先週のこと、mayさんと『名古屋平成中村座』に行ってまいりました!
演目はエンタメの女王にっぽんちゃんおすすめの『法界坊』です。さらに、ないことに席は『松』!花道近く、前から4列目の席!!
こんなセレブな芝居見物ができるのは、生涯初めてです。気合いを入れて、テーマは『おセレブ』でコーデいたしました。
今日の着物:雪輪紋京紫縮緬色無地(ヤフオク)
今日の帯:亀甲菊柄昼夜帯(ヤフオク)
今日の半衿:源氏香刺繍半衿(きむら)
今日の帯揚:クリーム色秋草模様ハギレ(大須骨董市)
今日の帯締:黄緑細め帯締(祖母のもの)
今日の帯留:ねじねじトンボ玉(玉やふちこま)
今日の足袋:杵屋白足袋(広島杵屋)
今日の草履:畳表台龍村花緒(松屋)
今日の簪:赤花トンボ玉(玉やふちこま)
今日の鞄:紫古布がまぐち(島工房)
おセレブ…と言いつつ着物と帯はヤフオクの数千円ものですが(汗)、何と言ってもふちこまさんの『ねじねじトンボ玉』♪初使いです。これでコーデが数レベルアップ!と思う。
更に、足元は松屋でキヨブタの畳表。もうすっかり心はセレブです。着物は3000円でも。
名古屋平成中村座は、名古屋城の中に小屋掛けしています。近づくと、のぼりがずら~り。
チケットを見せて門を入ると、塀の中はたいへんな賑わいでした。おみやげ物やさん、おべんとやさん。
でも、思ったよりもキモノの人は多くありません。初日は玄人さんみたいな方が沢山みえたそうですが、中日だとだいぶ落ち着いたのでしょうか。それでも昂揚した人が沢山いると気持ちも浮き立ちます。
「いやほんがいど」を借りて、さっそく中に入ります。
思ったよりも小ぢんまりとした造り。私たちの席は前から4番目なので、ほんとうに舞台が近い。座る席ですが座椅子がわりと間隔を取って置いてあるので楽ちんです。さすが『松』席。おセレブ気分で扇子をぱたぱた…けっこう暑いんです。
いよいよ幕が開きます!ほんとに近いなあ~。着物の模様や細かな表情の変化までくっきりと見えます。
おセレブ気分でうっとり~…している間もなく、舞台ではお下劣ギャグが炸裂!ドリフのコントを思わせるぶっちゃけたシーンの連続!そうそう、江戸時代の歌舞伎は庶民のエンターテイメントですもの、オツに澄ましてなんかいられませんわ。
美女お組を巡る恋の鞘当、お家再興のお宝『鯉魚の軸』をめぐるやりとりの間に散りばめられるギャグ&アクション。それが朗々たる滑舌とびしっと決まった所作にて繰り広げられる、それはもう最上のエンターテイメント。
笑い転げた前半から、後半に至ると舞台では早変わり・ひとり二面の演じわけなどの超絶技巧が惜しげなく披露され、瞬きするのも惜しいような驚きの連続。大立ち回りの後のクライマックスでは、地の利を生かしたびっくりするような演出もあり…ふりそそぐ花びらと蜘蛛の糸の中で、「すごいね」「ほんと、すごいすごい」ただただ感動のわたくしどもでした。
何度もカーテンコール、最後はスタンディングオベーション!夢のような時間があっというまに過ぎていきました。ホント、来てよかった!!
感動さめやらぬまま、フォトナム&メイソンでハイティー。おセレブですもの。
この三段重ねは気持ちが飛んでないとなかなか注文できません(笑)。紅茶はダージリンのファーストフラッシュ。いい香りです。
あれこれおしゃべりし、途中から骨董市帰りのtomoさんも加わってさらにおしゃべり。豪華で楽しい一日でした。
名古屋平成中村座。本当に愉しいお芝居でした。にっぽんちゃん、どうもありがとう!