氣楽亭 日乗

大阪生まれで奈良県広陵町の長閑で氣楽な田舎暮らしの氣功師が氣ままに綴る懐かしい昭和の年代記です。

マジックプリント

2006-03-11 10:30:19 | 懐かしい品物
「アトムシール」で始まった「シール・ワッペン」ブームはエスカレートしていました。
創始者の「アトムシール」が昭和39年(東京オリンピック開催の年)に「マジックプリント」へ進化します。

「マジックプリント」は従来のシールのように粘着シートで貼り付けるのでは無くこすり付けて転写する優れものでした。

最初の「アトムシール」は切れ目も無くて自分で鋏みを使って切り取る原始的な「シール」です。
次に進化して最初から切れ目がついた「シール」に成り簡単に何処にでも貼れるようになりました。
更なる進化で貼りたい処に擦ると転写出来る「マジックプリント」へと進化する。

日本の世相は昭和30年代後半の1~2年にドラスチックな変貌を遂げました。

エイトマンシール

2006-03-10 10:14:26 | 懐かしの食品
「丸美屋」の「ふりかけ」にはオマケに「エイトマンシール」が付いていました。
御飯の惣菜が未だ貧しかった昭和30年代に「ふりかけ」は欠かせません。
未だレトルト食品は有りませんでした。
即席食品はインスタントラーメンが唯一有った時代です。

中でも「丸美屋」の「のりたま」や「すきやき」はTVCMでお馴染で子供達には大人気でした。
人気者の「桂小金治」が出演するTVCM「面舵いっぱい~のりたまで一杯~!」のキャッチフレーズは日本中で大流行です。

その「ふりかけ」にヒローである「エイトマン」のシールがオマケに付いたのだから子供達は夢中でした。

御菓子だけでは無く食品や惣菜までオマケにアニメヒーローが宣伝材料として取り上げられます。
高度成長と共に日本中が豊かな暮らしを謳歌した懐かしい時代です。

しかし家中の家具やドアにワッペンやシールを貼りまくるのが豊かなのか?
今と成れば疑問を感じます。

狼少年ケン

2006-03-09 10:04:08 | 懐かしの食品
森永から「まんがココア」が売り出された。
オマケには「狼少年ケン」のシールが入っています。
私はその時には中学生でしたので「狼少年ケン」や「まんがココア」に余り思い入れは無い。
近所の5歳年下の従兄弟Kちゃんが集めていました。
Kちゃんの家に遊びに行くと「まんがココア」が定番で出ます。
普通のココアより甘味が強く美味しかった。

森永の「ケンキャラメル」も10円で売られています。
オマケには「起き上がり小法師」のような「コロコロ人形」が入っていました。
紙で出来ている「狼少年ケン」や動物の人形にプラステックの土台が有る。
傾けても元に戻ります。
土台を開けてみると・・・パチンコ玉のような鉄球が錘に入っていました。

鉄人28号ワッペン

2006-03-08 09:58:20 | 懐かしい御菓子
グリコから売り出されていた「ワッペンチョコ」は1個10円でした。
駄菓子感覚で買える安さで人気が有ります。
それに「鉄人28号」などの「ワッペン」がオマケに付いていました。

当時の世相が東京オリンピック開催を昭和39年に控えて「航空会社」「世界の都市」「外国の紋章」などの「ワッペン」がブームになっていたのです。

この「ワッペン」を鞄や下敷き筆箱などに貼りまくった。
しかし下敷きだけは失敗です。
何故なら・・・「ワッペン」に鉛筆が引っかかってノートが破れる。
はがしても接着剤がこびり付いてノートが汚れ下敷きは駄目になりました。

今から思えば何であんなに「ワッペン」が大流行したのだろうか?

ビックリバッチ

2006-03-07 11:20:50 | 懐かしい御菓子
森永から売り出されていた「パレードチョコレート」には「ビックリバッチ」がオマケで付いていた。
「パレードチョコレート」と「マーブルチョコレート」はパッケージもデザインもうりふたつのソックリです。

「ビックリバッチ」はお菓子の蓋に付いていました。
ビックリと言っても動物やキャラクターが動くだけです。
「ステレオスコープ」と呼ばれた「立体ピクチャー」でした。
いまなら「3Dバッチ」とでも言うのか?

