キはキモノのキ

キモノ‥愛してます

りらっくごvol.2♪

2009年07月15日 | キモノイベント

 近頃、ホントに報告を書くのが遅れちゃっていて申しわけありません。これも、もう10日前のできごとになってしまいました。
 スタッフとして参加させてもらってる「りらっくごvol.2」は7月5日に開催されました。また、楽しい時間を過ごしてまいりましたよ!
 
 今日の着物:有松絞り浴衣・流水(ゆかた屋つゆくさ)
 今日の帯:金魚半幅帯(居内商店)
 今日の半衿:薄緑綿絽秋草模様(竹蔵龍)
 今日の帯締:薄緑三部紐(きもの・なかむら)
 今日の帯留:熱帯魚(竹蔵龍)
 今日の簪:朧月(竹蔵龍)

 写真はスタッフ女性組。第1回に続いて着物姿です。浴衣だったり宮古上布だったり、夏の着物は涼しげでいいですね~、見た目には(汗)。

 
 ところは前回と同じ、安城市文化センター和室。会場設営も2度目ともなれば手馴れたもの。あっというまに座布団が敷かれて机が組まれ。余裕のスタッフミーティング。
 いや実際、たいへんなのは噺家さんとの予定すりあわせと会場手配、それにチケット販売で。それを一手に席亭ことりちゃんがやっているのです。たいへんな情熱ですわ。彼女のちっこい体のどこにこのパワーがあるのだろうと、毎度不思議に思っちゃいます。

 午後に入り、こごろうさんご一行到着。レギュラーの桂こごろうさん、今回は笑福亭たまさんと桂雀五郎さんを連れてきてくださいました。さっそく、会場のチェックと高座の仕上げをしていただきます。
 そうそう、写真右をご覧ください。『りらっくご』に、今回から『めくり』が登場します。作成はことりちゃんのお父様、名ビラの文字はことりちゃん手づから記したもの!寄席文字習って数ヶ月、立派なものです。


 会場時間が近づくと、お客様が少しずつやってこられました。わたくしは受付です。
 ぶるちゃん夫妻はご夫婦でキモノ!ご主人もよくお似合いですわ。まるでこれから高座に上がるみたい(笑)。
 

 さあ、いよいよ始まります!!
 今回も満員御礼。エアコンもたじたじの熱気が安城市文化センター和室に満ちています。
 
 トップバッターは桂雀五郎さん。じっくり朴訥な感じの語り口。
 通い弟子時代の話をマクラに、ネタは『青菜』。この季節、一度は必ず聞きたい噺をのっけから聞けて嬉しい。
 丁寧な語り口調で、涼しげなだんなさんのお家、暑い暑い植木屋さんの四畳半一間が描き出されていきます。ああやっぱり『柳陰』が飲みたくなるなあ。

 
 お次は笑福亭たまさん。いつもながらパワフルです。
 マクラからショート落語連発に続いてのネタは『高津の富』!
 前半のほら吹きじいさんのところは宿屋夫婦の会話でさらりと流して、真骨頂は高津神社の前に集まった人々、「まっちゃんに決めたて神さんが言いはった」と当たると思い込んでる男の妄想炸裂シーン!わたくしは悶絶いたしましたが、はたして安城の人々にこのアバンギャルドはどう映ったのでしょう。しっかし、いつもながら面白い。

 
 そして、こごろうさん。まずは「足疲れてるでしょ。立ち上がって背伸びでもしましょうか」…前回もやったこの『トリ前ストレッチ』、これもりらっくごの名物になりそう。
 マクラでは、雀五郎さんがいかにしゃべらないか・たまさんはいかにおしゃべりかという話を。おふたり、落語も対照的だけど素の顔もそうなのね。
 そしてネタは『替わり目』。最初は居丈高に嫁さんに説教してた酔っぱらい男(でも嫁さんが負けてなくて面白い)、嫁さんが席を外したと見るや嫁さんへの感謝の気持ちを縷々述べてく・・・おかしくってかわいくって。こごろうさんのほっこりした感じが伝わってきて、にんげんっていいなって感じの落語でした。願わくば『うどんや』まで行って欲しかったなあ。

 
 そして最後は、ことりちゃんたってのリクエスト、『りらっくご』名物・噺家さんたちによるトーク。
 さっきのマクラでこごろうさん、「雀五郎さんはいかにしゃべらないか」を熱心に語っておられましたが、そのとおりホントにしゃべらない雀五郎さん!こごろうさんの持って行きっぷりのおかげで、雀五郎さんが話を振られてもしゃべらない、その度に会場から爆笑がわきます。
 お客さんからの『質問』に答える形のトークですが、話の内容にも増して3人3様のパーソナリティーがとっても印象的なトークタイムでした。

 会がはね、帰って行かれるお客様をお見送り。皆さん笑顔で帰って行かれて、「ありがとうございました」の声かけに「とっても楽しかった!また来るわー」と何人もの人が言ってくださいました。スタッフしていてよかったーとしみじみ思う瞬間です。ほんと、楽しい落語会でした。

 
 そして、これも「スタッフやってて良かった」タイム、噺家さんたちとの打ち上げ。落語の話、いろんな話で大いに盛り上がり。なんとこごろうさん、お酒はほとんどお飲みになれないのだそう。なのに「替わり目」でのあの見事な酔っぱらいっぷり!

