《ニュース》

中国共産党政権は14日、ニュースサイトやオンラインプラットフォームなどの監視や統制を行い、社会主義の核心的価値観を広めるよう促すことで、「文明化した」インターネットを推進する取り組みを強化すると発表しました。

 

《詳細》

これは中国共産党と国務院(政府)が「ネット文明建設の強化に関する意見」という方針を打ち出したものです。新たな方針は、ネット業界に指導部の意向を徹底させる上での基盤になると報じられています。

 

具体的には、共産党政権が「習思想をもとにコンテンツの構築を統率する」と明記しており、第一には「党史教育の徹底」が挙げられています。党による革命や改革の実績を広めるとともに、党の指導などを否定する「歴史ニヒリズム」を認めない考えを強調しています。

 

そして、社会主義の核心的価値観に合致する倫理や規則を培うことで、サイバースペースでの行動規範を強化すべきだとし、青少年のネット中毒防止やネット上でのいじめ防止なども行う予定です。

 

指針では、国民に、インターネットプラットフォームの監視に参加するよう促す考えも示されています。