ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

仮設人生

2019-03-04 | 独居中高年
今日から3日間仕事です。


今日は入居があるなど、3日間重い仕事が続きます。

3連勤初日の朝はツラいものですが、今朝の冷たい雨が、よけいに悲しい気持ちにさせます。


今朝のテレビで、昨年の北海道地震で家が倒壊し、仮設住宅に入っている方たちが紹介されていました。

仮設住宅は狭いためベッドが入らず、床に布団を敷いて寝ている高齢女性が、腰痛が悪化して動けなくなった…と嘆いていました。

また、窓のサッシが北国仕様になっていないため、寒さに苦しんでいる…という高齢男性もいました。


見ていて涙が滲みました。

もちろん私の住むのは仮設住宅ではなく、ベッドも寒さを防ぐ手立てもあります。

ただ、もともと縁無き土地に住み、長時間労働して心身を休めるだけの賃貸ワンルームマンションで寝起きしている私は、仮設住宅暮らしと本質的に変わらない…とずっと感じて来たのです。


パートナーを作ることも自分の家を得る事もなく、その日の糧だけをようやくの思いで凌いで来た私は、後どれだけがんばることが出来るでしょうか?

その心細さが、仮設住宅の高齢者たちに心の底で共感したのだと思います。


神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康で暮らせますように。
友人たちが無事に一日を終えますように。
お祈り致します。