キはキモノのキ

キモノ‥愛してます

瞬間復活 薔薇の半襟

2012年05月27日 | 今日のキモノ
 おひさしぶりです。葉です。元気です。皆様にはお変わりありませんか。
 ずいぶんとご無沙汰をいたしておりますが、キモノお出かけは何かと続けております。

 まだブログ本格復活は遠いのですが、今日は瞬間復活。
 と言いますのは、先日すうざんさんのブログで着姿を拝見して懐かしくなり。



 この薔薇の半襟、ずいぶん前にすうちゃんに貰ったもの。なんとなく、これで着たくなりました。



 この単はヤフオクで求めたものを洗い張り、縫い直したもの。
 帯はやっぱりヤフオクものの羽織を解いて洗い張り、カクマさんに作っていただいた昼夜帯。

 今日はキモノ友達と4人でお出かけ。ドレスコードは『縞』。
 楽しい一日でした。

 ではまた、沈みます。ぶくぶく。

7人でキモヅカ!

2010年08月20日 | 今日のキモノ

 先週の土曜日、エンタメの女王にっぽんちゃんのお誘いで宝塚に行ってまいりました。演目は『麗しのサブリナ』です。

 今日の着物:赤白流水夏お召し(ヤフオク大四つ身を和裁教室で縫い直し)
 今日の帯:金魚刺繍帯(きもの・なかむら)
 今日の半衿:水色地紫花絽ハギレ(大須骨董市)
 今日の帯揚:水色地紫花ハギレ(大須骨董市)
 今日の帯締:ぷっくりお花の三分紐紫(すずめのトランク)
 今日の足袋:黒地白小花足袋(まねきや)
 今日の下駄:白木台紫青花緒下駄(CHOKOさん)
 今日の簪:赤花トンボ玉(ふちこまさん)

 今日はお宝帯の初下ろしなのです。きもの・なかむらさんでキヨブタの金魚刺繍帯。今日はいつものにっぽんちゃんmayさんだけでなく、宝塚で関西キモノ女子とも合流して大勢になるということで、きばってお洒落いたしました。



 じゃん!総勢7人のキモノ女子!!壮観でございましょ。
 大階段に並んで写真を撮ろうとしていましたら、すぐにどこかの紳士が『撮りましょうか』と声をかけてくださいました。ふふふ~。
 でも、こうして見ると、皆さん正統派の白襟白足袋なのに、わたくしひとりでふざけたかっこをしております…。まぁ、心弾みのなせるわざとお許しくださいませ。
 自分の着姿は自分の目には入らないものですから、わたくしキモノ美女に囲まれてとってもいい気分でしたわ。こころなしか、行き交う人たちにも注目されていた気がする♪

 演目『麗しのサブリナ』は、オードリーヘップバーン主演の往年の名画と同じもの。ヒロイン・サブリナの若々しい元気な動きや、舞踏会での可憐なドレスがとってもヘップバーンっぽい。
 物語は、ふたりの男性の間でゆれる乙女心。楽しい劇でしたが、宝塚にはどっちかというと『壮大なロマン』!ってドラマの方が似合うかな?

 幕間にはロビーのカフェで甘いもんをいただきつつヅカ談義。



 にっぽんちゃん、初対面のマダムともヅカ話で大いに盛り上がり。こけしさんも昔からのファンでいらっしゃる、Wさんにもご贔屓がおられるよう。
 『楽しいなあ』とはとっても思いつつまだ名前も覚えきらんわたくし、聞いているだけでいろんなことがわかってより楽しい。やっぱり、ファンのひとがいるといろいろ細かいところ裏話などどんどん出てくるもんですねー。

 第2部のショーは正統派の大盛り上がり。男役の群舞はくらくらしちゃうくらいの迫力です。
 そして、クライマックス。ロケットダンスから主役ふたりのデュエット、そして大階段。これですべてが赦される、すごいパワーが舞台から伝わってきて、また元気になる。宝塚の醍醐味。

 「よかったわね~」
 感動をかみしめつつ、カフェでひとしきりおしゃべりし(いろんなつっこみで爆笑もしつつ)、元気をもらって帰途に着いたことでありました。

 うん、宝塚はいいです。キモノ女子と一緒だとなおいい。キモノ女子が団体だともっといい。こんどは団体割引になっちゃうくらいの勢いで行きたいね~と、言い合っておりました。にっぽんちゃん、どうもありがとう。
 そして、おつきあいいただいたキモノ女子の方々、ほんとうに楽しかったです!またぜひ、ご一緒してくださいませ~。

 
 

 


キモパヘ・二回目

2010年07月23日 | 今日のキモノ

  暑いですね・・・
  この暑いというのにいつまでも単の記事で、失礼いたしました。ご報告が遅れましたが7月の10日、タカノフルーツパーラーでぱへをいただく『ぱへの会』二度目に行ってまいりました。
 
 今日の着物:薔薇柄絽小紋(京都の古布やさん)
 今日の帯:薄紫博多(きむら)
 今日の半衿:楊柳薄紫クローバー刺繍半衿(るびーぶる)
 今日の帯揚:クリーム色ちょうちょ絞り絽帯揚(きむら)
 今日の帯締:薄紫三分紐(きもの・なかむら)
 今日の帯留:ピンクハートトンボ玉(おーこさん)
 今日の草履パナマ台青夏花緒(ヤフオク台に松屋花緒)
 今日の簪:ローズクウォーツ桃(ヤフオク)

 ふふふ、派手な着物でしょ。これは京都に行ったとき、古布やさんで今まさに解体されんとしていたところを救い上げて購入したもの。小さいものを無理無理に着ています。気に入ったので、近いうち洗い張りして縫い直しをしようっと。

 『ぱへの会』に先立って、大須散策。まずはいつもの『ぶりこ』でランチをいただきました。写真は涼しげなおーこさんtomoさん。
 
 ランチの後は『TAO』『jiu』でアメリカンアンティーク雑貨にまみれます。いつものコースですが、とても久しぶり。
 
 tomoさんは素敵な籐のバッグをお買い上げ~。

 そのあとはコメ兵へ。セールをしているとのことで誘惑の予感に震えつつ行ったのですが、あれれ?心惹かれないわ・・・。キモノハジメの頃は熱心に掘り堀りしたものですが、自分の好みがはっきりしてきた今では「うん、ない」とすぐわかるようになったようです。わたくしの好きな『笑えるキモノ』がここにはないわ。

 おーこさんはご家族への愛でご主人と息子さんのものをお買い上げ、さていよいよぱへです!
  
 ももぱへ!!
 
