天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

カーリングは心臓に悪い

2014-02-17 05:55:42 | スポーツ
ゆうべソチオリンピックのカーリング、日本対スイスを見た。
動きは静かだがえらく興奮するゲームである。
相手が後攻のとき得点を1点に抑え、自分が後攻のとき2点取るというのが勝ちにつながる。それを完璧にできれば10―5で勝利できる、ということに理論的になる。
ボクシングファンのなおちゃんが「どのラウンドも10―9で取るのが最高の勝ちパターン」と言っていたのを思い出した。うん、それに似ている。

きのうのスイスはカナダよりレベルが劣った。ミスしてくれるのだ。
スイスのスキップの眼鏡のかたはここぞのところで相当ミスしてくれた。
1エンド全8投のうち1回ないし2回のミスショットがスイスにあった。日本もミスショットがあったがスイスより致命的なところで起きなかった。
あるいはひとつのミスショットをリカバリーショットで救った。
それが勝てた理由だしいい緊張と興奮をもたらしてくれた要素だろう。

カナダの4人はミスしなかった。思わしくないショットはあるがミスというところまではいかない。8×9=72投、日本戦でほとんどミスしなかった。
メダル獲得レベルの闘いではミスしない同士の闘いとなるだろう。そこでは思わしくないショットをいかに減らすかということになる。
相手の石の裏側にカーブをかけて回り込むといったスーパーショットも必要になるだろう。

9回戦は野球に似ているが野球のようにチェンジの時間がほとんどなくてさっぱりしている。
とにかく点を取ればいいというものではなく〇点にして次回もまた後攻を確保したほうがいいという展開の読みも必要。氷上の幾何学、力学のみならず試合の展開を読む企画力も問われる、これぞホモサピエンスのゲームである。
そのうちものすごい変化球を開発する選手が出来しそうでわくわくする。
むかし野球で「ドロップ」といった大曲りする軌道。おそらく誰か開発する。
コメント
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