「ダッコチャン」の眼の部分がウインクするギミックがそれです。
何ともショボイ「ビックリバッチ」ですが・・・
昭和30年代後半の時代では優れ物でした。

各お菓子メーカーの販売合戦は益々エスカレートして行きます。

アトムシール

2006-03-06 10:02:53 | 懐かしい御菓子
昭和30年代の後半に明治製菓から売られていた「マーブルチョコレート」に「アトムシール」をオマケに付けるキャンペーンが始まった。
ライバルで有る森永の「パレードチョコレート」と熾烈な販売合戦を繰り広げる。

「マーブルチョコレート」のTVCMの「上原ゆかり」が「マーブルちゃん」の愛称で人気者に成る。
今、彼女はどうしているのだろう?
もうかなりの年齢だど思う・・・

「鉄腕アトム」はTVでもアニメ版が放映され大人気でした。
「アトムシール」をゲットする為に「マーブルチョコレート」を買います。
筆箱や下敷きに「アトムシール」を貼るのが流行する。
机や冷蔵庫など家具にまでシールを貼り叱られた。

各製菓会社が競争で御菓子のオマケにキャラクターのシールを競って開発した。
宣伝競争が過熱し購買者である子供達が熱狂し「シール・ワッペンブーム」の到来を招きます。
社会問題にも成り全国の子供が居る家庭では家具だけではなく壁やドアまで「シール」や「ワッペン」が貼り付けられる事態と成った。

ヨーグルトキャラメル

2006-03-05 11:22:18 | 懐かしい御菓子
明治の「ヨーグルトキャラメル」は甘酸っぱい味が新感覚でした。
白地に青い水玉模様の意匠が何故か「カルピス」を連想させます。
ヨーグルトは乳酸発酵なので良く似ているのかな?

「カルピス」は初恋の味・・・明治の「ヨーグルトキャラメル」は何の味?
何の味かは判らないけれど大人の味でした。
いや大人の味と思い込んでいたのです。

「ミルキー」や「グリコ」で喜んでいるのは子供と馬鹿にする
自分も子供のくせにオマセで生意気な嫌な奴です。(笑

早く大人に成りたかったあの頃が懐かしい。
大人に成ったら・・・ろくな事は無いのに・・・

クリームキャラメル

2006-03-04 10:11:39 | 懐かしい御菓子
明治の「クリームキャラメル」はオマケは入っていないけれど高級感が漂う御菓子でした。
紅い地色に白い雪の結晶やスズランなどの花の意匠が未だ見ぬ北国を印象付ける。
紅白のパッケージが懐かしい。

不二家の「ミルキー」が練乳のような甘さなら明治の「クリームキャラメル」は仄かに甘い「クリームパン」のような甘さです。

グリコや森永のキャラメルは黄土色や茶色ですが白い「クリームキャラメル」は斬新でした。
今思えば「ホワイトチョコ」に出合った時のような感じです。

サイコロキャラメル

2006-03-03 10:13:33 | 懐かしい御菓子
明治と言えば「サイコロキャラメル」が直ぐに思い出されます。
大きな大きなキャラメルだった・・・
紙箱にサイコロが描いてある中に特大のキャラメルが2個!
口に入れると・・・大きすぎて噛めない
ボリューム満点で1個5円でした。

サイコロで遊ぶ間も無く食べてしまいます。
空になった紙箱のサイコロは転がしても・・・面白くなかった。

大きくなってから「サイコロキャラメル」を食べたが・・・なんだか小さくなったように感じます。
それだけ成長したのかも知れないがもう満足出来なかった。

広い広い果てしなく広く感じた公園や学校の校庭が狭く感じるのと同じかも?
長く長く感じていた1日や時間の経過も同じだろう。
50歳を過ぎてからの月日の経つのが早い事は驚愕してしまう。
正月気分が昨日のようなのにもう雛祭。
嗚呼・・・光陰矢のごとし。

カルミン

2006-03-02 10:06:43 | 懐かしい御菓子
明治製菓の「カルミン」はミント菓子ですが好きでした。
余りハッカの味がしない甘いお菓子です。
あの頃は10円で売っていました。

今でも同じパッケージで販売している長寿商品です。
丸いタブレットが固くてなかなか融けずに長持ちしました。
長く楽しめる御菓子が子供には人気が有ります。

少ない小遣いを如何に有意義につかうか?
子供には大問題だったのです。

食欲を満たす方面に消費するのか?
嗜好を楽しむ方面に消費するのか?
悩みに悩んで決定し・・・後悔する・・・繰り返しでした。