持って行く予定の着物は袷。涼しくせねばということも考えた旅支度。
・着物に半襦袢の替え袖を直接縫いつけました。
・半衿は「つけ衿」を使うことにし、ファスナーで交換できるようにしました。
・着物の下は浴衣用の汗取り下着。
これで長襦袢ぶん着るものが少なくなって、楽になるはず。
帯はリバーシブルなので、それにあわせて半衿と帯締めは2つずづ用意しました。
そして、「うまこ草鞋」と、その下に履くタビックスと。
これで、キモノ準備完了!
さあ、旅立ちは明日です。
うまこさんに倣って作りました、伊達花緒つきエア地下足袋、またの名を地下足袋草履。
まだキモノ仲間に出会う前、ネットでキモノ生活の情報を集めていた頃、目から鱗をいっぱい落としてくれたHPがありました。それは「うまこの着物で遊ぼかね」。どこにでもキモノでがんがん行っちゃううまこさんの、楽しい工夫が満載のHPです。
その中でも一番「こりゃいい!」と感じたのが「地下足袋に伊達花緒をつけて履いちゃう」という工夫。これなら踵も浮かないし、長時間疲れなく歩けるはず、何より楽しい!いつか私も作ろう!と思っていました。その後思いがけずうまこさんと知己を得て、エネルギッシュにお出かけされている姿を目の当りにしているうちに、その思いはますます強くなり‥。
そして、ついにその日が。私も作りましたよ、うまこさん!
芯にはオット下着シャツのよれよれになったのを使い、ありあわせのポリ縮緬をくけました。地下足袋への装着は強力接着のマジックテープで。そして防水スプレーをかけまくり。
よし、準備OK。歩くぞ!
張り切ってどこを歩く気でいるかと言うと、週の後半からでかける南ドイツです。17日にすうちゃんからいただいた「洗えるキモノ」と、うまこさんのアイディアいただきの地下足袋草履(わたくしはうまこ草鞋と呼びたい)で、遠つ国を歩き回ってまいります。
・・と、やる気満々でいたのですが、現地在住の友人から「日本ほど治安が良くないからあまり調子に乗らんように」と釘を刺されちゃいました。
ネオナチに襲撃されるとか石が飛んでくるとかはないらしいですが、いたずら好きの南ドイツのひとたちにアイスクリームをつけられたり、スリ・かっぱらいの標的になったり、10mおきに話しかけられたりする可能性がかなりあるとかで。わあどうしよう。
まあ、とりあえず一式持って行って、どっかで着ようと思います。そしたらまた写真を載せますので見てやってくださいね~。
火曜日はすうちゃんおめでとうオフの第2弾でした。名古屋編に引き続き、三河編。前回は「フォーマルオフ」と称しましたが、今回は「晴れ着オフ」にいたしました。よりリラックスして華やかに~という気持ちで。
というわけで今日のコーデは「春爛漫の花盛り」‥桜は過ぎても春はまだまだ花いっぱい。「もの言う花」とばかりに咲き誇るすうちゃん。わたくしも咲きますわ!の心です。
着物は一昨年にヤフオク・古布骨董北條さんでだいぶ安く落札したアンティークの付け下げ、蕨とたんぽぽの柄。この着物、見てわかるようにだいぶ袖が長うございましょ。いずれお袖を切るつもりですが、その前に一度長いまま着ておきたくって。
帯は歌舞伎の時も締めたカヨイコマチさんの。実はこの帯、前回あまりうまく柄を出せなかったので、リベンジのつもりもありました。今回は‥うーん、お太鼓をもっと大きく作ったらよかったなあ~。菖蒲の下にたんぽぽの花もあって、全部は出せないけど花だけでも覗かせたらよかった~。
あーでもないこーでもないとやっているうちに時間が来てしまい、心残りを抱えたままランチ会場へ。少し早く着いたので、お店の前で撮影会です。
ぽんごちゃんは優しい色の小紋に繻子の帯。こってりしたアザミの刺繍が目を引きましたが、ぽんごちゃん自身は市松の地紋の方がよりお気に入りだとか。
misaさんは扇模様の小紋に豪華な織りの帯を二重太鼓、重ね衿でよりおめでたい気分が高まります。この着物、お母様がお召しだったそう。いいな。
ずずさんは色っぽい紫の、雲のような柄の小紋。帯揚げ帯締めの赤が印象的です。半襟はビーズ。
わいわいやっているところに、主役登場!