 「つまみ喰う~」「やらぬ~」
 mayさんと、笑顔の下で激しい戦いが(笑)。

 美味しい!まず、主役の桃の味がほんとうにくっきりと美味しい。さすがフルーツパーラーです。そして桃シャーベット・桃ジュレ。桃ジャムと、隙のない構成。さすが、ランチよりもお高いだけあるわ(とすぐに値段に頭が行く主婦)。

 
 あっという間にごちそうさま~♪
 おしゃべりもはずみ、楽しい時間でした。ぱへの会のみなさま、どうもありがとう。
 次回は『葡萄』だそうです。楽しみですねっ。

  


キモラク・キモパヘ

2010年06月27日 | 今日のキモノ

 これもまた先週の話。6月20日、名古屋・栄の丸善で催された落語会『超☆激突 Ⅲ たまVS兼好 』に行ってまいりました。
 この日はキモノ記録用の写真を撮らなかったので、集合写真にて。
 
 今日の着物:大きな雪輪の単(ヤフオク)
 今日の帯:スズメやとんぼの夏昼夜帯(ヤフオク)
 今日の半衿:草花刺繍絽半衿(るびーぶる)
 今日の帯揚:薄緑桔梗撫子柄ハギレ(すぅちゃんにいただく)
 今日の帯締:薄紫三分紐(きもの・なかむら)
 今日の帯留:白花青トンボ玉(繭玉)
 今日の下駄:市松台青島花緒(松屋)
 
 落語会をご一緒してくれたのはtomoさん。大きな網代模様の綿麻に、紫陽花の帯がとっても季節に合っていて素敵です。紫陽花の帯、ほしいな。
 ランチのあと乗り込んだ丸善落語会、演目は以下のとおり。

 あこがれの人間国宝 笑福亭たま
 錦の袈裟        三遊亭兼好
 (中入り)
 船弁慶          笑福亭たま
 お化け長屋       三遊亭兼好

  たまさんの『あこがれの人間国宝』はつい1ヶ月前に今池で聞いたのと同じ演目。でも、今度はなんだかパワーアップした感じです。三番叟を踊って白目剥くところとか、尊いお方のモノマネとか、ギリギリの破壊ギャグが素敵。
 兼好さんも、何度見ても面白いです!語り口とか間の取り方とか、いかにも江戸落語…というよりもなんか浅草芸人を彷彿させる感じです。といっても思い浮かんだのは萩本欽一と北野武だったのですが。毒を含んだ親しみやすさというか。
 …つくづくわたくしは、どっか黒いところがあるもんが好きだなあ。


 大いに満足し、まだ笑いの余韻を残したまま携帯を見ると、ちょうどmayさんからメールが入っていました。
 実はこの日は港区で『クリエーターズマーケット』が催されていて、mayさんとそしておーこさんはそちらに行っていたのです。おーこさんとはとても久しぶりだし、時間が合えば会いたいねと言っていたのが実現できそう。

 落ち合う場所、名古屋高島屋内のタカノフルーツパーラーに着くと、お二人はまだ並んでいました。最近開店したここ、大人気のよう。ほどなく席に着き、まずは注文。mayさんおーこさんはマンゴーパフェ、tomoさんは桃パフェ、わたくしはプリンアラモード。
 
 パフェを前にテンション高いお二人。
 おーこさんとはほんとうに久しぶり。でも、変わりなくお綺麗で安心いたしました。クリマの話、最近の話。話が尽きないのはいつものことですが、この日はほんとうにいろいろと話が弾みました。

 と、tomoさんがしみじみと言いました。
 「…このパフェ、美味しい…」
 そう、ほんとうに美味しいパフェなんです。主役級の果物からアイスクリームから、間を埋めるジュレまでまったく味に手抜かりがない。再会を喜ぶおしゃべりの勢いにもかき消されない美味しさというのは、これは只者ではない。
 聞けばこのタカノフルーツパーラー、月代わりで限定パフェを出しているらしい。これは、いただきに来なければねっ!
 というわけで、急遽『ぱへの会』結成。定例会を毎月持つことに。タカノのぱへをいただきましょう~。
 

 このタカノフルーツパーラー、照明がとてもいい感じに明るい店でした。フルーツの色を綺麗に見せるためでしょうけど、にんげんもとてもいい感じ。
 
 ん~、へのへのにしちゃうとあんまりわからないかもですけど、女優ライト効果でとってもびぢんに写りましたのよ。次回も楽しみです。

 キモラク・キモパヘ。
 綺麗にオシャレして、楽しいものを見て笑って、美味しいものを食べて。そのうえ気持ちのいい仲間もいて。これ、幸せの必要条件を全て満たしているような気がいたしますわ。
 


水無月単衣でキモヅカ・キモスイ

2010年06月09日 | 今日のキモノ

  先週末は土日と連続してキモノお出かけいたしました。
  六月に入り、キモノは単衣。単衣といえば6月と9月、とはいえ9月にはふさわしくない単衣というのもあるもので…この土日に着たのはどちらもそういう単衣、名づけて水無月単衣。今のうちに着ないと来年まで出番がないのでいそいで着ておきます。

  まずは土曜日。
 
 今日の着物:花唐草塩沢単衣(ヤフオク)
 今日の帯:薔薇に小鳥刺繍絽名古屋帯(きもの・なかむら)
 今日の半襟:薄紫揚柳刺繍半襟(るびーぶる)
 今日の帯揚:草色に薄紫縞帯揚(chokoさん)
 今日の帯締:薄紫レース帯締(金沢の着物やで昔買った)
 今日の足袋:桃色薔薇模様足袋(まねきや)
 今日の草履:白レース草履(ヤフオク)
 今日の髪飾:ドライフラワー薔薇バレッタ(楽天)
 今日の根付:紅水晶薔薇(竹蔵龍)

 この日の単衣は塩沢紬。しゃりっと清涼感のあるこの生地は、これから暑さに向かう6月のものという気がして。
 このいでたちででかけたのは、乙女の殿堂タカラヅカ。にっぽんちゃん・mayさんと一緒です。mayさんは華やかなやわらかものに紫陽花の帯。
 
 花の道の木漏れ日の中を歩いて、まずはおなかごしらえ。しゃれた洋館でヌーベル・シノワの飲茶をいただきました。
 
 当然、飲むよね。昼だけど。

 
 おなかいっぱいになって宝塚大劇場。今回のお芝居はにっぽんちゃんご推薦の男役スター大空祐飛(ほんとにかっこよかった!)がネルソン提督を演じる『トラファルガー』。それに、ショー『ファンキーサンシャイン』
 
