キはキモノのキ

キモノ‥愛してます

7人でキモヅカ!

2010年08月20日 | 今日のキモノ

 先週の土曜日、エンタメの女王にっぽんちゃんのお誘いで宝塚に行ってまいりました。演目は『麗しのサブリナ』です。

 今日の着物:赤白流水夏お召し(ヤフオク大四つ身を和裁教室で縫い直し)
 今日の帯:金魚刺繍帯(きもの・なかむら)
 今日の半衿:水色地紫花絽ハギレ(大須骨董市)
 今日の帯揚:水色地紫花ハギレ(大須骨董市)
 今日の帯締:ぷっくりお花の三分紐紫(すずめのトランク)
 今日の足袋:黒地白小花足袋(まねきや)
 今日の下駄:白木台紫青花緒下駄(CHOKOさん)
 今日の簪:赤花トンボ玉(ふちこまさん)

 今日はお宝帯の初下ろしなのです。きもの・なかむらさんでキヨブタの金魚刺繍帯。今日はいつものにっぽんちゃんmayさんだけでなく、宝塚で関西キモノ女子とも合流して大勢になるということで、きばってお洒落いたしました。



 じゃん!総勢7人のキモノ女子!!壮観でございましょ。
 大階段に並んで写真を撮ろうとしていましたら、すぐにどこかの紳士が『撮りましょうか』と声をかけてくださいました。ふふふ~。
 でも、こうして見ると、皆さん正統派の白襟白足袋なのに、わたくしひとりでふざけたかっこをしております…。まぁ、心弾みのなせるわざとお許しくださいませ。
 自分の着姿は自分の目には入らないものですから、わたくしキモノ美女に囲まれてとってもいい気分でしたわ。こころなしか、行き交う人たちにも注目されていた気がする♪

 演目『麗しのサブリナ』は、オードリーヘップバーン主演の往年の名画と同じもの。ヒロイン・サブリナの若々しい元気な動きや、舞踏会での可憐なドレスがとってもヘップバーンっぽい。
 物語は、ふたりの男性の間でゆれる乙女心。楽しい劇でしたが、宝塚にはどっちかというと『壮大なロマン』!ってドラマの方が似合うかな?

 幕間にはロビーのカフェで甘いもんをいただきつつヅカ談義。



 にっぽんちゃん、初対面のマダムともヅカ話で大いに盛り上がり。こけしさんも昔からのファンでいらっしゃる、Wさんにもご贔屓がおられるよう。
 『楽しいなあ』とはとっても思いつつまだ名前も覚えきらんわたくし、聞いているだけでいろんなことがわかってより楽しい。やっぱり、ファンのひとがいるといろいろ細かいところ裏話などどんどん出てくるもんですねー。

 第2部のショーは正統派の大盛り上がり。男役の群舞はくらくらしちゃうくらいの迫力です。
 そして、クライマックス。ロケットダンスから主役ふたりのデュエット、そして大階段。これですべてが赦される、すごいパワーが舞台から伝わってきて、また元気になる。宝塚の醍醐味。

 「よかったわね~」
 感動をかみしめつつ、カフェでひとしきりおしゃべりし(いろんなつっこみで爆笑もしつつ)、元気をもらって帰途に着いたことでありました。

 うん、宝塚はいいです。キモノ女子と一緒だとなおいい。キモノ女子が団体だともっといい。こんどは団体割引になっちゃうくらいの勢いで行きたいね~と、言い合っておりました。にっぽんちゃん、どうもありがとう。
 そして、おつきあいいただいたキモノ女子の方々、ほんとうに楽しかったです!またぜひ、ご一緒してくださいませ~。

 
 

 


金沢で花火と落語♪笑福亭小つるのき楽寄席

2010年08月12日 | キモノイベント

 8月7日、金沢市民芸術村『里山の家』にて、おなじみ『笑福亭小つるのき楽寄席』が開催されました。わたくし、いつものお茶子です(そしてオットはカメラマン)。
 き楽寄席の『き』は『きもの』の『き』でもあり。名物、女性スタッフの着物姿。