甘いピンクの付け下げに鮮やかな群青の牡丹帯、ぱっと花が咲いたように場が明るくなるのはすうちゃんの人徳でしょうなあ。
ことりちゃんも来て、ランチタイム。オードブルの後はパエリア。6人分のパエリア、迫力です。お味もよろしゅうございました。
ランチの後の撮影会。満腹艶女でございます。
ことりちゃんは紫の鮫小紋に「すうざんや」のアンティーク帯。そういえばことりちゃんの柔らかもの姿は初めて見ます(舞妓姿を除く)。ぐっと色っぽくなりますなあ。
クイズ。どれが誰の足でしょう?
ことりちゃんはお子さんが心配だとてここでお別れ。名残を惜しむ、お別れのハグ。おんなのこはぎゅっとするとやわらかくてきもちいいです。
さて、ランチの後は岡崎公園へ。藤がそろそろ咲いていないかなあ~?名残の桜の下をそぞろ歩きます。
「純情きらり」のロケもあった河原の道。走るぢょゆう。
キャーー!!ずずさんもぢょゆうに?ヒッチコック「鳩」
お茶屋さんで一休みしているところに白雪ママさん登場。薄紫の小紋に紫いろの道行、ビーズ刺繍のバッグも京紫。帯は「寿」柄でおめでたく。
ここでmisaちゃんとはお別れ。名残のハグ。
このあとまた藤棚に行き、早咲きの藤を眺めて帰途につきました。
帰り道、すうちゃん宅に寄せていただき‥わたくし、またしても着物をもらってしまいました。どうもありがとう、すうちゃん。
お天気もよく、おしゃべりも弾み。たいへん楽しい一日でした。
すうちゃん、皆さん、どうもありがとうございました。また一緒にお洒落して集まりましょうねえ。
藤はこれくらいでした。
みっちゃんに髪を結ってもらって出かけた先は、名古屋御園座の「陽春花形歌舞伎」でございました。髪結いさんに行ってお芝居に見に行くなんて、まるで良家の奥様みたいでしょ!
着物は紅型小紋、私には珍しい誂えもの。帯はカヨイコマチさんの春花刺繍名古屋。半衿は白のビーズ、帯揚げは抹茶縮緬、帯締めは抹茶三分紐、帯留めと簪はは竹蔵龍さんの雪月花と冨貴花。おお!私には珍しく、もらいもんがないぞ。
今日のメンバーです。ぽんごちゃん、わたくし、にっぽんちゃん、ぶるちゃん。歌舞伎好きのにっぽんちゃんの案内で、幕間のゴハンを予約して席へと。
一番安い3階席だけど、正面でとても見やすい席です。イヤホンガイドとオペラグラスを用意して、さぁ幕が上がります‥。
一幕目「盟三五大切かみかけてさんごたいせつ」。これは忠臣蔵のサイドストーリーらしい。男女の愛憎ドロドロと仇討ちの大儀名分とが絡み合って、何とも言えん濃ゆい情念の世界がケレン味たっぷりに繰り広げられます。途中の幕間にランチをはさみながら、芝居の世界に酔いました。
泥絵の具を塗りたくったような世界の中で、ぱっと目に入る鮮やかな場面場面が、このお芝居の醍醐味かも。居直って座り込む色悪の真っ赤な褌、騙した浪人に切り殺される元芸者の帯を解かれつつ苦しみ悶える所作の舞のような動き、断末魔にのけぞる姿の美しいこと。毒がたっぷりの、あやしい美しさ。これが退廃美というものでしょうか。原作は「四谷怪談」の鶴屋南北。なるほど。
ほー‥と息を吐きつつ、幕間には「最中アイス」を。んまい。
そして二幕目は「芋堀長者」。一幕目とはうってかわって、これはレビューのように楽しい舞台でした。「踊りの上手を婿にする」というお姫様に恋焦がれた芋堀りが、日本一の踊りの上手と偽って‥すったもんだのあげく「いつもの芋堀を披露!」って踊ったら、お姫様もライバルもみんな踊りだしました、という。キラキラの豪華な舞台に繰り広げられる善意ばっかりの世界。役者の表情の飄げて可愛らしいこと。そして確かな一挙手一投足。
一幕目とは打って変わった明るさで、すっかり後味がよくなって。歌舞伎って素敵。「また来たい!」と強く思ったことでありました。
興奮冷めやらぬままカフェでおしゃべりして。10月にもここ御園座に来るから、そのときにはまた行こうね、いえ京都南座はもっと素敵だからそっちにも行こうよ。楽しい話で盛り上がります。ホント、また行きたい!