 夢の世界ですっかり癒され、いつものようにエネルギーをもらいました。宝塚を観ると、ほんとどうしてこう元気が出るのでしょう。にっぽんちゃん、いつもありがとう♪またよろしくねー!mayさん、また一緒に行こうねー。


 そして次の日、日曜日。
 
 今日の着物:藍型縮緬単衣(ヤフオク)
 今日の帯:大津絵名古屋帯(きむら)
 今日の半襟:薄紫揚柳刺繍半襟(るびーぶる)
 今日の帯揚:薄紫絽半襟(金沢の着物やで昔買った)
 今日の帯締:薄紫三部紐(直や)
 今日の帯留:お魚帯留(竹蔵龍)
 今日の足袋:薄紫銀杏柄足袋(分銅屋)
 今日の草履:パナマ台青花緒(ヤフオク台に松屋花緒)
 今日の簪:朧月(竹蔵龍)

 日曜日の単衣はなぜ水無月単衣かというと、この柄。杜若なんです。となると、やっぱりこっちの季節にしか着られません。…って、写真で見てもあまりわかりませんね。たぶん9月に着ても誰も気づかないでしょうけど、まぁこういう自己満足なこだわりがキモノの醍醐味かも。ルールはひとがそれを楽しむためにあるものですから。

 このいでたちで出かけたのは、吹奏楽のコンサート。キモノで吹奏楽、略してキモスイ。オットが所属する楽団の定期演奏会です。昨日に引き続きにっぽんちゃんと、ぶるちゃんがご一緒してくれました。
 オットの演奏を聴くときはいつもハラハラドキドキ…冒頭にソロがあった去年ほどではないにしろ、今回も緊張のひととき。『舞』をテーマに舞曲を並べたこの演奏会、楽しみはしましたが、無事終わるとほっとしましたー。にっぽんちゃんぶるちゃん、おつきあいありがとう。

 連続キモオデの先週末。なんだかとっても充実感です。
 そして、今週末もキモオデの予定。楽しいなあー。のうてんきー。
 


キモラクin今池末広亭

2010年05月06日 | 今日のキモノ

 連休最後の日5日は、名古屋は今池『玉寿司』末広の間にて開催された『南湖十番勝負』に行ってまいりました。お目当ては贔屓の笑福亭たまさん。ことりちゃん親子、mayさんtomoさんも一緒です。

 今日の着物:ピンク渦巻き小紋(ヤフオク)
 今日の帯:春の小川昼夜帯(ヤフオク)
 今日の半襟:水玉ポリハギレ(和裁の先生にいただく)
 今日の帯揚:白地線絞り帯揚(きむら)
 今日の帯締:赤にピンクラメ帯締(祖母のもの)
 今日の帯留:ピンクハート(おーこさん作)
 今日の足袋:ピンク薔薇小花(まねきや)
 今日の下駄:赤い花緒のじょじょ(松屋)
 今日の髪飾:薔薇バレッタ(楽天)

 今日もいつもとは違う髪形に結ってみたのですが…アップで写してもらったのを見たところ、毛タボが見えまくっていたので大きい写真はオミット。目指したのは前みっちゃんに結ってもらった『京セラドーム』だったのですが…やっぱりそうは上手くいきませんなあ。

 
 ことりちゃん&息子ちゃん。ことりちゃんの帯はたまさんにちなんだ水玉模様、ちなみに自作。いつもキュートです。息子ちゃん、最近はあんまりキモノを着てくれないらしい、ざんねん。
 
 mayさん&tomoさん。
 mayさんは伊勢木綿『2号』。このカラフルな木綿がわたくし、羨ましくてなりません。今はもう織元さんでも作っていないらしい…。
 そしてtomoさん。鰹縞の紬に帯は兜&鯉のぼり、帯留も鯉!お見事季節揃いです。これもまた、なんて羨ましい。帯は男の子用のアンティーク長襦袢から自作されたそう。天晴れ!

 会場の玉寿司さんでお寿司ランチをいただき、一番乗りで会場入りしました。さっそくかぶりつきに陣取ります。
 「看板入れて写真撮るよー」「はーい」



 高座の傍らには、こんな立派な甲冑と五月人形が。これらすべて、玉寿司の跡取り息子さんのためのものだそう。

 今日の演目です。
 水谷風鱗 「河村たかし物語」
 笑福亭たま「青菜」
 旭堂南湖 「那須余一」
  (中入り)
 笑福亭たま「憧れの人間国宝」
 旭堂南湖 「無筆の出世」

 まだ冷房の入らない室内は熱気が渦巻き。それに増して、縁者の熱気も感じられる時間でした。
 このむしむしと暑い空気の中で聴く『青菜』・・・たまらん。そしてはじめて聴く新作ネタ『憧れの人間国宝』は、放送禁止ネタがちょびっと入ってライブならではの楽しさでした。たまさん、相変わらずパワフルで面白い…けど、ノリがいまひとつ?こちらではアウェイ感を持ちながら演じてらっしゃるのかな?という感じも少し。

 それでもたっぷり楽しんで、終演後はお約束の甘いもの。
 
 キモノの話・お買い物の話。いろいろに話がはずんであっという間に時が経ちますね。
 なんだかみんなそれぞれに境遇が変わって、以前ほど頻繁に会えなくなってしまっています。長い付き合いだもの、密なときも疎なときもあるよね。それでもこうやって変わらず楽しい時間を過ごせることがほんとうにありがたいのです。


 そうそう、境遇が変わったといえば、わたくし連休の頭に近視手術の『レーシック』を受けました。物心ついたときから矯正なしで外出できないほどのド近眼だったのですが、今は裸眼でどこにでも行ける身です。木の葉っぱがいちまいいちまい見える幸せ。
 で、この日は手術5日目、まだ外出時には目を保護するサングラスが必要、ということでこういうかっこで外を歩いたりしておりました。あやしい。まぁ、あやしいかっこするのにはなれてますからわたくしはいいんですけど。

 

 裸眼のわたくしもどうぞよろしくお願いいたします(見かけは変わらないけど)。 





 
 


みゆき仲間と

2010年04月30日 | 今日のキモノ

 キモヅカの翌日、日曜日はお昼から宴会でした。もう10年ほどのつきあいになる『中島みゆき』ファン仲間。ひとりは赤子連れ。みんなカジュアルな洋服姿で来ることがわかっていたので、こういうときは木綿ですね♪

