ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

生き延び合う

2014-07-15 | 独居中高年
イヤな夢を見た。

私はある職場で大量の書類を処理する責任者にされる。

最初に上司から処理の方法を教わるが、早口で覚えられない。

書類はどんどん持ち込まれるが、私は指示をうまく出せないで呆然としている。

このままでは叱責され、左遷されるかクビになる…と怯える。

職場の隅っこには若い男性作業員が二人いて、片方がもう一方を残酷な方法で体罰している。

もし降格されたら、私も若い作業員からひどく虐められるだろう…。

そう脅えていたら、目が覚めた。

心底ホッとした。


昨日、ある精神科医のエッセイを読んでいると「精神科医は結婚した方が良い。独身だと夫婦の悩みは分からないし、変人と思われるだけでも損だから」という意味の文章があった。

「変人」という言葉に、「精神科医でもそう思うか」と、改めてガックリ来た。

中年の独り暮らしは寂しく、心細い。

その上職場で変人扱いされたら、身の置き場がない。


このところ、「生き延び合う」という言葉に実感がある。

同じく中年独身の友人たちと助け合いたいが、自分の生活で精一杯で、具体的には何も出来ない。

せいぜい、一日ずつ生き延びる姿を隠さず伝えて、お互いに生き延びる力にしよう…と言うものだ。

どれほど有効なものかは分からない。

ただ、今はそれくらいしか生きる方法が浮かばない。



神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康で暮らせますように。
友人たちが無事に仕事を終えますように。
お祈り致します。