天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

大相撲に大谷翔平はいないのか

2024-05-15 07:51:24 | スポーツ
スポーツ関連の報道で大谷翔平が登場しない日はない。聞く気がなくても彼の一挙手一投足が届いてしまう状況である。
彼の活躍は凄いのひとこと。よくまあバットにボールが当たるものだと感嘆する。4打数0安打の日もあるにはあるがそれが珍しい。160キロや消えるような変化球を操るすごい投手たちのボールをバットに球を当てられる打者はイチローぐらいだったが、大谷はそれに加えてホームランを打てる。肘を故障してリハビリ中で投手はできないが打者だけでそのトップレベルで打ち続ける。体は万全でなくてこの活躍である。
博打に興じたバカな通訳に脚を引っ張られず、美しい妻と仲睦まじいらしい、絵に描いたようなスーパースターである。これでまた投られるようになったらスーパーマンだ。




夏場所、3日目。熱海富士に完敗した霧島


日本出身のヒーローがアメリカで羽ばたいているが、日本の国技、大相撲にはスターがいない。別にスターが日本人でなくてもいいのだが、番付がまるで嘘のように上位陣が負ける。
心配の筆頭は大関霧島である。
きのう熱海富士に土俵の外へ突き飛ばされた。一回転して土俵溜まりへ転がった。無残であった。先場所負け越したから今場所負け越せば大関陥落だが、3番見て相撲のていをなしていない。勝った一番もかろうじて勝ったに過ぎない。仕切り最中から表情にまるで覇気がない。
1月場所までは次に綱を締めるのは霧島という風が吹いていた。綱取りに失敗して急速に気力も体力も萎えてしまたかのよう。3月場所を5勝10敗と大きく負け越し、今月も1勝2敗である。あれから半年もったっていない。
現役時代、霧島を名乗っていた親方が引退して陸奥部屋が消滅。音羽山部屋へ移籍。それも影響しているのか。蒙古にしてはひ弱である。
先輩の朝昇龍、白鵬は素行の悪さをしばしば指摘されたが相撲の気迫が凄かった。相手を叩き潰してやるの気負いが心地よかった。力士は荒っぽくていい。

今のところ横綱候補は大関・琴櫻と小結・大の里と見ているがまだまだ物足りない。
マンガの「ああ播磨灘」みたいな怪物が出てきてくれないか。そう思うとき、大谷翔平はいよいよ輝く。いま幕内にいない力士が下からすべてなぎ倒して上がってくるもかもしれない。
国技に英雄を待っている。播磨灘を待っている。




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