ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

幸福

2019-07-13 | ほとほと日記
今日と明日は仕事です。


今日あるはずだった夫婦入居案件が延期になり、朝の緊張感はかなり減りました。

色々と情報不足な中の急ぎの案件だったこともあり、ホッとしています。

今日と明日は通常業務を頑張りたいと思います。


土曜日の仕事の朝は、5時台にNHKの『小さな旅』という番組を見ます。

NHKのアナウンサーが、地方の何でもない人びとの日常生活を紹介する番組です。


今日は、長野県の小梅線という一両編成の電車に乗る二組の男女を紹介していました。

一組は、幼なじみの高校三年生です。

女の子が京都の私立大学を目指し、男の子が医療系の学校を目指しているため、今年が二人で過ごす最後の夏休みになる…ということ。

2人ともとても優しくて真面目そうなので、1度離れ離れになっても、また一緒になる気がしました。


もう一組が七十代の夫婦。

東京でカメラマンをしていたご主人が、四十歳になったのを機に実家に戻り、今の奥さんと知り合い結婚しました。

お母さんが残してくれた一反の水田を夫婦で耕しながら、つつましく生活しています。

でも、ご主人がとても明るくユーモラスなこともあり、作業中に2人仲良くおにぎりを食べる姿は、とても幸せそうです。

お互いに相手に対して「感謝しています」と言い合う様子に嘘がなく、「良いなあ」と思いました。


私はこの番組を見るとしばしば涙が出るのですが、今日も滲みました。

自分の出来る範囲の事を精一杯頑張り、身近な愛する人と仲良く生活出来ることが一番の幸せだと思います。

もっと若くからそれに気づいて、実践出来れば良かったなあ…と感じています。



神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康で暮らせますように。
友人たちが無事に一日を終えますように。
お祈り致します。