Hobo's File by KINO

道の向こうへ歩いて行けば 違った空が見えてくるんです

空の下の違った風景を見ていたら 色々感ずることもあるんです

本年一発目

2021-01-09 21:54:00 | 音楽
facebookのコピペでの手抜きにて失礼致します。

緊急事態宣言下であるが、今年一発目のLIVE行脚。
中川敬@Zher the ZOO代々木へ行って来た。開始を1時間早めた18時にしての催行。
「お世話になったザーザズー、最後やのに中止とかありえへん」との中川の言葉が泣かせる。
被災地慰問や弱者に寄り添った活動など、この人は先ずはやる事を第一に考えるのが偉い。
昨年末で営業を終えた同会場だが、1月に何本か特別興行が行われ、中川ソロもその一つ。
本隊のソウル・フラワー・ユニオンはロック度が高くて行かなくなったが、
中川ソロはフォーキーで、SFUの曲もネイキッドな感じで聴かせてくれる。
ザーザズーでのラストダンスを。

定時の18時にBLACK LIVES MATTERの黒いTシャツを着た中川が出て来てアコギを手に取り
新作からの"夜を使い果たそう"から始める。"地下鉄道の少年"を終えると、
「今日は暫く演って無い曲をを沢山演るよ」と始めたのが"そら"。この曲は泣ける。
「空は全てのものを繋いでいる」とは大きな歌詞。ボーダー・レスな愛に溢れている名曲だ!
"十字路の詩"、"あばよ青春の光"などを演り、再び未聴の新譜から"川のない橋"等3曲演って
1部は50分で換気休憩に。
ソロの中川はフォークです。歌詞が何とも昭和の情景を感じさせてくれる。

10分の休憩後、ホームレスの話をし、高田渡のカバー"生活の柄"から
"おんぼろの夜明け"とメドレー的にリスタート。
"世界はお前を待っている"からニューエスト・モデルの"もっともそうな2人の沸点"と続く。
リクオの話をを出して演った"海へゆく"も最高だった。"GO-GO フーテン・ガール"なんて
懐かしい所を出しながら何曲かやって、2部はアイドルと呼ぶDavid Bowieの日本語カバー
"Changes"で終えた。40分。

再度の10分休憩後はミュージシャンとライヴハウスの窮状を訴え、皆で繋がって
生き抜いて行こうと問う。
東日本大震災から10年、阪神淡路大震災から26年と話して3部は慰問ナンバーの"アリラン"、
"カチューシャの唄"、"駐cの子守唄"、"満月の夕"で終始した。
アンコールでは「ここでチャボさんと演ったの思い出したわ」と清志郎バージョンの
"Daydream Believer"、そしてこれも日本語バージョンの"People Get Ready"と良い流れ。
さらにボーナス・トラックと称してもう2曲、最後は"夜に感謝を"で終えた。3部は35分。
饒舌な彼故、20時に終わるのはちょっと辛かた(笑)。まあ許される範囲か。

かってはNeil Young的な刺すような眼差しを見せていた中川だが、
今の眼差しはとっても穏やかだ。
名ばかりのフォーク・シンガーよりもよっぽどフォークです。年に一度は中川敬(笑)。
さて、今月はまだ観れるLIVEがあるのでしょうか?


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