キはキモノのキ

キモノ‥愛してます

義経千本桜!

2007年10月14日 | 今日のキモノ

 今日は名古屋御園座にて歌舞伎鑑賞です。二度目の歌舞伎。前回もとても楽しかったので、期待に満ちてでかけます。
  
 今日の着物:「壇ノ浦」(きむら・15000円)
 今日の帯:菊流水アンティーク染め名古屋(すうざんや1000円)
 今日の半襟:菊葉塩瀬(大須骨董市ハギレ250円)
 今日の帯揚:桃色桜模様(大須骨董市ハギレ1000円)
 今日の帯締:桃青雪輪(ヤフオク1000円)
 今日の足袋:ベージュ古典柄(まねきや980円)
 今日の草履:酒袋台すうちゃんお見立て花緒(松屋バーゲン6000円)
 今日の簪:鼈甲蒔絵バレッタ(昔から持っていた・値段忘れた)

 着物で歌舞伎に行く時の楽しみは、演目やひいきの役者にちなんだコーデ。というわけで、キモノは『義経千本桜』→義経といえば壇ノ浦の合戦、との連想から、この日のために買ったような『壇ノ浦』に迷わず決まりました。
 そうなると帯は‥『桜』の帯?とも思いましたが、さすがに季節外れを堂々と締めていくのもはばかられ(って、誰も私のことなど気にしていない気もしますが、まあここは自意識全開で)、季節と役者で菊柄の帯にしました。古典的な雰囲気もキモノに合っているし、との自画自賛(この帯アンティークとて短く、柄を出すのに苦労しました。普通に結ぶと『梅』が出てしまってなんやわからんことになってしまうんですもの)。あとで思ったら『海老』でもよかったなあ。

 待ち合わせは会場、御園座前。
 キモノでの歌舞伎鑑賞。歌舞伎座や南座であれば、玄人さんや良家の奥様など本格的にキモノに凝っている人たちがこの日とばかりに妍を競う、というイメージがあり、お気楽なキモノ好きはびびってしまいそうですが、そこは御園座。雰囲気、ゆるいです。リラックスして、いつもの調子のわたくしたち。
 
 それぞれ、今日のナニカを入れたコーディネイトです。
 すうちゃんは歌舞伎には行かないけれど、大須の帰りに会いに来てくれました。そして、半襟にちらりと桜。会えて嬉しかったわ!
 そして、まだあと4人いるのです。大勢過ぎて全員の写真がない~。
 
 劇場内にて。

 今日の演目は『鳴神』『達陀』そして『義経千本桜』。
 『鳴神』は、美女が色仕掛けで仙人を落とす話。菊之助の雲の絶間の姫の色っぽいこと。さすが夜の部(?)。團十郎の後半の荒事も見事。
 『達陀』は舞踊劇、修二会に題材を得た僧の群舞が迫力です。ほんで、ここでもおんなの色香に迷う、といった主題が。さすが夜の部(??)。
 
 
 幕間の楽しみは、御園座名物最中アイス。皮がぱりっとして、中のアイスもとても美味しい。なので、みっつも食べたひとがいます~。

 そして、『義経千本桜』。義経が白塗りでちょんまげ結って、豊臣秀吉みたいなかっこで現れたときにはどうしようかと思いましたが‥狐忠信の登場で一気にお芝居の世界へ。海老蔵の狐忠信、しぐさといい目つきといい台詞回しといい、まさに人ならぬものの雰囲気です。
 実はこのお話、落語の『猫の忠信』の方を私は先に聴いていまして‥なるほど、あの元ネタはコレかぁ、という関心もありつつ見ていました。
 早代わり、思わぬところからの登場、そして宙乗りの狐六方。けれんみたっぷりの世界を堪能しました。最後は二階席の私たちのところまでずーっと飛んで来てくれた海老蔵サマ。花吹雪舞散るなか中で見得を切り、、まさに歌舞伎!

 
 終演後、床に舞い散った花びらをひろってかばんに入れつつ、「楽しかった~」「海老蔵と目が合ったわ!」などなど言い交わしつつ。
 
 外はもうすっかり夜。現実に戻るとそれぞれいろいろありますが‥夢の世界に元気をもらって帰るわたくしたち。

 チケットをお世話してくれたにっぽんちゃん、いつもありがとう。チケットだけでなく、食事など、限られた時間を効率よく使えるように引率もしてくれて。とても感謝です。こんどの御園座は4月。またみんなでキモノ着て行けたらな~と思っています。どうぞどうぞ、またよろしくお願いいたします。

 

 

 


ばかおばの肖像

2007年10月09日 | キモノとわたくし

 実家にて、見つけました!めいこに着せたキモノをわたくしが着ている写真です。
 
 ばかおば、このとき10歳。お正月にキモノを着たくて、母の箪笥から発掘したのでした。着せてもらって嬉しかったなあ。

 この少女、数十年後にこんなんなっちゃうとは、ぜ~んぜん予想していなかっただろうなあ。今のわたくしを知ったら…喜ぶか怒るか悲しむか笑うか!?