月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

くろはなびらたけ

2018-11-05 23:45:21 | キノコ
あまりにも写真映えがしないので記事にするべきか迷ったが、そんなことを言っていると永遠に取り上げなさそうなので・・・クロハナビラタケ。

見た目は乾いたキクラゲ類っぽい印象だけど、じつはビョウタケとかオオゴムタケとかと同じ子嚢菌の仲間。担子菌であるキクラゲ類とは根本的にグループが違う。
平たい皿型のキノコがこれでもかってくらいにそっくり返ってる、とイメージしてもらったらいい感じ。

こう見えても有毒種で、毒性はまあまあ強力らしい。中毒報告は調べても見つからないので、どうやって有毒と判明したのかナゾだ。干からびたキクラゲやクロハナビラニカワタケと間違えて採取しないようにしないと・・・でも水に戻す段階でさすがに気づくよねえ。まっ黒で透明感がまったくないから。

広葉樹の枯れ木に発生、硬さのおかげか、秋~冬に発生し始めて梅雨まで粘るようだ。
いくら地味なキノコとは言え、さすがにあんまりな写真すぎるので、もうちょっとマシな写真を撮ってもう一度記事にしてやりたい。