自己資金で賄うべき設備投資と借入金を使ってもよい設備投資とがある。投資の必要性に応じて資金を選択しよう。
設備投資は返す必要のないお金で賄うべきですが、返す必要のないお金には、営業キャッシュフローのほかに過去の蓄積である「内部留保資金」と「増資」があります。
しかし多くの中小企業では、
内部留保資金…そんなの潤沢な蓄積はない。
増資…それほど魅力的な事業であると出資者を募るのは難しい。
などの課題を抱えており、多くは銀行からの借入金などによって賄うこととなります。
銀行からお金を借りて設備資金を調達する場合は、その設備の耐用年数が来る前に完済する必要があります。借入金の返済期間がその設備の耐用年数と同程度であれば資金繰りを極端に悪化させることはないはずです。
=設備投資と資金源=
本業での収益獲得が可能…「工場増設」、「新規出店」
⇒長期借入金や社債の発行
比較的リスクがある…「新規事業」「自社ビル建設」「不動産投資」
⇒増資による資金、内部留保資金、営業キャッシュフロー
※自社ビル建設など、必要性が高くない場合は自己資金で賄うべき。
【必要性が高くない投資は自己資金で賄うこと】
←前へ
資金繰りの改善手法-Ⅶ.設備投資面から資金繰りを楽に-79.設備資金は営業キャッシュフローで賄おう
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資金繰りの改善手法-Ⅶ.設備投資面から資金繰りを楽に-81.設備投資に短期借入金を使うな!
設備投資は返す必要のないお金で賄うべきですが、返す必要のないお金には、営業キャッシュフローのほかに過去の蓄積である「内部留保資金」と「増資」があります。
しかし多くの中小企業では、
内部留保資金…そんなの潤沢な蓄積はない。
増資…それほど魅力的な事業であると出資者を募るのは難しい。
などの課題を抱えており、多くは銀行からの借入金などによって賄うこととなります。
銀行からお金を借りて設備資金を調達する場合は、その設備の耐用年数が来る前に完済する必要があります。借入金の返済期間がその設備の耐用年数と同程度であれば資金繰りを極端に悪化させることはないはずです。
=設備投資と資金源=
本業での収益獲得が可能…「工場増設」、「新規出店」
⇒長期借入金や社債の発行
比較的リスクがある…「新規事業」「自社ビル建設」「不動産投資」
⇒増資による資金、内部留保資金、営業キャッシュフロー
※自社ビル建設など、必要性が高くない場合は自己資金で賄うべき。
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