久しぶりに文藝の会「ばおばぶ」の例会に行った。
私は入院中の義母の色んなことで忙しかったり、自分の体調がすぐれないことから2か月ほど欠席していたのだった。
3か月ぶりなので、ちょっと違和感を感じるかも…と思っていたが、行ってみたら、やはり、いつも通りの楽しい仲間たちだった!
今日の読書会の本は、黒田夏子著『abさんご』。
少し難解な本だったので、途中で読むのを止めてしまった同人もいた。
読了した人たちも、やはり1度読んだだけでは意味不明だったようで、私も2回読んで、やっとこの人の世界に馴染んだのだった。
黒田夏子と言う人は「わがまま」というのではなく、自分の想いを自分の言葉で自分の字で自分の文体で「自まま」に書いたんだと言うような話に落ち着いて…
う~ん、20代からずっと文章を書いてきた人らしいが、20代のころはわかりやすい作品を書いて文壇デビューも考えたようだが、その後75歳になるまで、自分だけのこれだという文しか書かずに来たのか、凄い人なんだな。
でも、この後、どうするのだろう、とふと思った。
しかし、75歳で芥川賞をとり、しかも、かなり型破りにもユニークな書き方で…、高齢化してきた私たちも、未来に希望が持てるような明るい気持ちになった。
ところで、私たちの宝塚文藝の会『ばおばぶ』は今年の11月で例会が300回になるそうだ!
また、記念の旅行でもしようかと言う話で盛り上がったのだが…
長生きの会だねえ!とつくづく思う。
木莉
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