氣楽亭 日乗

大阪生まれで奈良県広陵町の長閑で氣楽な田舎暮らしの氣功師が氣ままに綴る懐かしい昭和の年代記です。

ノンチャン雲に乗る

2005-11-27 10:57:23 | 懐かしの映画
「ノンチャン雲に乗る」は東宝が昭和30年にモノクロで制作した映画です。
原作は童話作家の石井桃子、監督、倉田文人 出演、原節子、鰐淵晴子、大泉滉、徳川夢声でした。

東京郊外の氷川神社の近所に住む「ノンチャン」こと田代ノブコ(鰐淵晴子)と兄の田代タケシ、両親の暖かい家庭と暮らしがテーマーの物語です。

「ノンチャン」は幼い時に赤痢に罹り東京の四谷から郊外に引越しました。
四谷には祖父母と叔父叔母に従兄弟達が住んでいます。
「ノンチャン」は小学2年生になったらお母さんに四谷へ連れて行ってもらう約束をしていました。

2連休の前の日にお父さんは「ノンチャン」が大好きなトシコ叔母さんを連れて帰宅します。
お休みの朝「ノンチャン」が眼を覚ますと御勝手で「トントントン~」と大好きなおみお漬けの大根をきざむ音がする。
「ノンチャン」は幸せな気分で起床しますが寝ボスケなお兄ちゃんの寝床は空でお母さんの姿も見当たりません。
御勝手にはトシコ叔母ちゃんが居ました。
お母さんとお兄ちゃんは「ノンチャン」をおいて東京に買い物に出かけたのです。
「ノンチャン」はお母さんに騙されて悔しくて泣きながら家を飛び出しました。

氷川さまの森でお兄ちゃん自慢の木の枝に登りますが悔し涙は止まりません。
お兄ちゃんの忠実な家来、犬のエスが来ます。
「ノンチャン」は水に映る空の雲がとても綺麗で見惚れてしまう。
木の枝から両手を離した「ノンチャン」はアッというまに落ちてしまい水中の大空へと潜り抜けてしまいます。

不思議な大空には白い大きな雲が浮かんでいて白いヒゲのお爺さんが熊手で「ノンチャン」を雲に引揚げてくれました。
そこには高砂の人形にソックリなお爺さんとイジメッ子の長吉がいました・・・

幻想的な体験をした「ノンチャン」のお話が映画になったのです。

しかし鰐淵晴子は綺麗な少女でビックリしました。
周りにそんな綺麗な少女はいませんでしたのでとても強烈な衝撃です。
異性に興味を持った始めての体験でした。
私の叶わぬ初恋です


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
夢のあと (のり坊)
2005-12-02 22:57:35
しかし、よく覚えていますね!

視聴覚教育などとこの映画、学校の講堂ゴザの上で観た記憶ありますが、ボクの名前に近いことぐらいで、中身はすっかり忘れた!講堂には、赤と黒地のカーテンがありました。

自分の子供の学校にはあったのかなあ?妻まかせで!



鰐淵晴子ああいう少女が後年妖艶な写真、びっくりしたときからでも、もうずいぶんたったかなあ!

役者ではないがバレリーナの森下洋子さん、よく「小学X年生」か「コース」か?表紙を飾っていて、お嫁さんにするならこの人がいいと、思っておりました、はい。

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夢のあと (氣楽亭)
2005-12-03 00:01:10
>しかし、よく覚えていますね!



実は童話の「ノンチャン雲に乗る」を持っています。

何度も呼んだのでストーリーは覚えているのです。

映画の思い出は鰐淵晴子が綺麗だった事しか記憶に有りません。(徳川夢声も覚えています。



この映画は映画館で見ました。

学校の講堂で見た映画は短編映画を見た覚えは有るのですが・・・
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