 今日の着物:片貝木綿2号(彩匠さんで反物を求めて和裁教室で縫った)
 今日の帯:市松チューリップ帯(きもの・なかむら)
 今日の半衿:薔薇の蕾ハギレ(和裁の先生にもらった)
 今日の帯揚:ココア色帯揚(近所の安売りやさんで買った)
 今日の帯締:大須骨董市
 今日の足袋:黒に白リボン(まねきや)
 今日の草履:コルク台黒銀市松花緒(松屋)
 今日の簪:ローズクォーツ桃簪(ヤフオク)

 今日はいつもとちょっとちがう形に髪を結ったので、メモ。


 昼から宴会したのは、名古屋駅近くのルーセントタワー内『ナゴヤオイスターバー』。生牡蠣・焼き牡蠣・牡蠣フライ・ガーリック焼きで7種類の牡蠣が味わえるコースが3300円というリーズナブルなお値段。しかも、お味も満足~♪産地ごとの味の違いも堪能いたしました。おしゃべりにも花が咲き、スパークリングワインが気持ちよく進みます。

 昼間っから気持ちよく酔っ払い、さらにカラオケで『みゆき』そのほか歌い倒して外に出るとまだ明るく。とっても背徳な気分で(ちなみにわたくしのIMEは背徳をハイ得と変換しました)外に出たことでありました。

 土日と遊び倒してエネルギー充填。やっぱり外に行かないと元気出ませんねえ、わたくしという女は。
 みなさま、今後ともどうぞお付き合いくださいませ。遊ぼう♪

 

 

 


なんちゃって束髪でシネマ歌舞伎『法界坊』

2010年03月22日 | 今日のキモノ

 先週の金曜日、久しぶりのmayさんとシネマ歌舞伎『法界坊』に行ってきました。
 あっという間に春めいた今日この頃。mayさんのブログに木蓮が咲き始めた報告があり、木蓮羽織を着なきゃ!ということから始まったコーデです。
  
 今日の着物:錦紗たんぽぽ蕨付け下げ(ヤフオク着物を洗い張り縫い直し)
 今日の帯;桜蕨昼夜帯(きものなかむら)
 今日の羽織:木蓮羽織(きものなかむら)
 今日の半衿:刺繍歌舞伎(ヤフオク凛)
 今日の帯揚:抹茶色縮緬(大須ワゴン)
 今日の帯締:黒に赤三分紐(玉やふちこま)
 今日の帯留:蛇戦国玉(玉やふちこま)
 今日の髪飾り:ワニバレッタ(リトルムーン)
 今日の羽織紐:白薔薇(ことりちゃん)
 今日の足袋:緑古典模様(まねきや)
 今日の草履:畳表龍村花緒草履(松屋)

 この羽織・・・とても気に入ってるんですけど、コーデが難しいんですよねえ。無難にするとつまんなくなっちゃうし、外してみると何か融けないし。今回は『融けない』になっちゃいました。もっとハジケた、『お嬢さま、お外に出てはいけません!』みたいな感じにしたかったんですが。

 で、今回はちょっと髪形が違うんですー。いつもの『なんちゃって耳かくし』を作りかけて、なんか違うことをやってみたくなって。で、今まで美容院でやってもらったアップを思い出しつつ作ってみましたこんな風に。

 えと、真ん中を取って根にして、んで前と後ろに毛タボを止めて、髪の毛で隠して、ピンで留めまくって、スプレーをごちゃまんとかけまくり。
 で、こんな風になりましたー。
 仔細に見ると毛タボが見えまくってたりするんですが、まぁお遊びお出かけには使えるかなと。あやしいところはワニに隠してもらいましたー。

 さて、久しぶりのmayさん。
 
 mayさんの帯も木蓮。期せずして木蓮繋がりなコーデになりました♪やっぱりわたくしたち、ココロが通じ合っているのねっ☆
 
 鏡になってる柱を利用してツーショット写真♪

 シネマ歌舞伎は、実際の舞台にカメラを入れた歌舞伎の映画。なので臨場感とともに、客席にいては見られない細かいところやアップの表情も見ることができます。
 この『法界坊』は、名古屋に『平成中村座』が来たときにmayさんと観て、たいへん感動したのです。さて、二度目になる今回は・・・やっぱり爆笑しちゃいました!すごい技をもっているひとたちが、観客を面白がらせるってことだけに集中してその技を披露する。なんかとっても贅沢な大爆笑。
 「面白かったねー」「また平成中村座、行こうね!」言い合って映画館を後にしたことでありました。
 
 鑑賞後のお食事。mayさんのうれしい笑顔も久しぶり。とても楽しい半日でした。やっぱりキモオデはいいなあ。また行こう!またおつきあいお願いねー。

 


らくごのはしご大阪名古屋

2010年02月28日 | 今日のキモノ

 金・土とらくごのはしごをして参りました。金曜日は大阪で笑福亭小つる師匠の『小つるのZAらくご』、土曜日は名古屋で桂こごろうさんの『こごろうの会』です。

 金曜日の小つる師匠の会『小つるのZAらくご』は、小つる師匠が『枝鶴』を襲名する10月までの会だそうで。その1回目の今回、わたくし贔屓の『笑福亭たま』さんも出演。小つる師匠とたまさんがダブルなら遠征でも!その気になりました。
 大阪だけどぎりぎり日帰りできる…と思っていましたらオットが「遅くなるくらいなら泊まっておいで」と。嬉しいなあー。そしたらご一緒してくれるmikaさんが「それならウチにお泊り」と誘ってくれました。なお嬉しいー。
 というわけで、二日間同じキモノでございます。
 
 今日の着物:復刻伊勢崎銘仙(ヤフオクの反物をお仕立て)
 今日の帯:鶴刺繍黒繻子帯(ヤフオクなないろ屋)
 今日の半衿:梅に鶯(和キッチュ)
 今日の帯揚:アイスブルー縮緬(祖母のもの)
 今日の帯締:水色平組(大須骨董市)
 今日の足袋:黄緑古典模様(一日目)薄紫雪兎(二日目)(ともにまねきや)
 今日の下駄:赤緑鎌倉彫台緑花緒(松屋)
 今日の簪:鼈甲に金の鶴(ヤフオク)
 今日の根付:シェル葉っぱ(覚王山の素材や)
 今日のコート:茶縞燕雨コート(コメ兵のを和裁教室で自分サイズに仕立て直し)

 一日目はないことに雨。わたくし、晴れ女なのにどうしたことか。でも、落語ですものキモノを着ずにいられようか。雨コートに和柄の16本骨傘で武装して出かけます。
 お天気よければたんぽぽ蕨柄の錦紗付け下げを着たかったのですが、雨なので銘仙で。でも帯だけは、小つる師匠に行くのですもの鶴の帯を締めました。

