キはキモノのキ

キモノ‥愛してます

念願の伊勢木綿

2010年06月24日 | 買っちゃいました

  先々週のことになりますが、mayさんの案内で伊勢木綿の臼井織布さんへ行って参りました。
 薄くて軽くてカラフルな伊勢木綿。mayさんがよくお召しでキモノ仲間でも最近評判の伊勢木綿。わたくしも気になりながら、なかなか臼井さんとタイミングが合わず…今回が初訪問でした!浮き立つ気持ちで選んだのは夏のお宝。きもの・なかむらさんとこで求めた百合刺繍キモノです。。
  
 今日の着物:百合刺繍ジョーゼット付け下げ小紋(きもの・なかむら)
 今日の帯:千鳥刺繍夏帯(ヤフオク)
 今日の半襟:千鳥模様ハギレ(mikaさんにいただく)
 今日の帯揚:薄緑桔梗撫子柄ハギレ(すぅちゃんにいただく)
 今日の帯締:薄紫三分紐(きもの・なかむら)
 今日の帯留:シルクロード(竹蔵龍)
 今日の足袋:薄緑水玉夏足袋(まねきや)
 今日の草履:パナマ台青夏花緒(ヤフオク台に松屋花緒)
 今日の簪:赤花トンボ玉(玉やふちこま)

 この着物、上前と後ろの百合が精巧な刺繍で、見るなり目がハートになったお宝モノ。いずれパーティーで着飾るときには芍薬半襟に牡丹帯などと併せて『歩く姿は百合の花~♪』と洒落たいものです。
 と思いつつ赴いた待ち合わせ駅でtomoさんに会うと、開口一番言われたのが
 「鬼百合だ!」
 ・・・・・・やぱ、そういうキャラですかわたくしは(笑)。

 
 津駅でmayさんに拾ってもらい、まずはオサレなカフェでおなかごしらえ。

 
 そして、臼井さんへ。昔ながらの建物の格子戸をくぐるとそこは…
 
 コーフンせざるを得ない眺めです!!
 気になる反物を持って、窓際の鏡に向かって走る!当ててみる!反物を見ている感じと、当ててみて顔に映る感じはまた違います。
 今回tomoさんもわたくしも探しているのは薄い木綿。薄手の伊勢木綿はほんとうに涼しげで、しなっと垂れ感もあってわたくし好み。そのなかでもはじめの方に見つけた鮮やかな色の反物、まるでわたくしのためにあるような~。

 「決めた!」
 とても早く決まったのです。運命の出会いですわ。
 tomoさんも、前にここに来たときに機にかかっていて気になったという反物を早々に決めました。

 運命のひとに出会うと迷わないものですね。他にもステキなひとはいっぱいいると思いつつ、わたしのひとはこれ、と心が決まる。
 とはいえ、そのうちまた好き心が動いて別の運命も感じちゃったり…(何の話?)。

 そんな後日のために、念のため写真を。
 
 わたくしもtomoさんも戦利品を抱え、臼井さんにお支払い…お値段可愛いのも伊勢木綿のよいところ。

 と、mayさん。ショッピングの女王様が手ぶらです。さっき当てていたショッキングピンクのドット柄っぽい格子、あんなに派手派手しいのがmayさんが当てるとすぅっと馴染んで、これはきっと運命・・・・・・
 なのにmayさんは固い意志でもって誘惑を退けました。どうしたのでしょう。どこか悪くしているのでしょうか。我慢は体によくないよー。

 
 など、tomoさんとともにmayさんを誘惑しつつ、mayさん行きつけの喫茶店『レモンの木』さんへ。パフェいただいておしゃべり。至福のひと時です。

 お天気はぐずぐずしてましたがキモノに障るほどのこともなく。運命の人に出会え、美味しく楽しいいちにちでした。
 mayさん、どうもありがとう。tomoさん、今日のこれを着る日がお互い楽しみですね。またよろしくねー。


JUMP!!

2008年11月12日 | 買っちゃいました

 そういえばここのところ『きむら』に行ってないわ…。ふとつぶやくと、隣にいたmayさんが「行く?いつでもお供するわよ~~」と。
 あっという間にその日が来て、久しぶりの『きむら』です。ぶるちゃんも一緒。


 今日の着物:『壇ノ浦』(きむら)
 今日の帯:舟刺繍名古屋帯(ヤフオク)
 今日の半衿:百合模様モスハギレ(すうちゃんにもらった)
 今日の帯揚:杯模様薄青ハギレ(和裁のお姉さまと分けた)
 今日の帯締:青水色ツートン丸ぐけ紐(和裁の先生にもらった)
 今日の簪:鼈甲螺鈿櫛(きむら)
 今日の足袋:薄紫雪兎(まねきや)
 今日の下駄:市松台青縞花緒(松屋)
 今日のバッグ:ピンク繻子刺繍(台湾屋台)

 今日の着物は以前きむらで求めたもの。十二単の女性がびっちり描かれているのが壇ノ浦にて入水し波間に漂う女官たちのようだ…というわけで銘『壇ノ浦』。縁のもので帯は舟。ここから身を投げたのですわ。そして、半衿の百合は手向けの花。帯揚の杯は手向けの酒。…なんて、お話が作れるとなんだか楽しい。

