Hobo's File by KINO

道の向こうへ歩いて行けば 違った空が見えてくるんです

空の下の違った風景を見ていたら 色々感ずることもあるんです

素晴らしき対バン

2021-06-22 21:26:00 | 音楽
facebookのコピペでの手抜きにて失礼致します。

本日、久々の渋谷クアトロへ。浜田真理子と原田郁子のジョイントです。
半年ぶりに浜田さんが上京し、対バンはクラムボンの原田さん。
一時クラムボンも通っていたが、ご無沙汰ちゃん。原田さんのソロは初めてです。
両者ピアノの弾き語りらしいが、共演はあるのか?

開場前に近くの新装ディスクユニオンへ初めて行ったが、今日は買わずに見るだけで退散。
蔓延防止条例の為に1時間開演が早まったが、その為か整理番号61なれど
最前列端に陣取れた(喜)。ハコはいまだにノンアルコール。

定時の17:30に先攻の原田郁子が登場。さざ波のSEをバックにピアノを叩き、
柔らかに歌い始める。いつも彼女は自然体で、声を空へ解き放つ。
デビュー前にここで大好きなドクター・ジョンを観たらしく、このピアノで弾いたのかと
嬉しそうに話す。震災の後にジェーン・バーキンのイベントで演って以来のクアトロらしい。
吉祥寺のキチムのオーナーが彼女の妹と話し、歌うはャGトリー・リーディングの様な
新曲"アップライト・ピアノ"。コロナ禍の心象風景か。
2曲程弾いたアコギでの歌もイギリスのトラッドみたいで素晴らしかった。
贔屓目でサンディ・デニーにベコちゃんが入った様な風貌に見えたのでした(笑)。
カバーと言うC&Kの"嗚呼、麗しき人生"は知らない曲だが、立ち上がって
ピアノをパーカッションの様に叩いてオフ・マイクで歌い、
お客もそれぞれで手を叩き素晴らしい時を生んだ。
ラストに近づくに連れピアノをより力強く叩き、歌声もクラムボンを思わせ
少しエキセントリックな感じも伺わせた。最後には再びさざ波のSEと共に終えた。
柔らかなグルーヴに包まれた素敵な50分。

20分の転換後、後攻の浜田真理子が出てくる。先ずは、松江のご当地ソング(?)の
"水の都に雨が降る"から始めた。"流れ星"、コロナ禍に作った新曲"風待ち"と
サクサクと進め、相棒のMarinoを呼び入れる。
明日が沖縄慰霊の日と言うことで、Marinoの出身地宮古島の民謡を彼女メインのインストで1曲。
以降も彼女はテナーとソプラノのサックスを持ち替えて良きサメ[トを付けていった。
浜田さんのピアノ・タッチは原田さんに比べてずっとソフト。
正に昭和歌謡の歌伴のピアノって感じ。そして包み込む様な歌声が気持ち良い。
"しじま"等のオリジナルに混ざり、もはや持ち歌となった
"横浜ホンキー・トンキー・ブルース"が沁みる。
今日のベストは、Marinoと歌を分かち合った高橋真梨子のカバー"For You"だったかな。
本編ラストは"わたしたちのうた"。
アンコールではメガネをかけた原田郁子を連れて3人で戻って来てくれた。
原田さんのピアニカから始まった曲は"また夢の中で泣いた"。
オリジナルではないが、ホーボー・ソングであり、サザエさんなこの曲は最高だ!
更に浜田&原田で歌を分け合うのが何とも嬉しい。終わった後の原田さんの嬉しそうな顔に
こちらの口元も緩む。心地良いエンディングの75分。この対バンは凄く良かった。
気持ち良さを引きずりながら駅へ向かうが、20時になるも飲み屋の呼び込みの声が尽きない。
この街はどこか狂ってる!




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