古安曽Obs・観測ノート

雑多な内容も含め、普段の活動記録です。
よかったら下段のブックマーク「古安曽観測所だより」HPへもお立ち寄りください。

3/2宵の12P/Pons-Brooks

2024-03-02 20:44:55 | 彗星
軽く冬型の気圧配置になって、少し冷えた夕方。
でも風もなく、結構すっきりと雲も取れてきた。

そんな土曜日の夜に2024年期待の彗星のひとつである12Pに初チャレンジ。
この彗星、昨年のうちに2回バーストがあったせいなのか、
CometCatalogさんによると現時点では予想より少し明るめらしい。


19h過ぎから観測小屋のわきでいつものようにSPをセット。
木星を見ながらピント調整とカメラ・6cmガイド鏡の光軸を確認した後で
予想位置にガイド鏡を向けてみた(星図はComet Bookを使用)。




うむ。12P、確かに在る。
いかにも彗星らしい姿だったので、あっさり確認。
もう7等台に入っている感じ?

そのまま撮影に入った。
レンズも使い慣れたいつもの望遠ズームをチョイスしたので、今回は軽めに撮っておこう。
※画像は2枚とも右が北。少し尾が出ているっぽい?



X-A5+SIGMA170-500mmF5.6→170mm・F5.6と8の間、ISO12800
jpeg露出15s×4コマコンポジットしてマカリでレベル調整




X-A5+SIGMA170-500mmF5.6→250mm・F5.6と8の間、ISO12800
jpeg露出15s×8コマコンポジットしてマカリでレベル調整

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2/9宵のC/2022E3(ZTF)

2023-02-11 00:34:57 | 彗星
この後夜半には天気が崩れ出すという話だったが、
夕方の薄明が終わった頃は結構すっきり晴れていた。

夕食の支度を終えると、いそいそと撮影準備開始。
ほぼ無風。まだ月は昇ってこない。
彗星はほぼ天頂付近にいる。



X-A5+SIGMA170-500mmF5.6→300mm・F5.6と8の間、ISO12800、露出30s


そのまま標準ズームに付け替えて、
ぎょしゃ座~おうし座とともにパチリ。
※この画質だとちょっと見つけづらいかも?



X-A5+SUPER EBC XC 16-50mm F3.5-5.6 OIS Ⅱ→23mm・F4、ISO10000、露出20s
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2/5宵のC/2022E3(ZTF)

2023-02-05 22:03:22 | 彗星
立春を迎え、暦の上では昨日(2/4)から春が始まった。

そんな今宵。
ほぼ快晴のまま夜を迎えたが、
無風状態のせいもあってか寒さはそれほど感じない。
もしかしたら、空高く昇った月齢15の月明かりが
どことなく暖かく感じたせいもあったかも。


さてさて、そんな月明かりの中ではあったが、
カペラの近くにきたZTF彗星を記念撮影することにした。
赤道儀の追尾の都合を考慮して、彗星が南中時刻を過ぎる頃から作業開始。
とはいえ、そもそもが天頂付近に見えている時間帯なので
特にガイド鏡をのぞき込むときの姿勢がアクロバティックになってしまう(笑)。




それでも彗星はほどなく導入できた。
月明かりがあってもまだまだ彗星らしさを保っているようだ。

300mm相当に拡大しても同一写野内に彗星とカペラが入ってくれた。



X-A5+SIGMA170-500mmF5.6→300mm・F5.6と8の間、ISO12800、露出8s
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1/26、29早朝のC/2022E3(ZTF)

2023-01-29 14:33:58 | 彗星
先週から寒波襲来。
大寒だけに大寒波ってところか。

おかげで降雪も路面凍結もピークだったが、
合間に晴れ間もあったので引き続きぽつぽつと撮影。





上:1/26朝、下:1/29朝
撮影条件は共通で、
X-A5+SIGMA170-500mmF5.6→300mm・F5.6と8の間、ISO12800、露出30s
※今回のものもコンポジットなし。


相変わらず肉眼では確認できないが、ファインダーなら楽勝で確認できる。
ということで、撮影の合間に広角・標準ズームで固定撮影も試みた。
北極星(こぐま座)と北斗七星の間で小さく見えている。





上:1/26朝、下:1/29朝
撮影条件は共通で、
X-T1+SIGMA24-135mmF2.8-4→24mm・F4と5.6の間、ISO6400、露出30s


それにしても26日朝は寒かった。
この日の菅平の最低気温が全国トップ(しかも富士山頂よりも低かったらしい)だったり
当地の最低気温が記録更新されたという話題もあったほどに
キンキンに冷え込んだ朝だった。

今回の彗星撮影では
位置確認用にchromebookにインストールした「Comet Book」を利用しているのだが、
ただでさえ内蔵バッテリーが寒さに弱いらしいのに
この朝は強制シャットダウンまで3分とかからなかった。

そんな26日朝の撮影風景(魚眼ズームで)。


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1/20、22早朝のC/2022E3(ZTF)

2023-01-22 10:45:57 | 彗星
その後も晴れ間が期待できそうな明け方に
ゴソゴソと起き出して自宅前でぽつぽつ撮影。





上:1/20朝、下:1/22朝
撮影条件は共通で、
X-A5+SIGMA170-500mmF5.6→300mm・F5.6と8の間、ISO12800、露出30s


あいにくパソコンがトラブってしまい、核コンポジット処理に手が回らないため
今回も1枚もので。
約10年間使い込んだPCだから、そろそろ寿命なのかもしれない。

それでも今朝(22日)は透明度がよかったのか
イオンの尾もそれなりに写っている気がする。

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