 さて、この日。名古屋駅でmayさんと待ち合わせて、まずはランチです。

 以前から気になっていたこのお店『サイアム・ガーデン』。古い建物をそのまま利用したタイ料理のお店です。

 これはサラダとオードブル。ちょっとずつとりどりに盛り合わせてあるのが嬉しい。
 ニコニコで写真を撮るmayさん。今日はやっぱり『きむら』で求めた久米島紬を着て現れました。茶のような紫のような上品な黒。とてもよく似合ってる。そして、ふんわりとした風合い。いいものっていいなぁと見惚れます。久米島紬。わたくし沖縄好き。いつかは欲しいものだわ…と、このときは遠く思っていたのです。

 メインディッシュ(mayさんはタイ風焼きそば、わたくしはイエローカレー)とデザートまでいただき、満足して『きむら』へ。お腹すいてると買いすぎちゃうもんね、なんてこのときは暢気に思っていたのです。


 『きむら』に着くと、ぶるちゃんがもう来ていて、おばちゃんや常連さんのオーイワさんとにぎやかにおしゃべりしてました。
 久しぶりのきむら。見たことない着物や帯もいっぱい入っていることでしょう…と思いつつ、まずはぶるちゃんが持ってきてくれたロールケーキをいただきます(どんだけ食べるんだ)。おいしー♪

 さあ、掘るわーーー!!

 しかしいーっぱい着物や帯があるきむら。無目的に掘っていてもなかなか琴線に触れるものはありません。
 「どんなん見たいん?」と、おばちゃん。
 んーーー。前に宮古上布を買ったときに、袷のカタモノだったら結城紬よね、と思っていたのでした。あの軽くてふんわりした風合い。いいのあるかしら?
 「結城。いっぱいあるようー」
 おばちゃん、箪笥の上から畳紙に入った着物をどんどん見せてくれます。細かい十字絣の上品な藍。南蛮船が大胆に織り出されたもの。ピンク色の縞々。うーん、どれも素敵だけど、なかなかビビビッと来るものってないわねぇ…。
 と思っていた矢先でした。
 「あ。これは久米島ね」
 そう無造作に投げ出された畳紙を開けたとたん。なにかが心の中で動きましたっ。そのあともどんどん出て来る結城。うん、いいのあるね。でも心はさっきの久米島に…。
 そんなわたくしを見てmayさん「葉さん、羽織ってみたら~~」と。え…そんなことしたら!

 いや~ん、サイズぴったりやん…。
 それにこの色、妙に顔に映るんですけど。ほんでもって、えらく軽くってほこほこしてるんですけど~~。

 はい、惚れたのでございます。でもね、惚れたからってすぐには一緒になれないのが浮世ってモノよ。お値段ん~~リーズナブルだとは思う。が、一目惚れしてすぐなんて、そんな、ハシタナイ…。

 そうです、わたくし買いものへタレなのです。宮古ちゃんだって、目がハートになってからさんざん逡巡して、手に入れたのは結局半年もたってからでしたもの。
 うーん、いいけどー…。うーん、いいけどー…。と迷いつつ、気を鎮めるために他のものもいろいろ見ているうちに、とんでもないものを見てしまいました。

 これっ…!あぁ、携帯カメラで魅力が伝えられないのが残念です。刺繍の丸帯なんです。端から端まで表も裏も、いろんな鳥がとりどりに(洒落ではない)刺繍で散りばめられっ…!!
 鶴がいます。鷹もいます。鶏も雛も燕も鶺鴒も翡翠も雲雀も…ああ、刺繍の鳥類図鑑。なんて素敵なんでしょう。見ているとぼーっとなるくらいのもの。
 「これはねえ、残念ながらもう売れているんだわ。でも、見てみて。これ。こんなものもうないよ」
 おばちゃんの言うとおり。これは身につけるものというよりも芸術作品だわ。売れちゃったの。そう…。残念だけどほっとしたような。売れてなかったら無理してでも買っていたかも…そしてその後とても苦労したかも…だって、締められませんわこんないっぱいに刺繍してあったら!締めもしないものに大枚をはたくなんて。でも欲しかった…)。

 ちぢに乱れる心で、再びあの久米島紬を見ます。
 さっきの刺繍帯とはぜんぜん違う、実用のもの。けれども、その色合いその風合い。身につけて慈しむことができる美しいものが、そこにありました。…ほしい…。…でも…。
 すっかり心を奪われながらそれでも踏ん切りがつかないわたくし。「あの…これって帯どんなの合わせたらいいかしら?」
 おばちゃん・mayさん・ぶるちゃん・オーイワさん。にこにこしながら帯を選んでくれます。楽しそうだな、ちくしょう。
 「これなんかが普通だけど、葉さんには普通すぎるよね。こんなのどう?」
 合わせてくれたアンティークの帯。上品な紬に遊び心も添えて…憎いじゃないか、わたくしの好みを知り尽くしているわ。そんなんされたら…もうだめ…。

 「おばちゃん。…これ、ください。」
 …ああ、飛んでしまったわ…。うっふっふ、キヨミズステージ、大ジャンプよ~~。
 なんだか嬉しくなって、自然に顔がにーーっと笑ってしまいます。
 「mayさん、こんど久米島姉妹しようねえ♪」
 聞けばオーイワさんもきむらで求めた久米島を持っているそう。なら、ぶるちゃんも久米島買ってね!久米島四姉妹で若草物語よー♪

 来るときには「いつかは」とか遠く思っていた久米島紬。帰り道ではこの手の中に。ハイな気分で家路を辿ったことでした。
 おかしいなあ、こんなにあっけなくでかい買いものしちゃうなんて。わたくし、どうしちゃったのでしょう?