歌舞伎。想像していたよりもずっと愉しむことができました。それもこれも、勝手を知っていろいろ案内してくれたにっぽんちゃんのおかげです。どうもありがとう。そして、一緒に楽しい気持ちをともにしてくれたぶるちゃん・ぽんごちゃんにも感謝です。
そして、この記事の写真。ほとんどぶるちゃんからいただきました。おかげでこの記事が書けましたわ。いつもほんとうにありがとう!
みっちゃんが作ってくれた頭は、最後までずーっと乱れもせず綺麗でした。
「良家の奥様」にも見えたらしい。大成功。、でも「ルチ将軍」とも言われたさ~。
土曜日、犬山のみっちゃんのところに行きました。みっちゃんはうちらのカリスマ美容師。これまでも「耳かくし」「日本髪」とその腕を見せてくれたみっちゃん、今回はどんな魔法をかけてくれるでしょうか‥。
今日のコーデはテーマ「惜春」。今のうちに着ておかないと季節外れになっちゃう着物と帯を大急ぎで着ておきたくて。
そして、裏テーマは「わたくしのこんにちあるはみなさんのおかげです」。何故かというと‥
今日の着物:格子袷木綿「よきもの」(mayさんよりいただく)
今日の帯:流水鴨と散り桜(ヤフオク・カヨイコマチさん?値段忘れた)
今日の半衿:紫の薔薇(すうざんさんよりいただく)
今日の帯揚げ:クリーム色草花柄ハギレ(骨董市800円くらい)
今日の帯締め:草色三分紐(祖母の遺したもの)
今日の帯留め:ピンクハートトンボ玉(おーこさんよりいただく)
今日の足袋:薄紫兎(まねきやさん980円)
今日の草履:畳表縞花緒(松屋・値段忘れた すうざんさんお見立て)
今日の袋物:すずらん銘仙袋(祖母の羽織の解きから、ことりちゃんにすごく教えてもらって自作)
‥と、見ていただいてわかるように、9アイテム中6個までが、いただいたりお世話になったりして手に入れたものなのです。わたくしが能天気な着物ライフを愉しんでいられるのは、ホンニみなさまに助けられてであることがよっくわかるコーデだと思いました。
そして、今日出かけていったみっちゃんも、わたくしのキモノライフを強力に支えてくれている強い味方。カット・パーマ、そしておまかせのセット。こんなふうになって帰ってまいりました。
すっきりとまとまったアップスタイル。まさにキモノの髪型!という感じだけど、粋すぎではないので水商売っぽくはない。良家の奥様‥というには顔がにぱにぱしすぎているんですが。
みっちゃんがこの髪型にしてくれたのは、翌日わたくしが出かける先のことも考えてくれてのことでした。翌日日曜日はこんないでたちです。
良家の奥様に見える?
