でライブツアーをする小田和正さんの歌をガッツリ聴かせてくれました。

驚くのはあのハイトーンボーカルに衰えがないこと。

よほどストイックに節制しているのでしょう。

『YES-NO』や『ラブストーリーは突然に』も全盛期と変わらない声で歌うのだから凄い。


会場のファンは中高年の女性が多いのかな…と思いきや、男女比は4:6くらいに見えました。

十代二十代と思われる女性も多いのは、ご両親の影響でしょうか。

それと、涙を流しながら聴いている人がとても多い。

小田和正さんの歌詞はシンプルに感謝や愛を歌うものがほとんどなので、歳を重ねるほど胸に響くのだなあ…と思います。


今日の午後はドキュメンタリー番組の受賞作品を立て続けにNHKBS2で放映していました。

皆面白かったのですが、特に『静かでにぎやかな世界』という都内のろう学校の生徒たちを取り上げた作品は白眉でした。

舞台は品川区にある清明学園という、授業もクラブ活動も全て手話で行っている学校なのですが「手話ってこんなにたくさん語彙があるのか?」と率直に驚きました。

幼稚園から中学生まで、60人近くの生徒がいるのですが、皆、お洒落で活き活きとしています。

こういう「明るさ」は演出したとしても、ちょっとした表情や仕草からすぐにバレる。

日ごろどうしても日本社会の現状や将来に悲観的になってしまうのですが、彼らの表情を見ると、まだ日本も捨てたものでもないかも…と思いました。


ナレーションも音楽も無くした、ろう者の世界を体感するような演出も素敵でした。

この作品のディレクター自身も、もともと難聴でNHKに入局し、その後更に難聴が進んだ人です。

と言って湿っぽさや社会を論難するトーンはなく、アート作品のような清々しさと可能性を感じさせる作品でした。

これは一見の価値があると思います。


昨日も今日もNHKBSばかり観ています。

地上波の特に民放はナレーションとテロップが喧しく、芸人やアイドルがわざとらしく驚いたり笑ったりばかりで、私には観たいものがありません。

しばらくは「NHKをぶっ壊」さないで欲しい…と願っています。


昨日から日本シリーズ、メジャーリーグと観てきましたが、今夜はいよいよラグビージャパンの準々決勝です。

楽しみたいと思います。