 戦利品。着物と帯の他にも、帯揚やハギレもどひゃどひゃ買っちまいました。うひゃあ。当分、何も買わないわー。


美しいものが、無造作に…富山ふちこまさんの工房

2008年08月07日 | 買っちゃいました

  落語の次の日は、おとなり富山県にふちこまさんの蜻蛉玉工房を訪ねました。
 ふちこまさんの蜻蛉玉、去年の秋に初めて拝見し、身が震えるほどに感動したのです。今回はその製作現場を訪ねちゃおう!そんでもって、また『うちの子』連れて帰っちゃおう!と期待満々。落語をご一緒してくれたみんなもお連れしました。mayさんはすでにふちこまさんの玉に惚れこんでキヨミズダイブ済み。mikaさんにっぽんちゃんも、キモノ乙女ですもの気に入るに違いない♪

 
 工房に着くと…そこには、美しいものが無造作にごろごろとしておりました。魂が飛んでいきます。おひさしぶりのふちこまさんなのに、わたくし、ご挨拶もそこそこに蜻蛉玉に見入ってしまいました。ふちこまさんには初対面のオットや、にっぽんちゃんmikaさんを紹介、したかどうかも覚えていない。失礼いたしました。

 
 無造作ごろごろばかりでは無論なく、一隅にはちゃんと展示もされていました。凝った細工の玉が、ここには沢山。帯留めや簪にする玉など、ひとつひとつが小宇宙であるような存在感です。そんな蜻蛉玉が4個、春・夏・秋・冬とセットになっている、なんてゴージャスなものもあり、コーフンせざるを得ずのわたくし。
 蜻蛉玉を連ねたネックレス、羽織紐など、贅沢なものもいっぱいで…。

 うっとりしつつ、夢中で『うちの子』を探します。わたくしが欲しいのは、今回は簪。前におーこさんが求めていらした、玉を替えることができる簪です。  

 迷いまくったけれどやっぱり一番最初に「イイ」と思ったのんが一番だわ。
 小さい玉に細かい細工、でも遠めで見ても迫力が伝わるのは作品の力ですわね。

 
 凝っている、それだけに高価な玉ばかりではありません。こんなお値段かわいい美しいものもあって、掘り出しものの楽しさも味わわせてもらいました。

 mayさんmikaさんにっぽんちゃんも、それぞれに「うちの子」と巡りあえた様子。わたくし、先頭に立ってお連れしたのに何のお世話もしなくって申し訳ありませんでしたが、玉の力とふちこまさんのおかげで満足してもらえてたいへん良かったです。「今度は体験もしてみたいねー」など、言い合ってにこにこと工房を後にしたことでした。ふちこまさん、どうもありがとうございました。またよろしくです。
 



 そして…きゃあきゃあ騒ぐ女どもを横目に、どんなに手持ち無沙汰だったでしょうmayさんのご主人、そして我がオット。それこそ何のおかまいもせずたいへん失礼いたしました。遠くまで連れてきてくれて、本当にありがとうです(礼)。これに懲りず、またよろしく…(上目づかい)。


春よ来い♪

2008年02月23日 | 買っちゃいました

  このあたりのキモノ乙女御用達、刈谷の松屋履物店が年に1度のバーゲン全品3割引。明日までということで、万障繰り合わせて時間をひねくりだし行ってまいりました。時間に追われていたので残念ながら洋服で。キモノで行ったら買い物自体イベントになるんだけどなあ。ちょっと残念。

 でも、久しぶりの『松屋』コーフンします!あれやこれやと見て回り。しかし、もう欲しいものはだいたい決まっていましたの。台を選んで、花緒を選んで、足にあわせてすげてもらいます。愉しいなあ。
 
 うっふっふ、♪あ~かい花緒のじょじょ履いて~‥でございます。
 畳表の下駄は一足持っているけれど、とても出番が多いのでもひとつ欲しかったんだー。ほんで、赤い花緒も欲しかったんだー。ウレシイ。

   
 もひとつ!青い花緒のじょじょも買いましたの。
 だって、素足で履ける下駄も欲しかったんですもの~♪

 はやく暖かくならないかなあ。わたくし、おんもに出たいと待っている~♪ 


さらに今年初めの

2008年01月06日 | 買っちゃいました

 覚王山の昔きものやさん『きむら』が初売り2割引をしていると聞き、mayさんすうちゃんとくりだしました。
 
 今日のわたくしは、買う気まんまん。だってね、オットが暮れにド高いカメラを買いましたでしょ。そしたらわたくしだって物欲解放したくなるというもの。そしたらそこに『きむら』2割引ですもん。そりゃあ気合いも入ろうと言うもの!
 その上、ご一緒してくださっているのが『買い物の女王』mayさんと、『元祖背中丼・コーデ達人』すうざんさん。・・・散財の予感です。

 久しぶりの『きむら』。相変わらずいいもんいっぱい。店に着くと、白雪ママさんがすでに素敵な鮫小紋を見つけていました。
 
 わたくし『きむら』ではいつも何千円ってくらいのお手ごろものばかり漁っていましたが、今日は違います。おばちゃん、いいもんを見せてくださいませんこと?
 