 まずは大阪にて『小つるのZA落語』
 
 道頓堀は『くいだおれビル』のライブハウス『ZAZAポケッツ』が会場。難波駅でmikaさんと待ち合わせ、くいだおれ太郎の横を通ってまずは3階で串カツ。もう1階上がると、受付にお世話人の方とまだ私服の小つる師匠が立っておられました。ちょっとおしゃべりして会場へ。「好きなひとはできるだけ近くにいる」のがわたくしの好み、まん前かぶりつきに席を占めます。
 この日の演目は
 千早ふる  林家染吉
 天神山   笑福亭小つる
 火炎太鼓  笑福亭たま  
 親子酒   笑福亭小つる

 『千早ふる』、江戸落語では聞いたことがありましたが上方のんは初めて。知ったかぶりご隠居の性格がちょっと違う感じなのですね。染吉さんの竜田川、なんかすっとぼけていて可愛かったです。
 『天神山』は先の枝鶴師匠の型だそうで、普通に演じると30分以上かかるネタを枝鶴師匠は12分で演った、というマクラからネタに入ると…これをどうやって12分で?という盛りだくさんの話、いろんな人が出てきて、幽霊もキツネも出てきて、やっぱりたっぷり30分以上楽しませてもらいました。
 たまさんの『火炎太鼓』は2回目、これが古典落語の火炎太鼓?というワイセツな火炎太鼓で、相変わらず大爆笑させてもらいました。はっはっは。
 そして『親子酒』。酔っぱらいをさせると小つる師匠はホントに面白い。唐辛子山盛りのうどんを食べてもだえ苦しむトコの百面相も…目に焼きついております。

 と、たーっぷり楽しんだ後はmikaさんご案内の日本酒バーでいろいろいただき、さらにmikaさんちでご主人や愛犬ポコちゃんと酒盛りをして、もりもりたくさんの一日目が終わりました。

 二日目。ふつかよい気味ながらしっかり朝ゴハンをいただき、近鉄電車で名古屋に向かいます。雨も綺麗に上がってぽかぽか陽気。晴れ女、こうでなくちゃね。
 この日もまた、かぶりつきでしたー。りらっくご席亭ことりちゃん、スタッフtomoさんフミさんも一緒です。
 
 こごろうさんは『りらっくご』でおなじみ、佐ん吉さんも前回来てもらいました。 
 『狸のサイコロ』この話って、狸のたぁちゃんがほんとに可愛い。今回のたぁちゃんは最後、天神さんになってましたー。
 『代脈』、羊羹に執着する『若先生』のサマがどうにも可笑しくって大笑いです。こごろうさん、どんどん弾けていく感じ。
 『桜の宮』いろいろに出てくる登場人物同士のかみあいがほんとに面白い。こごろうさんひとりしかいないでのに、ひとが何人もいるみたいです。
 
 終了後、こごろうさんに真ん中に来てもらってtomoさんと。『りらっくご』またよろしくーとご挨拶してお別れしました。

 大阪名古屋をまたにかけてらくごのはしごをした二日間。5人の噺家さんで落語7題。しっかりいっぱい楽しんで充電しましたー。お付き合いいただいたmikaさんことりちゃんtomoさんフミさんありがとう。
 大阪は行って見るとけっこう近い。またなんだかんだと遠征したいなあと思いました。今回はご一緒できなかった(泣)mayさん、次は一緒に行こうねー。
 

 


ヅラヅカ!

2010年02月22日 | 今日のキモノ

 20日の土曜日は中日劇場にかかっている宝塚月組の『紫子』に行ってまいりました!名古屋だけどヅカ。だからヅラ。こーんな頭で街を歩いてまいりました~。

 今日の着物:紫縞縮緬(ヤフオク)
 今日の帯:すみれたんぽぽ昼夜帯(きむら)
 今日の半襟:オレンジ小花刺繍半襟(きむら)
 今日の帯揚:紫水玉ハギレ(きむら)
 今日の帯締:紫三分紐(るびーぶる)
 今日の帯留:薔薇バレッタ(楽天)
 今日の足袋:ベージュ古典柄足袋(まねきや)
 今日の下駄:紫縞花緒畳表台(松屋)
 今日のコート:牡丹柄道中着(ヤフオク)

 髪型が変わると合うキモノもなんだか変わりますね。この頭だと『kimono姫』風かなぁ?でも、そういうの手持ちにない…。試行錯誤の末こうなりました。ちょっとモガって感じになって…るかしら?
 (鏡を見てなんだか『太ったすうちゃん』みたいだと思いましたが…)
 で、宝塚といえば『スミレの花咲く頃』というわけで、この帯、そしてヅカといえば薔薇なので帯留が薔薇。バレッタの帯留め利用、12月に桃葉さんところのパーティーでどなたかがなさっていたのをいただきました。


 ご一緒してくれたのはにっぽんちゃんにmayさん。
 mayさんもヅラ、念願のツインヅラです。椿模様の綸子訪問着が華やかです。
 にっぽんちゃんのお着物姿は久しぶりで嬉しい。ポップな銘仙が粋かわいい。そして髪には川北さんのサイコロトンボ玉が!

 ああやはり携帯のカメラではあんまり撮れない…とっても素敵に目立っていたのですわ。

 中日劇場、にっぽんちゃんのおかげで前から8列め中央寄りという大変よい席で見ることができました。

 さて『紫子』の幕が上がります。
 お芝居が始まった…と思ったら、すぐ横の通路に主役の人が現れてびっくり!舞台が近いので、花のかんばせも豪華な衣装もくっきりと見えます。タカラジェンヌ、肌が綺麗だなあ。
 安土桃山時代が舞台なので、姫ばかりでなく武将の衣装も豪華絢爛です。群舞も華やか!宝塚、和ものもいいですわー。

 実はこのお話『紫子~とりかえばや異聞』の原作、木原敏江の漫画をわたくし持っているのです。男勝りの美少女が病弱な兄に換わって武将になりすますというストーリーは宝塚にうってつけなのですが、木原敏江のあの独特な雰囲気…あっけらかんとドライな感じは宝塚の雰囲気とはずいぶん違い、どうなるのかなぁと思っていました。

 宝塚歌劇の特徴(とわたくしが感じていること)は、『愛を謳いあげる』こと。登場人物たちがもうもう情緒的にロマンチックに前向きに愛を謳う、その圧倒的に向日性なエネルギーがシャワーのように降り注ぎ、有無を言わさぬパワーで元気づけてくれる、それがわたくしにとって宝塚の何よりの魅力です。

