天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

マスクをしないと人にあらず

2022-04-25 11:17:41 | 身辺雑記



きのう家で退屈していた結にカッパを着せて連れ出した。国分寺駅まで約2キロ歩いた。
風邪ぎみで調子の悪い割に歩いた。やれやれ。国分寺駅で乗車して結の鼻水を拭いた。そのときやはり風邪を引いている小生は咳を連発した。ときおり続けざまに咳が出る。すると隣のご婦人がすっと立ってドアの方へ行った。
マスクをしていたが疫病神と思われたようだ。いえ私は単に風邪です、と釈明したところで風邪だって感染する。
マスクしていなかったら人でなし、人無人というレッテルを貼られる。マスクってそんなに重要なのか。喉が痛いので近所のCクリニックを受診した。女医の前でマスクを外そうとしたら「マスクはしていて。マナーよ」という。俺は喉の見てもらうためにマスクを外したんだぜ。結局マスクを外したのだが医師までやけに神経質で困る。新型コロナウイルスはマイナスと伝えてあったのにね。

世の中がマスクマスクのためかいろいろは弊害が起きている。
たとえば、4月16日の小田原市民ホールでの俳句の記念講演。講師は美形の黛まどか氏。
ぼくは彼女がどんな話をするのか興味があった。
まどかさんはマスクをして話しはじめた。何を言っているのかまったくわからない。ぼくは耳が遠い。皆さんには聴こえているかと思いきや後ろから「聞こえません」と声が起った。やはり、と思った。
まどかさんはマスクを外したがもう1枚マスクをしていた。驚いた。これを機に声が通るかと思いきややはり聞こえなかった。キム・ヨンジャくらいの発声をして欲しかった。
講演の題は「歩行から生まれる思考」。共感できる内容だがさっぱり聞こえなかった。
テレビを見ているとマイクの前へ来て政治家などは喋るときは外している。それがまっとうだと思う。マイクの前に人がいるわけではない。
まどかさんの講演にしてもマスクを外してやるべきであった。壇上から一番前の座席まで数メートル離れている。
マスクをしなきゃ正常な人と思われないという意識が脅迫的になっていなしないか。声を人に届けたい場面でマスクは外そうよ。世の中がえらく画一的になっていて息苦しい。
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