 華やかなやわらかもんを次々と羽織ってみます。ああ、やっぱり素敵ねえ~。なんだか、どんどん派手好きになる気がするわ。

 おばちゃん、結城もたくさん見せてくれました。
  
 これなんか、結城結城していなくていい感じ。とっても軽くてしなやか。うん、いいね・
 でも、どうしてかな?紬って、着ていける場所も多くて便利だし、いいなあ欲しいとも思うんだけど、織のものってどういうわけかわたくしのツボをびびっと押しませんの。びびっとこないと高額ダイブはできませんわ。通は紬に行き着くって言うけど、まだまだキモノ通とは言えないのかなあ。

 というわけでまたやわらかもんにココロは戻ります。そうね、少し暖かくなったら『細雪オフ』しようって言ってたし。やっぱり華やかなんが愉しいよね~、びびっ☆
 
 みんなとわいわいおしゃべりしつつアドバイスもらいつつ、帯まで合わせてできました『細雪』セット。または『あんたいくつや』セット。いいのよ~たのしいんだも~ん。コレ着て、みんなで華やかに装って集まるのを想像するとうきうきした気分になってきますわ!

 
  「あと、半衿はどうしたらいいかしら。帯締めは‥」すうちゃんに相談しつつ箪笥を漁ります。
 
 わあわあやっているうちに、ぶるちゃん・まっちゃん・にっぽんちゃんも登場。おばちゃんと、お客さんでいらしたキモノ美女もいっしょにお茶とおしゃべりタイムです。キモノ美女はなんと還暦とのことで一同驚愕。そうよねーキモノ着てると老けないわよねー♪と、希望の光がみちみちです。みんなでずっとキモノ着ようねー。
 
 きママ・すうちゃんがひとあし早く帰るというので集合写真を(あれ?にっぽんちゃん、撮ってたから写ってない。ごめんねえ)。みんなに会えて、とても愉しい『きむらオフ』でした。
 ぁ、備忘録で今日のコーデ。
 今日の着物:蜘蛛の巣大島(ヤフオク)
 今日の帯:鷹刺繍帯(大須骨董市)
 今日の半衿:縮緬雪結晶刺繍(Berry工房)
 今日の帯揚:薔薇レース(Berry工房)
 今日の帯締:黒に赤線三部紐(ふちこまさん)
 今日の帯留:蛇戦国玉(ふちこまさん)
 今日の足袋:薄紫雪兎(まねきや)
 今日の草履:市松花緒黒コルク台(松屋バーゲン) 

 と、話はここで終わりではないのです。
 まっちゃんも帰って、残ったもんでさらにおしゃべりしているうちにおばちゃん「これは2割引できないけど、いいもんあるから見せたげる」と、奥から出してくれたコレ!!
 
 写真ご覧のみなさま、コレ何かわかりますか~~?
 織のものにはびびっとこないと、わたくし確かに申しました。申しましたが、これには来ましたよびびびと!!コレを着ることを考えると、すごっく嬉しくなります。『細雪』の嬉しさとはまた違う嬉しさがひたひたと。
 お値段もちょっとびびびなので、今ココロの中で自分を納得させる理由を探し中。わたくし‥いっちゃうかもしれない‥。

 というわけで、今年初めの散財。今年初めのキモノおふ。そして、今年初めの大びびび。初めがいっぱいわくわくのいちにちでございました。つきあってくれたキモノ友達のみなさま、どうもありがとう。そしてすぺさるさんくす・カメラマンオット。 


きもの なかむらで物欲爆発!

2007年08月26日 | 買っちゃいました

 久しぶりの更新です。
 ご無沙汰の間にも「蜘蛛の巣キモノで東京2泊3日」とか「国際親善NYの先生をキモノで迎える2日間」とかネタはたまっているのですが、何はともあれ昨日の出来事を。

 ヤフオクでおなじみだったカヨイコマチさんが「きもの なかむら」さんとして春から生駒にお店を持たれています。そのうち行こう!と思いつつおりましたが、8月24・25日と名古屋に来てくれるとのこと。これは行かねば!と出かけていきました。

 すうざんさんも行くというので、会場のギャラリー大須で待ち合わせ。狭い階段を登っていくと、すうちゃんと、数人のキモノ乙女の方が。「あ、動いてる葉さん!」と声がかかります。ブログを見てくださっている方でした!こんな風に声をかけていただけるなんて、うれしいなあ。
 舞い上がった気持ちで記念写真です。
 
 
 あ、今日のキモノ。
 今日の着物:銀雪輪夏お召し(ヤフオク・時代着物さん5000円、和裁で自分サイズに直す)
 今日の帯:桔梗刺繍ラメ絽(ヤフオク・カヨイコマチさん3000円)
 今日の半襟:水色紫ハギレ(きむら・値段忘れた。キママと半分こしたっけ?)
 今日の帯揚げ:半襟と同じ
 今日の帯締め:クリーム色三部紐(コメ兵・1000円)
 今日の足袋:白麻足袋(ゆかた屋・1800円)
 今日の草履:コルク黒・市松花緒(松屋バーゲン5000円)
 今日の簪:銀雪輪(キョウコちゃんにシルバークレイで作ってもらった・8000円)

 さて、思いがけず声をかけていただいて舞い上がった心に、きもの・なかむらさんセレクトのかわいこちゃんたち。もう逆上寸前で掘りにかかります!
 