 木原敏江作品はそういうのとは少し異質。登場人物はみなどこか、自分を突き放して第三者的に見ているような冷めた雰囲気をまとっている。

 そう思いつつ見た『紫子』…わたくしの感じでは、かなり『木原敏江』風になっているように感じられました。
 ラストシーン、主人公が恋人と互いの剣で自決する場面。ライトもセットも赤々と燃え上がる悲壮な場面。そこで主人公は「短い人生だったなあ。でも、楽しかったからまあいいや」と、ぽん、と突き放したように言うのです。
 この、おぼれない感じ。ちょっと異質な感じ。

 でも、それが悪かったというのではないのです。
 それが不思議な味になって、この悲劇を救っているように感じられました。こういう宝塚もあるんだ。たいへん面白かったです。

 第2部はダンスショー。これはもう、宝塚!という感じです。席が近いから迫力もすごい!男役娘役各トップの人、なんて踊りが上手なんでしょう。
 宝塚大劇場ではないので、ラストの階段は半分の高さでしたが、十分満足、元気ももらって中日劇場を後にしたことでした。
 
 楽しかったね!

 さて、そのあとはおなじみ加寿也へ!
 時間がないから駆け足でしたが、突き出しの山菜天ぷらに始まって自家製厚揚げ・出し巻き卵と絶品モノをいただきました。

 顔を隠しちゃうのがホントに惜しい、美味しいいいお顔。


 お酒は『紫の英君』のほか、偶然居合わせた酒友・酔っぱらいくまさんが『英君大吟醸』『萩錦大吟醸』をお裾分けしてくれました♪ありがとー。
 美味しい料理美味しいお酒を楽しみつつ、今日の感動を言い合ったりこれからの楽しいことを話し合ったり。幸せだーーー。


 途中から女将さんも加わっておしゃべりに花が咲き…たいへん名残惜しかったのですが電車の時間もあるので〆にうにまぐろ丼(mayさんにっぽんちゃんはうにしらす丼)をいただいて、後ろ髪を引かれつつ店を後にしたのでした。

 次の宝塚は4月。その前にシネマ歌舞伎も来るし、行こうよね。にっぽんちゃん所蔵のヅカDVDを観る『乙女会』もしなきゃ。…楽しい予定がどんどん決まっていきます。
 さあ、明日から元気出してまた生きていきましょうーーー。


 意外と使える『ヅラ』。暑くなる前にもう一回くらいキモヅラお出かけしたいなあ。


いきなりヅカ♪

2010年01月27日 | 今日のキモノ

 そもそも17日(日)はmayさんと伊勢木綿を見に行くつもりだったのです。でも、問い合わせたところお店のご主人が不在の日で。
 「どうする?」「ヅカ、とか」「席あるかしら?」ダメモトで調べたところ『残りわずか』の表表示…席がある!「よし、行きましょう!」。あっという間に3日後のヅカ行き決定。フットワークのよい友達って素敵。
 演目は星組『ハプスブルグの宝剣』。わたくしには初めてのドレスものです。期待していそいそ、キモノを選びました。

 今日の着物:雪持ち南天訪問着(きもの・なかむらで購入、洗い張り縫い直し)
 今日の帯:源氏香袋帯(ヤフオク)
 今日の半襟:鶴刺繍半襟(大須骨董市)
 今日の帯揚:山吹朱色波柄ハギレ(古布庵)
 今日の帯締:橙青平組(ヤフオク)
 今日の足袋:杵屋白足袋(広島の杵屋)
 今日の草履:黒に銀雪輪(ヤフオク)
 今日の簪:鼈甲に螺鈿櫛(きむら)
 今日のコート:カシミアミンクマント(独身時代のキヨブタ)

 mayさんは三重からわたくしは愛知から。mayさんが京橋から乗った電車にわたくしは尼崎から乗り込む、という待ち合わせ。

 あれ?mayさんの髪、茶髪でショートになってます。髪切った?染めた?「ふっふっふ、ヅラだよーーん。ヅカにヅラ!」にんまり笑うmayさん。やられましたーー。わたくしも思いつけばよかった。ツインヅカヅラだったらもっと笑えたのにー。

 ヅラmayさんと。

 mayさんはフランス布の帯もヅカに合わせてます。やるなあっ。

 『ハプスブルグの宝剣』…女帝マリア・テレジアが若い頃のオーストリア宮廷が舞台。これぞ宝塚!という感じの豪華絢爛なドレスが舞台にあふれます。リボンとフリルとレース、キラキラでヒラヒラです!女性だけでなく男性も、髪を長く伸ばしてくるくるさせて、服だってキラキラです。あああこれぞヅカだーーー。
 物語はユダヤ人が虐げられている場面や主人公の苦悩の場面が意外と長く、ロマンスがちょっと足りなかったりといまひとつ酔えないところもありましたが、何はともあれゴージャスフェミニンな世界、乾いた心が潤っていくのを感じますーー。ヅカはいいなあ。

 幕間のあと第2部はショータイム『ボレロ』。次から次へとまた、目も絢な衣装でキレのいいダンスが披露されます。
 クライマックスはラベルの『ボレロ』のダンス。トップの男役のダイナミックなダンス、そしてそれを盛り立てる一糸乱れぬ群舞。『愛と悲しみのボレロ』で観たバレエの踊りとはまた違って、宝塚らしい華やかさが加わった素敵な踊りでした。音楽も、原曲をより派手にアレンジしていて、ああ宝塚だなあーという感じ。

 そして、恒例新人のロケットダンス。初々しいタカラジェンヌが舞台の端から端までずらりと並んで、きれいな脚を惜しげもなく見せて踊っている・・・のを観ていて、わたくし不覚にもなんだか涙ぐんでしまいました。ああ、いのちって綺麗だなあ…の思いがどうにも胸を打ったのです。ふふ、わたくしもとしをとったってことかしらね。


 終演後、会場のレストランで『スミレランチ』をいただきました。mayさんの笑顔。わたくしもにぱにぱ笑っていたと思います。いい気分で「よかったねえー」を言い合いました。
 ほんと、タカラヅカを観ると、なんだか元気になります。楽しかったねえ。また一緒に行こうねえー。

 食事を終えると、もう次の上演が始まっていてロビーは閑散としていました。
 片隅の画面では、予告編やインタビューを放送中。「次はこれも観たいねえ」

 会場内には『タカラヅカの衣装を着て舞台メイクをして写真を撮る』スタジオもあり。「つぎはこれをしようね!」と誓い合ったことでありました。やっぱ着るならマリーアントワネットとオスカルかしら?