  
 そしてわたくしはとうとう贔屓のたまさんとのツーショット写真を撮ってもらいました。撮ってくれたのはもちろんカメラマンオットなのですが、わたくしいけない女でしょうか。

 噺家さんご一行をお見送りし、満ち足りた気持ちで家路をたどりました。
 『りらっくごvol.2』大成功。こごろうさん・たまさん・雀五郎さんありがとう。ことりちゃん、スタッフの皆さん、おつかれさま。そして、会場に来てくださったお客様に心から感謝。

 次回『りらっくご』は秋を予定しています。日程が決まったらまたご案内いたしますね。いらしてくださった方、また来てねー。またいらしてない方、ぜひ足をお運びになってくださいませ。楽しいよー。


超星☆激突=たまVS兼好

2009年07月04日 | 今日のキモノ

  お久しぶりです。もう7月になっちゃいました。
 先月はあれから、2回キモノを着たのです。東京の飲み会に一回、名古屋の落語会に一回。ところが東京の飲み会では飲むのに夢中で写真撮らず。後で送っていただいたのですが、お話したい帯結びが写ってないので、再現して撮ってから…と思っているうちに今に至っております。もちょっと待っててね。
 というわけで、今日ご報告するのはその次の週、タイトルの落語会に出かけたときのキモノです。
 
 今日の着物:薔薇柄絽(京都:古布とよ)
 今日の帯:水色秋花柄絽半幅(きむら)
 今日の半衿:水色紫花柄ハギレ(金山ノスタルジックモール)
 今日の根付:華鯉(竹蔵龍)
 今日の足袋:草色水玉夏足袋(まねきや)
 今日の草履:青色花緒パナマ台(ヤフオクの台に松屋で花緒)

 この着物は最近京都に仕事で行ったとき、ふらっと入った古布やさんで求めたもの。初着用です。微妙に着にくい丈なので、そのうち「なんちゃっておはしょり」に加工してやろう…と思いつつ。
 そして、帯も初着用…ていうかこれ、確か『久米子さん』を求めたときにおまけでいただいたもの。柄が気に入っていただいたのですが、広げてもみなかったのです。今回初めてよくみてみるとこれ、半幅ではなくて名古屋帯をただ半分に折ったものでした。だ、大胆な。でも、他のコーデを考える余裕がなかったので、強引に結んじゃいました。キモノのテイストから行ったら割り角出しでもしたかったのですが、そういうわけで長さが足りずに『サムライ結び』です。

 さて、出かけた先は丸善落語会。『超星☆激突=たまVS兼好』…笑福亭たまさんと三遊亭兼好さんの二人会。贔屓のたまさんが出るということでいそいそと出かけます。ご一緒してくれたのはmayさんとにっぽんちゃん、それにことりちゃん親子。
 
 ことりちゃんたちは親子で着物。親子というよりも姉弟みたいです。

 今日の演目
 
 どれも生では初めて聴く演目で嬉しい!

 兼好さんはおはつでしたが、江戸落語らしい洒脱な感じ、そのなかにちらっと含まれた毒が粋でした。江戸弁ってのも耳慣れると楽しいもんですね。
 たまさんは相変わらずのパワフル・どっかんどっかん。『浪花の最終兵器』とも言われてる、本領発揮。
 兼好さんとたまさん、たまさんの方が少し先輩だそうで、お互いにいい感じで気にし合ってる様子が気持ちいい二人会でした。
 
 終了後、ロビーで見送ってくださいました。「一緒に写真を撮ってくださーい」というファンの要望にも気さくに応えていてくださってて。私も一緒に写りたかったけれど、なんか恥ずかしかったのでおふたりの写真だけ。
 
 終演後はおやくそくのお茶&おしゃべり。わたくしはパフェをいただきました。
 落語はいいねえ。楽しい半日でした。

 さあ、その落語!明日はいよいよ『りらっくごvol.2』です。笑福亭たまさんの落語がまた聴けますわ、楽しみ楽しみ。
 りらっくごスタッフ仕事も2度目です。楽しい会になりますように~。