 掘っているうちにうまこさんも登場。一緒に掘り掘り・・。
 
 心惹かれる着物や帯がぞくぞくあらわれます。瞳孔開きっぱです。

 アンティークの豪華な訪問着、赤とんぼの絽、朝顔模様の単‥。「これみんないただくわ」が言えたらどんなにいいでしょう。
 特に左のこの訪問着には心惹かれてたまりません。桜・躑躅・菖蒲‥それに水草がアクセントになっていて。ほ、ほしい。でも、「ほしい」はこれだけじゃなくって‥。帯だって‥。ああああ(惑乱)。
 「そういう時は帯を考えるのよ。この訪問着に合う帯、持ってる?なかったら帯も考えないといけないわよ。これだったら、帯もこってりアンティークでないと不釣合いになるわ」すうちゃんのアドバイス。なるほど、そう言われればそういう帯は持っていません。そして、この訪問着をあきらめればアレとアレが買える‥。
   
 というわけで、すったもんだの末の戦利品!帯2本に着物2枚!!
 蜘蛛の巣着物を買ったので、虫の帯が欲しかったのです。というわけで蜻蛉帯。すうちゃんも「見るなりこれ、葉さんって思ったのよ!」と背中丼してくれたもの。
 薔薇刺繍帯は、きものなかむらさんのブログで見たときから気になっていたもの。綺麗な桃色にこってり刺繍、お宝です。この模様、薔薇はすうちゃんのイメージ、鳥はそのまんまことりちゃん。わたくしをキモノ道の深みに導いてくれたふたりがいるようで、ことに気に入りました。
 そして着物。左の白地に藍の薔薇は袷。羽織ってみるととてもしっくり身になじみ、離せなくなりました。
 右のピンクは薄物。撫子や鉄線が大胆に描かれていて、大柄好きにはたまらない一枚。こういう模様は昭和30年代に流行ったらしい、とうまこさんが教えてくれました。

 買い物を終え、にっこにこで歩くわたくしたち。

 実はここのところしんどいことがあって元気がなかったのですが‥おかげさまでずいぶん気持ちが晴れ晴れといたしました。そのうえ素敵な着物や帯まで買うことができて。きものなかむらさん、どうもありがとう。すうざんさん、うまこさん、おかげでとても素敵な時間でした。キモノっていいなあ。キモノ友達はさらに。


結ばれる運命

2007年03月16日 | 買っちゃいました

  あの日、初めて出逢ったとき。ひと目見て激しく心惹かれたのです。
  焦がれて、焦がれて。
  なのに、貴方と一緒になることはできなかった‥。悲しい別れでした。
 
  でも!あんなところでまた逢うことができるなんて!やっぱり貴方とは、結ばれる運命だったのね・・『帯』なだけに。

      

  そう、カヨイコマチさんで出逢って、最後まで迷ったけれども断念した蜘蛛の巣帯。同じ柄の帯がヤフオク時代着物さんに出ていたのです!これはもう、運命でしょう。迷わず入札。そして、たいして競ることもなくあっさり手元に!

  カヨイコマチさんでは二万円だった帯が、今回は6750円で落札。手元に届いたのを見ましたら、やっぱりカヨイコマチさんとこで見たものよりもよれっとしている。これが値段の差になっているのですな。でも、十分着用可能です。
  こんな短い間に同じ意匠の帯に再び逢えるなんて。これはもう、やっぱり運命ですよねっ。大事に締めていこうと思います。さて、初使いはいつにするかな~。    


プチプチ散財

2007年02月28日 | 買っちゃいました

  またしても、カテゴリ『買っちゃいました』です。
  と言っても、今日の報告はとってもプチプチ。なんと言っても百均ですから。

  先日のカヨイコマチさんで着物や羽織をディスプレイしているハンガー。シンプルな針金ハンガーだけど、キモノ用で幅が広かったのです。「こんなのあるんですねえ」と感心しているとカヨイコマチさん「これ、百均なんですよ」と!
 そんなものが百均にあるとは、寡聞にして知りませんでした。これは行かねば!と買い物のついでに近所の百均へ。

  あったー!
  
  なんたって100円。気軽に使えちゃう。土用の虫干しの時期にはもっと買ってもいいな。

  
  200円だとこんなちゃんとしたのもありました。やるなあダイソー。

  もうひとつ買ったキモノグッズはこれ。                                

  縫さんのHPで紹介されていた『着くずれしない腰紐』を作るための、幅広のゴムです。前に見たときには百均にはなかったんだけど。品揃え、日々変わっていくんですね。

  針金ハンガー3本、着物ハンガー、ゴムひも。しめて600円のちっちゃいキモノ散財でした。おねうち♪


カヨイコマチさんにて

2007年02月25日 | 買っちゃいました

 というわけで、今日はカヨイコマチさん『名古屋にまいりましょう』
 ギャラリー大須の2階に足を踏み入れると、そこはキモノのワンダーランドや!
  
 素敵なアンティークの帯がたーんと。手の込んだ刺繍に目がハートになってしまいます。

 
 麻雀牌柄の帯~。

 
 色っぽい羽織~。

 
 我が名ゆえ惹かれる葉っぱ柄~。

 羽織も着物も大きめのサイズのものが多く、「着られる!」と思うと心は弾みます。でもやっぱりそういうものはお高い‥。薔薇の羽織は3万円、葉っぱの着物は4万円。でもでも~羽織って鏡を見ると心はぐらぐら‥。
 と、ぐらぐらした心のまま帯を見ると、3万円4万円の帯の中に1万円台のものもあるのです。日頃の私の買い物からすると大きい金額だけど、でもこのクオリティーでこのお値段、ほ、ほしいっ。

