天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

たくさん歩く競馬場

2019-11-25 06:33:37 | スポーツ

駅から競馬場への専用舗道

ぼくの競馬場吟行のブログを読んだ「万歩クラブ」のSさんから東京競馬場案内を頼まれていた。
Sさんは健康上歩きたいという意思があるが歩くために歩くのが苦手で「万歩クラブ」の端っこにいるらしい。ぼくが「競馬場は歩き回りますよ、遠足です」と言ったのが気に入ったようだ。

今年はきのうが東京開催最終日。
11時に府中本町駅で待ち合わせた。駅から競馬場まで富士なんとかビューという名前の屋根付き舗道がまず400m。メインレースが「ジャパンカップ」とあって、そこかしこに若くて綺麗なお嬢さんがいて心躍る。








まずパドックに案内する。12:15発走の第5レース2歳新馬戦の16頭の馬たちが出てきた。11:45ころ。
「ジャパンカップ」など実績ある馬は成績表が新聞に細やかに出るが新馬戦はデータが何もない。新聞記者が◎○▲△★などの印をつけてあるだけ。ぼくもSさんも馬の状態など外観からわからない。Sさんは鬣(たてがみ)を三つ編みにしていてきれいという理由で9番スワーヴシールズを買って(300円)ブービー。ぼくは新聞記者おすすめの馬を勝って(200円)、当たったと思ったら番号を間違えていた。お笑いである。
馬券は100円、俳句は1句出すことによって盛り上がるのである。
Sさんは好奇心旺盛で、「ソラをつかう」とか「鉄砲駆けする」といった競馬用語を知ってうれしいようだ。また「この馬、上り3ハロン34.5秒だから切れ味がある」などということも新聞を見てすぐに習得する。頼もしい。

わずか1×1.5㎝ほどの欄の中に1レースの内容を網羅する緻密さにいつも驚く





名馬ディープインパクトを顕彰するコーナー


ところでメインの「ジャパンカップ」に今年とうとう外国馬が1頭も参戦しなかったことが話題になっている。39年前、世界に通じる日本の馬を育成する意図で発足させた同レース。当初は外国馬の独壇場であった。次第に日本の馬が勝てるようになり最近は日本の馬しか勝てなくなっていた。
理由は高速馬場にあるらしい。外国の馬場と比べて硬くスピードが出るという。それに対応できない外国馬は来ても勝ち味が少ないので出場をためらう。加えて1着賞金3億円は世界の大レースに比べて安価という。ドバイは優勝馬に8億円を出すレースがある。今後「ジャパンカップ」の意義を中央競馬会は問われることだろう。



案外見物の黄葉、紅葉





発走するあたり


オーロラビジョン。このあたり芝生が多くて裸足で歩くことができる。


帰宅したSさんから家を出てから戻るまで13000歩も歩きましたという感謝のメールが届いた。トラック内部(遊園地)にはふかふかの芝生がかなり広くひろがる。裸足になって歩くとすこぶる気持ちいい。
小春日の競馬場ウォーキングを年寄りにおすすめしたい。
コメント
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