 衣装着るとなるとキモノでは脱ぎ着が大変かなあ。でもヅカはやっぱりキモノで行きたいよね。どうしましょ。そんな話をしながら、宝塚を後にしたことでありました。
 mayさん、ご一緒してくれてありがとう。また行こうねえー。元気をもらった一日でした。


 宝塚は広告もヅカでした! 


高松雑煮をいただきます♪

2010年01月25日 | 今日のキモノ

  カテゴリ『今日のキモノ』だというのに、キモノの写真がほとんどありません~。
  1月10日、ぶるちゃんにお招きいただき、mayさんと一緒にご主人の郷土高松のお雑煮をいただきに行きました。
  高松のお雑煮。それは『白味噌のお出汁にアンコ入りの御餅』!!
  こーんな変わったお雑煮が、という話題に必ず登場する高松雑煮、いかに?

 今日の着物:桃色飛び柄紬(ヤフオク)
 今日の帯:牡丹柄黒繻子名古屋帯(mikaさんにいただく)
 今日の半衿:黒錦紗松竹梅ハギレ(義母にもらった)
 今日の帯揚:ピンク蝶々ハギレ(きむら)
 今日の帯揚:黄緑うねうね三分紐(前からあった)
 今日の帯留:伊勢海老(きママ作)
 今日の足袋:薄紫銀杏(京都分銅屋)
 今日の下駄:赤い花緒のじょじょ(松屋)
 今日のコート:銘仙鈴蘭道中着(祖母の羽織を解いて和裁教室で)

 ふふ、コーデは書いておかないと…キモノの写真、これだけなんです。
 普段着着物にちょっとだけお正月テイスト。

 
 これが噂の高松雑煮、ぶるちゃん作。
 アンコのお餅が白味噌と意外なマリアージュ♪変り種と思いきや、普通にきちんと美味しかったのです。青海苔もアクセントになってイイ!

 わたくしは広島出身ですが、親は関西系。というわけでお雑煮は関西風の白味噌にお出汁が広島風にいりこ、そして具に牡蠣が入ります。
 各地にいろんなお雑煮があるの、楽しいですね。来年はお雑煮パーティーしたいな。

  
 
 高松お雑煮の他、ぶるちゃん丹精のおかずいろいろ、それにご主人がダッチオーブンで焼いてくださった鶏など、美味しいものをたくさんいただきましたー。

 途中からオーイワさんイイダさんもみえて、おしゃべりにも花が咲き。楽しい時間でした。ぶるちゃん、ご主人様、どうもありがとうございました。
 
 ぶるちゃんちの愛犬タップくんにもいっぱい遊んでもらいました。癒されました~。

 


初詣・初おでかけ

2010年01月15日 | 今日のキモノ

 9日の日曜日、近所の神社に初詣に行ってまいりました。
 お正月はでぶしょうがつだったので、これが初めてのお出かけ。お正月っぽいコーデってかんじでキモノを着ました。
 
 今日の着物:青色梅小紋(ヤフオク着物を洗い張り自分サイズに縫い直し)
 今日の羽織:紅色椿柄長羽織(ヤフオク)
 今日の羽織紐:象牙色バラ(ことりちゃんにいただく)
 今日の帯:松竹梅鶴名古屋帯(ヤフオク)
 今日の半衿:白塩瀬(長じゅばんについてた)
 今日の帯揚:水色絞り帯揚(祖母のもの)
 今日の帯締:赤絞り丸ぐけ(自作)
 今日の簪:鶴鼈甲簪
 今日の足袋:紫銀杏足袋(京都分銅屋)
 今日の下駄:赤い花緒のじょじょ(松屋)

 今日の着物は仕立て直したものの初おろし。お正月に新しいものを着ると気持ちがいいですわ。そしてやっぱり自分サイズは着易い。
 新しいものといえば、オットも新しく買ったレンズの、今回が初使いだったのでした。なので自動的に大量の写真を撮ってもらいましたー。オット構図そのまま、ノートリミングで紹介させてくださいませ。
 

 

 

 

 オットの写真を楽しみにこのブログを見てくださっている方もいらっしゃるようで、ありがたいことでございます。
 
 大量に撮ってもらった写真の中には、「わーわたくしじゃないみたい」な奇跡の一枚的に表情のよい写真もあって、それも見ていただきたいのですが・・・全世界に向けて自分の顔をさらす勇気はないので「へのへの」にしちゃってます。ちょっと残念なのでした。
 
 今年もいろいろ撮ってもらう予定です。
 どうぞよろしく~>オット。
 そして、みなさまも写りにいらっしゃいませんこと?


ハツキモ!

2010年01月02日 | 今日のキモノ

 あけましておめでとうございます。葉です。どこにも行かないでぶしょうがつを送っております。
 こんなことではいけない!一念発起、とりあえずキモノを着てみました。

 今日の着物:縮緬牡丹訪問着(きむら)
 今日の帯:朱色花流水名古屋帯(きむら)
 今日の半衿:松鶴刺繍半衿(大須骨董市)
 今日の帯揚:紫白水玉ハギレ(きむら)
 今日の帯締:紫三分紐(るびーぶる)
 今日の帯留:金梅花(竹蔵龍)
 今日の簪:金トンボ玉(玉やふちこま)
 今日の足袋:紫銀杏足袋(分銅屋)

 この着物、おととし大垣でお花見したときに着た着物です。お袖が長いのでおめでたい感じで着てみました。
 が。
 ・・・着にくい。
 わたくしは衿を抜き気味に着るのですが、この着物サイズが小さいのでみやつ口が上にあがっちゃって、こーりんベルトの位置が決まらなくって。
 お袖と身幅の感じも違うし。
 長襦袢もなんだか・・・。

 キモノを着初めの頃は、アンティークの小さいキモノを無理矢理着るのが普通だったのです。腰紐を低めに結んで、裄が足りないのは半衿をがばちょと出したりして、なんとかかんとか調節して着ていました。その頃はそれが普通だったのでなんとも思わなかったのですが。

 最近になって、気に入ったアンティークは洗い張りして自分サイズに縫い直しして着るのを覚えて、おおこれは着易いわぁーとそればっかりになっていました。
 そして、いつのまにかそれが普通になっていたのですね。
  
 お読みの皆様にはもうとっくに周知のこととは思いますが、自分のサイズのキモノってやっぱりいいですね。
 このキモノはとても気に入っているのです、これも早いうちに自分サイズに直そう!と強く思いました。
 手持ちのお気に入りはもう自分サイズに直そう。新しいものを買うよりもそっちにお金を使うんだい。箪笥もいっぱいだし。・・・ってこれ、去年も言ったような気もするのですが、誓いを新たにしたことでありました。(守れるのか?)
 