 よし、帯を買おう。さて‥と、選び始めましたが、迷って迷って。あれもいい、これもいい。知恵熱が出そう。「これ全部いただくわ!」ができたらどんなにいいだろうと思いながら、血を吐く思いで選んだのがこの2本です。
 
 左の桜笠染め帯が15000円、右の杜若刺繍帯が10000円。5ケタの買い物をするとびびってしまうわたくしとしては、まさにキヨブタ!
 でも、う~れ~し~い~~♪
  
  会心の買い物をして、興奮と虚脱感の両方を感じつつ、カヨイコマチさんと記念撮影しました。
 カヨイコマチさん、4月7日8日の『ギフロマンチカ』にもいらっしゃるそう。また素敵なアンティークを見せていただけると思うと今から楽しみです。・・貯金しとかなきゃ。
 それにしても今日は、いつもひとりだと買い物を躊躇ってしまうわたくしにしては珍しい大散財でした。カヨイコマチさんの魔法にかかっちゃったかしら。(あるいは『ショッピングの女王様』の生霊が‥?)

 
 最後まで迷った帯たち。また逢えることがあるかな‥。


決戦!壇ノ浦

2007年02月13日 | 買っちゃいました

 昨日は、おなじみ古きもの「きむら」へ。 目的は、去年の暮に心惹かれ、「とっておいて!」とおばちゃんに言ったきりそのままにしてしまっていた『壇ノ浦着物』の白黒、いや壇ノ浦なだけに赤白はっきりさせること。・・と言っても、すでに勝負はついていたようなものですが‥。
 何はともあれ、この日のキモノ。
 
 着物は『紫オフ』の時にも着ていた紫錦紗。この着物、初めて「きむら」に行ったときに求めたのですが(確か5000円くらい)、まだおばちゃんに着たところを見せていないので、今日はぜひ着て行きたかったのです。
 もうひとつの『ぜひ』は水仙柄の帯。今のうちに締めておかないと季節が終わってしまうから大忙しです。これはヤフオク・カヨイコマチさんで3000円くらいでした。
 半衿と帯揚は大須骨董市で買ったハギレ(800円くらい)をふたつに切ったもの。安かったけれど出番が多いクリーム色草花柄。帯締めはいただきものの古い三分紐に、帯留めは竹蔵龍さんの『シルクロード』。
 最後に、羽織は江口屋さん4000円のアールデコ風。ちょっと春のイメージを出したいと思ってこの色になりました。この日はほんとうにぽかぽか暖かく、2月と言ってももう春だなぁという気候だったので。

 さて、「きむら」。到着すると玄関はこんな感じ。
 
 いつもの仲間がすでに到着、華やかにキモノを広げて談義に花を咲かせていました。
 そして「葉さーん、こんな着物があったのよーー」と、見せてくれたのがこれ!
 
 「羽織ってみたら?」と言われてさっそく羽織ってみます。あああ、素敵。
 とっても肌触りがよく軽い錦紗縮緬、わたしの好きな抹茶色、そして模様はわが名ゆえ惹かれる葉っぱ柄!
 「でも高いよー」とおばちゃん。気になるお値段は七万円!だって、とても状態がいいのですもの。シミ・ヨゴレ無し!そして、サイズも、わたしには少し小さいけれどアンティークとしては大きめ。そりゃ仕方ないわなぁ。
 
 七万円‥先日のお誂え訪問着十万円はプラスいろいろがありましたが、これは、これだけ。心、ぐらぐら揺れています。
 でもやっぱり、高いいい~。
 その後も、薔薇柄のシックな訪問着などいろいろ羽織ってみますが、やっぱりあの葉っぱ柄が目の裏にちらつきます。ああ、悪いもん見ちゃった。

 しかし、いよいよ『壇ノ浦』をもう一度出してきてもらって羽織ると‥。
 これはこれで『葉っぱ着物』とはぜんぜん違う面白さがあります。これは、笑いが取れる。やっぱりいいわぁ。
 みんなにも「こういうのは葉さんしか着られないよねー」と言われ(ほめられているのか微妙な気もするが)、壇ノ浦の合戦いちまんごせんえんみごとに討ち取ったり!という結末となりました。
  
   波の下にも都は候らふぞ‥という柄なので『壇ノ浦』(命名:わたくし)

 今日の合戦に加勢してくれたツワモノたちです。
 

 

 すうざんさん・にっぽんちゃん・白雪ママさん・ぶるちゃん・mayさん。華やかに揃いました。こうやって美しいひと・美しいものと一緒に過ごす時間。実にシアワセな人生のひとこまです。

 そのほか、結城紬をいろいろとおばちゃんが出してきて、みんなで賑やかに触ったり羽織ったり。結城もいいなあ。いつか欲しい。大好きな刺繍ごってり帯もいろいろ見せてもらいました。あの川島織物の袋帯も欲しいなあ。
 でも今日は壇ノ浦の戦果に深く満足して、帰途についたのでした。とはいえ脳裏には葉っぱ着物の面影が焼きついて離れなくもあったのでした。‥業の深い女です、つくづく。

**
 そして今日。帰宅してポストを見ましたら、葉書が2枚。履物やさん『松屋』のセールのお知らせ(2月14日~25日)。カヨイコマチさんの『名古屋へまいりましょう』(2月24日・25日)。
 ああああ、ホントつくづく、業の深い女です‥‥。
 行かなきゃ。


サンタクロース・袋の中身

2006年11月29日 | 買っちゃいました

 昨日の骨董市での戦利品です。

 左から、昼夜帯(上の部分は裏)300円・お召し500円・モス長襦袢1000円!