 今日の着物:かぶとむし(ベルさんにいただく)
 今日の帯:抱き茗荷(ヤフオク)
 今日の半衿:白絽半衿(長襦袢についてた)
 今日の帯揚:青花ハギレ(大須骨董市)
 今日の帯締:ぷっくり小花の三分紐青(すずめのトランク)
 今日の帯留:紅白鶴(ことりちゃんにいただく)
 今日の足袋:麻白足袋(まねきや)
 今日の下駄:赤緑鎌倉彫台緑花緒(松屋)
 今日の簪:風鈴金魚鉢(園芸屋で買った小さい風鈴から自作)



 この着物…師匠もスタッフのみんなにも、見るなり笑ってもらえましたー。嬉しい嬉しい。
 笑える着物はできるだけ人目に触れるところで着たいもの。それに今日のき楽寄席は、前の邦楽ホールと違って気持ちも楽ちんな里山の家だし。春團治師匠仁鶴師匠の前ならこんなふざけたかっこはできませんが、小つる師匠だし。お祭り気分でいてもいいかーと思って、このいでたちとなりました。


  これから始まる落語会の打ち合わせもそこそこに、次回の襲名披露の話。この『き楽寄席』世話人一同で、後ろ幕を贈るのです。デザインは既に決まり、色をどうするかの話し合い。ああ、『笑福亭枝鶴』襲名しはるんやなぁ…という気持ちがひたひたと押し寄せてきます。

 リラックスしたまま、さぁ開演です。お客様の入りもまずまず。
 客席と高座の近いこの寄席、師匠も親しくおしゃべりするようなマクラから、一席目は『平林』。前座噺をベテランがやるとどうなるか?という席亭なぁさんのマニヤなリクエストにより選ばれたそうで。

 そういえば、今から12年ほど前に初めてナマで落語を聞いたとき。それがこの『平林』、演ずるは同じく小つる師匠でした。それまでわたくしの人生とは全く接点がなかった落語、これがはまっていくきっかけだったのでした。面白かった!
 そして今また聴く『平林』。こんなにたくさんの個性豊かな人々が登場する噺だったのですね。最後に踊りだしちゃう貞吉の、これまた陽気なことといったら。

 中入りでなぁさんトークをはさんで二席目は『ろくろっ首』。怪談噺かと思いきや、怖いより笑いが前に出てくるのが上方落語♪

 ちょっとえっちで楽しい噺、会場もくすりと笑ったりにやりと笑ったり、最後はアハハの気持ちいい時間でした。今回も良く笑った♪

 そのあとはお楽しみ抽選会。小つる師匠の手ぬぐいや、先代の枝鶴師匠が襲名したときの手ぬぐいなんて貴重品も出たりして、大盛り上がり。小つる師匠、握手にサインにおおわらわでした。


 お客様が笑顔でお帰りになっていかれます。スタッフやってよかったと思うひととき。
 そして、打ち上げ。乾杯のビールが本当に美味しい。
 打ち上げの席でも、今回の反省よりも次回のことが話題になりました。成功させねば、襲名披露!

 さてそして、花火です。お昼過ぎに通り雨があり、洗われた空気の中で華が映えます!  
 落語を聴いて、お酒飲んで花火見て。スタッフなのに思いっきりリラックスした楽しんだ今回のき楽寄席でした。次回はこうはいかないわ!


 その、次回。
 平成23年1月8日(土)、石川県立音楽堂邦楽ホールにて
『小つる改め六代目笑福亭枝鶴 襲名披露興行 金沢公演』
 が、開催されます。
 わたくし、ここでもお茶子をさせていただくことになりました。今までの公演とは違い、襲名披露興行ということでいろいろと特別なことがあるそうで、師匠にも教えていただいて練習をしないといけません。今からかなり緊張、ドキドキしております。

 春團治師匠や仁鶴師匠もいらっしゃるこの襲名披露興行。このブログをお読みのみなさまも、ぜひ脚をお運びくださいませ。
 お問い合わせは、この記事のコメントでもメールでも、または直接金沢落語情報にご連絡くださいましね。

  
 襲名が近づくにつれてますます面白くなって来てますわ、小つる師匠♪