変身過程です。眉毛もみっちゃんの手が入っています。
これでどこに行ったのか‥は、次の記事にて!
火曜日、次の日は仕事だというのに飲み会。「英君を楽しむ会」@一宮の「よし亭」に行って来ました。静岡の銘酒・英君酒造の蔵元を迎えてのこの会、毎年恒例になりつつあります。和食といえば和服でしょ!と、またしてもひとりキモノ着て出かけました。
今日の着物:市松お召し(ヤフオク・時代着物さん:3800円)
今日の帯:散る桜昼夜帯(ヤフオク・アンティーク着物ソレイユさん:8500円)
今日の半襟と帯揚げ:(カヨイコマチさんのハギレ1200円を分割)
今日の帯締め:薄青山吹雪輪(ヤフオク?1000円くらい)
今日の足袋:ピンク桜(まねきや980円)
今日の根付:ガラスの雫(竹蔵龍さん:2000円くらい)
携帯ストラップは「英君」。黒ラベルは大吟醸です。根付のしずくはお酒のひとしずくのつもり。
今日のコーデ、コンセプトは「桜は散れども酒旨し」。というのは‥
実はこの会、例年この時期行われる新酒鑑評会のために蔵元さんが名古屋に来るので、受賞のお祝いを兼ねて飲み会をしよう!ということで始まったのですが、今年は残念ながら賞を逃したのです。賞を取るお酒はどちらかというと香りの高い華やかなお酒が多く。英君のお酒はやわらかくじっくりした味わう酒なので、賞をというにはちょっとおとなしすぎたのかも。でも、料理と一緒に味わうとお互いを引き立てあって最高なのです。
というワケで、「桜は散れども酒旨し」。ちょうど季節にも合っております。
青ラベルは吟醸、緑は純米吟醸、黒は大吟醸。前の3本は同じく静岡の銘酒「志太泉」の出品酒。どれをとっても旨酒であります。
「よし亭」大将の作る数々の肴と合わせて、たいへん幸せな一夜でありました。
今日4月8日は岐阜ではギフロマンチカ・名古屋の白鳥では骨董祭・名古屋高島屋では昔着物バザールと気になるイベントが目白押しだったのですが、わたくしの出かけた先はおなじみ大須。GWにドイツ旅行の予定があり、オットが昔お世話になったドイツ人のおばあちゃまにさしあげるお土産を探しに行ったのです。
そういうわけで、別にキモノを着る必要はなかったのですが‥「家でだらだらする服」と「仕事に行く服」以外はキモノしかない最近のワードローブ。この前のコーデで着物だけ替えた手抜きのいでたちででかけました。
今日の着物:カツオ縞単紬(置き古しの反物から和裁教室で自作)
今日の帯:春の小川昼夜帯(ヤフオク3000円)
今日の半衿:水色水玉(いただきもののハギレ)
今日の帯揚げ:水色絞り(祖母のもの)
今日の帯締め:水色水玉丸ぐけ(いただきもののハギレから自作)
今日の足袋:薄紫兎(まねきや・980円)
今日の草履:酒袋すうちゃんお見立て花緒(松屋2割引4000円くらい)
今日の根付:華鯉(竹蔵龍さん、2000円くらい)
今日のポシェット:アンコウ袋(Meyouさん、3500円くらいだったか)
外国のひとへのお土産、きっちりしたものだったら高島屋かどこかに行ったほうがいいのでしょうが、それじゃちょっとつまんない(高いし)。大須のごちゃごちゃっと猥雑な雰囲気の中から選び出すのが楽しくって。
大須の商店街をひとりぐるぐると歩き回って買ったもの‥福笑いタペストリー・浮世絵風呂敷・相撲柄日本手ぬぐい・お多福柄縮緬小函・縮緬細工の着物着たウサギとクマ・藍絵付けのそばちょこ。
あと、食べ物系は行く直前に干菓子と宝の麩を買う予定。
こんなもんかなぁ、他に何かいいものないかなぁ。オットがたいへんお世話になった方なので、精一杯お返ししたくって。