 300円帯はすぅちゃんがホリホリしてくれたもの。経年のシミは少しあるものの、しつけ付き。表も裏も素敵です。ほんとにさんびゃくえん、すぅちゃんマジック。

 真ん中の赤と黒(スタンダールお召しと命名)はほんとにごひゃくえん。これもしつけ付き。私には丈は少し短いけど、何とか着られる。この日のすぅちゃんの着物とよく似ていて、私にも着られるかしらーと求めてしまいました。そしてこれ、うちに帰って良く見てみましたら、八掛に雪輪の地模様が!嬉しい嬉しい。写真には写ってないなぁ、お会いした時に「ぴら」とお見せしたい。

 右端は長襦袢。これはサイズほぼぴったり。これまたしつけ付き。冬に向かってモスは暖かくて重宝です。アンティークな模様も楽しくって。1000円はお買い得!


 あとはハギレです。でもハギレと言っても幅は一尺、丈は2~3尺くらいある長いもの。左の上下は2枚で1000円、それ以外は2枚500円。やすうう。
 左のは柔らかいので、半衿とか帯揚にもできそう。左上は源氏香に源氏物語の巻名が。スタンダールお召しにあわせようかな。左下の音符もいろいろ遊べそう。
 真ん中の上、千鳥は帯の解きを切ったもので、長さたっぷりなので2枚求めて帯に作り直そうと思います(できるかな?)。
 中下のも染め刺繍帯だったみたい、刺繍部分を生かした半衿にしようかな。
 右端のも染め刺繍帯の解き、いろんな色があるから半衿4枚かそのくらい取れそう。

 総じて3300円の豪遊でした。うっふっふ、これだから骨董市はやめられませんわ~。そしてホリホリの女神すぅちゃんに感謝!

 ちなみに‥この日すうちゃんがホリホリしたものの一部は後日『すうざん屋』に出ることでありましょう。わたくしも迷っているものありますの。待て、すぅパソ復活! 


アートマンモス・散財集

2006年11月21日 | 買っちゃいました

 というわけで、アートマンモスの「やっちまった」記録です。
 キモノ友達のブース「和・かわいい屋」さん初め、物欲を刺激するお店がそこかしこにあって‥素通りする能はず、でした。
  
 右の雪輪と左の鉄線は刺繍の半衿です。Berry工房さん。お母さまの作品を娘さんが売っているの。これで一枚1600円!「これ全部いただくわ」をやりたかった!!今でも「あれも買えばよかった~」とかいろいろ考えます。一緒に回った友達もそれぞれに楽しく悩んで複数お買い上げしてました。
 ‥やばいことにここ、通販もしてるんですよね‥。

 その上、ひときわ目につく紅い椿が「和・かわいい屋」さん、白雪ママさんの作品。髪に挿して歩いていると「生花ですか」と言われました。

 紅椿の上、緑の薔薇帯留め。。これもBerry工房さんで。縫さんが大きな帯留めをしているのを見て、この帯留めを見たら、自分もがぜん欲しくなってしまったのでした。mayさんも色違いをお買い上げ。おそろいです。

 その上の古布の花‥買ったお店を忘れてしまいました‥好きな色、丁寧なつくりでほとんど迷わずに買ってしまいました。

 そして。
 ひととおりアートマンモスのお店を見て周り、まったりとしていましたら白雪ママさんが「フリーマーケットの方にキモノのお店があったわよ!!」と走ってきました~。白雪ママさんは、畳表の草履(まだ綺麗)を2980円で買ったのだそう!わお、ゼロがいっこ違います。その上、キモノも素敵なのがあるらしい‥キモノ乙女、血相変えて駆けつけます。
 行った先でやっちまったもの。そう、昨日書いた「あれ」です。
  
          「ゴマちゃん」です。キュー。

 この業者さんは札幌の人で、防寒の雪草履が780円とかでたくさんありました。初めはそれを買う気だったのです。でも、草履の山の上でぴかーと輝いているもふもふしたものが!!
 これぞアザラシの毛皮の草履。防寒草履オブ防寒草履。ずっと欲しくて探してたんだけど、百貨店定価で10諭吉、ヤフオクでも3諭吉下ったことないこれが、14800の値札をつけて出ていました。しかも新品。ぼ、煩悩が。
 この時、私の所持金はすでに3000円ほどでした。「一万円にしとくよっ」とおじさん。「はい、7000円貸すよっ」とmayさん。ああ、ダブル『背中丼』。まっさかさまに堕ちてデザイア(爆)。

 おまけに最初握り締めていた雪草履もつけてもらい、「やっちまった」という思いと「ええ買いもんした」という思いと両方を抱え、へれへれ~とアートマンモスを後にしたのでした。この冬はキモノで出かけ倒すぞ!

 買ったものばかりでなく、頂き物もたくさんありました。
 
 千鳥ちゃんは白雪ママさんからいただいた半衿。左のハート帯留とこんぺいとう根付はおーこさんの作品。おーこさんはまだ「和・かわいい屋」には参加してみえないのですが、とっても素敵なトンボ玉を作られるのです。とくにこのこんぺいとう、ホンモノそっくり。つなげて羽織紐なんかあったらほしいな~。

 オマケ買い物。100円似顔絵、mayさんとふたりで描いてもらいました。似てる~?
  