 ところでこのキモノ、改めて見るとあちこちに『五枚笹』模様がありました。
 五枚笹と言えば、笑福亭の紋。今年、贔屓の笑福亭小つる師匠が『枝鶴』を襲名なさいます。わたくし、できるだけおっかけする所存。そのときの衣装に活躍してくれそうで、新年から嬉しかったのでした。
 半衿も『鶴』の刺繍。これもまた、おっかけ要員です♪


 昨年は後半から生業が忙しくなり、時間よりも気持ちの余裕がなくって更新が滞るようになってしまいました。毎日見に来てくださっている方もいらっしゃるのに申し訳なく、一時はもう閉鎖しようかとも考えましたが、やはりこのブログでキモノライフをお話させていただくのはわたくしにとっても大切なことと思い直しました。
 というわけで、今年も細々とキモノの報告をさせていただきたいと思っています。きっとまた滞りつつということになるでしょうが、どうぞご容赦くださいませ。
 今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 


りらっくご3

2009年12月17日 | 今日のキモノ
 我が友ことりちゃんの情熱から成る落語会「りらっくご」も、すでに3回目となりました。

 ・・・って、これまたもう1ヵ月半も前の話です。すみませんすみません。
 11月8日、安城市文化会館和室にて、りらっくご3が開催されました。この日は結婚式の翌日。そのまんま美容院頭で臨みました。
 スタッフ女子は全員キモノです!



 今日の着物:紫白市松お召し(ヤフオクで購入、和裁工房まゆで自分サイズに縫い直し)
 今日の帯:リバーシブル蝶昼夜帯(ヤフオク購入の羽織からカクマさんに作ってもらった)
 今日の半襟:秋の味覚ハギレ(きむら)
 今日の帯揚:白地斜め絞り帯揚げ(きむら)
 今日の帯締:橙青雪輪帯締(ヤフオク)
 今日の簪:赤花トンボ玉(玉やふちこま)
 今日の足袋:薄紫銀杏(分銅屋)
 今日の下駄:歌舞伎鎌倉台緑花緒(松屋)

 スタッフのキモノ女子、5人5色の着こなしでございます。
 スタッフもキモノなら、お客様にもキモノの方が多いのが『りらっくご』名物のひとつ。ぶるちゃんご夫妻や三重のサリイさんとお友達、『るびーぶる』のセイコさんなど、あでやかな着姿で会場に花を添えてくださいました。

 さあ、朝方に集合して会場の準備・・・3回目ともなるともう慣れたもの。あっという間に高座を組み上げて後はこごろうさんたちの到着を待つばかりとなります。
 おみえになって、ちゃっちゃと点検。OK!というわけでお客様をお迎えする準備も整い…さぁ、『りらっくご3』が始まります!

 
 トップバッターは桂佐ん吉さん、演ずるは『田楽喰らい』
 「ん」の数だけ田楽が食べられる、ということで考えるけれども変なのばっかり出てきて…思わずくすっと笑っちゃう『ボケ』に続いては、たたみかけるようにテンポよく口跡よろしく語られる「ん」の字のつく言葉!タンタン!と気持ちよく乗せられて会場がいい感じに温まっていきます。

 
 ここから、ことりちゃんが急遽お茶子に!めくりが大きいのかことりちゃんがちっちゃいのか、背伸びして自ら書いた寄席文字のめくりをめくることりちゃん。

 
 お次は笑福亭生喬さん 『笠碁』。
 下手の横好き同士の幼馴染で碁敵じいさんの、意地の張り合いの巻。言葉とは裏腹の気持ちがにじみ出てくるさまが何とも面白く、おかしい。
 ことに、仲たがいの後たまらず雨の中笠をかぶって様子を伺いに来た友達じいさんを、家の中からじいさんがじっと目で追うシーン。ひとこともセリフのないその間、その微妙な表情から、家の中にいるじいさんの気持ちから外にいるじいさんの行動まで目に見えるように伝わってくるのです。
 その長い間のあいだ、お客さんたちはみんな息をつめて演者を見つめます。と、生喬さんが「ふっ」と視線だけを横に流す、と、客席からは「どっ」と笑いが。生喬さんの目の演技、すごい。そして、こんな風に集中するお客さんもすごい。りらっくご、3回目にしてこんないい会になりましたーー。

 
 落語のトリは、おなじみ桂こごろうさん 『阿弥陀ヶ池』
 さきほどの生喬さんが『静』の極みを見せてくださったのと好対照、こごろうさんの『阿弥陀ヶ池』はもう、『動』の極みといってもいい弾けっぷりでした!
 もうもう、高座も崩れんばかりの大熱演!「さっと体(たい)をかわして」が出てこずに、「ほらほら!えべっさんの持っている!」「釣竿か」「その先の!」「針か」「そのまた先の!」「餌か」じれじれして身をよじるその仕草その表情に大爆笑。騙したつもりが大事になって大騒ぎ・・・のあげく「うそでーす!」と飛び上がらんばかりに手を広げ、会場中から大きな大きな笑いの声が上がりました!あー面白かった!!

 
 最後のトークのコーナー。いつもはこごろうさんが進行役をやってくれるのですが、なんのせ『阿弥陀ヶ池』の大熱演の直後、息が上がっちゃって・・・ということで生喬さんが進行役をなさいました。
 ひっくり返って笑ったさっきまでをほっこりと適温に戻すような、ほんわかトーク。同期だというこごろうさんと生喬さんの話や『笠碁』の裏話なんかも聞けて、楽しい時間でした。

 このあと恒例の打ち上げもあったのですが、残念ながらわたくしは所用により参加できませんでした。そこではさらにいろんな話や、この前「七緒」にも載った生喬さんからキモノ話なども出たとのこと、行きたかったなー。

 『りらっくご3』ほんとによく笑う、楽しい会でした。
 噺家さんの熱演にお客がひきこまれ、お客の熱中に応えて噺家さんがさらに熱演してくださる。素敵な会になりました。うれしいね、ことりちゃん!

 『りらっくご』こんな落語会です。お読みの皆様、いちど足をお運びになりませんか?
 次回『りらっくご4』は5月30日(日)。安城市文化会館和室にて開催いたします。お申し込みはことりちゃんの『りらっくごブログ』にて受け付けます。どうぞよろしくー。