『背中丼』

2006年10月20日 | 買っちゃいました

 私は実は買い物が苦手です。物欲はあれど決断力がないのです。「いいなー」と思うものを見つけても、「ほんとにいいの?」「ちゃんと似合う?」「値段に見合う価値がある?」などなど考えすぎてしまって結局買わずに帰り、あとで「やっぱり欲しい」と思って買いに行くけどもうなくなっていて、でも「欲しい」気持ちに火がついちゃった以上収まりがつかなくって似たものを探して買い、しかし似て非なるものなので気に入らずに涙に咽ぶ‥といったことを何度経験したでしょう。
 結局、自分のセンスに自信がないことからすべて端を発しているのです。

 そんな私にとって、すうざんさんは救いの女神(あるいは誘惑の魔女)でした。とってもセンスのいいすぅちゃんが「いいわよー」と勧めて背中をドン!してくれると、確かにそうだなあと納得して買うことができ、素敵なものとの出会いを逃さずに済むのです(そのたびにお財布は悲しいことになるのですが)。
 今日締めていった帯も、春先の骨董市ですうざんさんに『背中丼』してもらったもの。とても気に入っていて、見るたびに買って良かったなあと思います。骨董市にしては高かったので、自分ひとりだったらきっと迷いつつ通り過ぎていたことでしょう。

 さて、今日はそんなすうざんさんと大須。散財せざる能はず!

 『背中丼』 その1

 今日すぅちゃんが持っていたゴブラン織りのバッグ。「いいなー」と言ったら連れて行ってくれたお店『TAO』にて、さっそく『背中丼』。
 大ぶりのゴブラン織りバッグ、50年代のアンティークだけど、作りはしっかりして傷もなし。9800円はお買い得!持ってみたところに「いいわよ似合うわよ、素敵よー」言ってもらって決断できました。
 たくさん入って和服にも合うバッグが欲しかったんだ。うれしいなー。


 『背中丼』その2

 今日の目的は、アンティーク着物の『江口屋』さんに大正時代の着物が入荷したということで、お馴染みさんのすぅちゃんについて来てもらって見せてもらおうということでした。その大正モノは高くて買えなかったのですが(でも素敵だった)、傍らにかかっている羽織を指してすぅちゃん「これ、素敵なのよー」写真には映っていないのですが、羽裏に薔薇が織り出されているのです。アールデコの模様もめずらしく、羽織ってみると色調が今着てる着物にぴったり、困ったことにサイズまで合ってる。「似合う!いいわよー」‥『背中丼』です。4800円、これもしみじみお買い得。
 あともうひとつ帯も『背中丼』があったのですが‥保留中。でも~‥。


 背中丼 おまけ

 これはおまけ。『美女塾』以来メイクにちょっと目覚めて、今日もすぅちゃんにいろいろ教えてもらいました。そして、勧めてもらったのがこの本。値段も安い(780円)し、わかりやすいって。自分ではなかなかわからないので、教えてもらえて助かりました。

 というわけで案の定な散財の一日でした。しばらくおとなしく節約しよう。
 あー、でもあの『江口屋』の帯‥‥。



 


「変わり玉」@犬山にて

2006年10月04日 | 買っちゃいました

 昨日は、キモノ仲間の美容師・栗栖さんに『美女塾』とて和装メイクを教えていただけることになったので、犬山まででかけました。その話はあとでゆっくりと書くことにして、まずは『買っちゃいました』。この刺繍の繻子帯。『美女塾』のあと連れて行ってもらった犬山の古着屋さん『変わり玉』にて。
 だって、刺繍にほつれもなく綺麗なこの帯、半額3000円にしてくれたんですもの。「いただきますっ!」・・黒繻子の帯が箪笥の中に何本眠っているかはあまり考えないことにしよう。

 扇に小菊と紅葉、前帯には牡丹?季節はいつかな?青紅葉もあるから年中いけるのかしら?


  それから、昨日はこのほかchieさんにハギレをいただきました。半襟にちょうどいいサイズ。シックでステキです。ありがとう~。

 そして、白雪ママのHP、88888HITS記念キリ番プレゼントで、手作りの足袋もいただきました。さくらんぼモチーフがとても可愛いっ!キママ、ありがとう~。そして88888ヒットおめでとうございます。今日もママのカウンターはぐるぐる回り続けています。キママとすべてのキモノ乙女に幸あれ。

 

 


物欲箪笥

2006年09月29日 | 買っちゃいました

  「物欲箪笥」これは、お着物仲間mikaさんのブログ「キモノ備忘録」のカテゴリーのひとつ。実に秀逸なネーミングが心に残っていたのです。
  mikaさん、ごめんなさい。拝借させてください。

  キモノにはまってから買い集めた着物や帯。もうどうしようもないところまで来ていました。畳紙に入れたまま床に積み上げている状態。なんとかしないと!

  それで・・買っちゃいました、箪笥を。ヤフオク15000円。江戸時代の箪笥だそう。何度もメールのやりとりをして実用に耐えることを確かめて落札したのです。ヤッター。さっそく、床に溢れたキモノを収納しました。ついでに、季節の入れ替えもしました。そしたらなんと・・・箪笥に隙間が出来ちゃいました!!

  あらまー・・困ったわ。収納場所がないから、物欲多少は抑えられていたというに。しまうところ、あるじゃん。どうしよう。

  と、かようにわたくしの物欲を再び目覚めさせてしまったこの箪笥。これはもう、命名するしかありません。『物欲箪笥』と。

 そういうわけで・・お名前拝借します。mikaさん、許してちょ。