いろいろ考えつつ和装小物の店をうろうろしていましたら、見知らぬ中年女性二人連れにいきなり「その着物は何?」と話しかけられました。「えー、紬ですが」「へーそうなの紬なの」中年女性ズ、左右からいきなり着物の袖をつまんでこすってます。な、なんじゃ。ひるむわたくし。はさみうちにされて後ろは壁。怖い。
「いえねー、ステキだから。その帯は何?」何って、どう答えたらいいんでしょう「えー、昼夜帯ですが」「そうなのー。それ(半衿)は何?これ(帯締め)とお揃いなのねえ」「これは普通の洋服地です」「あぁそうなの。作ったの?えらいわねえステキねえ」ステキねえはいいんですが中年女性ズ、こんどは左右から半衿をつまんできます。タスケテー。
それ以上は何をされることもなく「ステキねえ」とまた言ってもらって放免されましたが‥「何?」っていったい何を訊きたかったのでしょう。謎です。なんか気圧されっぱなしで、勝ち負けで言うと負けなので悔しい。今度遭ったらなんと言おう。
まぁそれはともかくうららかな春の日、のんびりこまごまとした買い物をして、楽しい半日でした。
今日は「へのへの」はいらないでしょう!すでに顔の上に顔を描いておりますから。
週末、京都で舞妓体験をしてまいりました。一緒に行ったのは和裁仲間のことりちゃんとキョウコちゃん。それに、カメラマンのオット。いっぱい写真を撮ってきました。
お店に着くと、まずはお化粧から。顔を洗って肌襦袢・裾よけの姿になり、鏡の前に座りました。スタッフの人が手際よく髪をまとめ、顔を作っていってくれます。
はじめに櫨の実の油を顔全体によくのばします。これはお化粧下地でもあり、肌荒れ防ぎ・汗止めにもなるそう。次に京紅を瞼にぼかし、うなじから水白粉を塗っていきました。
襟足を二本描き、顔も白く塗っていきます。
刷毛で水白粉を塗り、パフで水気を取りつつ綺麗に伸ばして。このあたりはずっと目をつぶっておりました。
真っ白になった上に、顔が描かれていきました。もぉ別のひと。
次はキモノ。箪笥のなかのたくさんのキモノから、写真を参考に選びます。
ぱっと目についたキモノを出して羽織ってみます。「どっちがいい~?」「うーん、どっちも綺麗ねえ」「あ、私そのピンクの方を着てみたいわ」「そっかー、じゃあ私ブルーにする」‥おしゃべりしながら選ぶのもたのし。
丁寧に着付けしてくれました。しっかり補正して衿を重ねてから、ちょうどいい「お引きずり」具合に丈を決め紐で結びます。
その上から赤いしごきをくるくる。普通のキモノのときの伊達締めにあたるそう。
そして、「だらりの帯」を締めていきます。幅は普通の袋帯と同じですが、上を少し折り返しただけなのでとても幅広。緩まないように力を要れてぎゅっぎゅと締めますが、上のほうを緩ませて下を締めるように引くので体は楽ちんです。
帯が太いから帯締めも太く、帯留(ぽっちり)も大きい。
最後に髪結い。「半かつら」を使うので、前と横の髪にこてを当てて癖を直します。
そして、かつらを。なんとなく「たまずさのおんりょう~~」って感じ。
で、かつらに自分の髪をなでつけると、自然な仕上がり。
簪や髪かざりをつけて、できあがり~。これが落語「愛宕山」なんかで噺家さんが「舞妓さんのびらびらでっせ」とやるやつか。
さあ、みんな舞妓さんになりました。お出かけなので裾をからげてもらい、付近の名勝、渉成園へ。撮影会のはじまりはじまり~。
ことりちゃんとキョウコちゃん。絵葉書になりそうですねえ。
桜を眺めつつ写真を撮っていましたら、あれ?いつのまにか、周りに人だかりが。カメラがいっぱいこっちを向いている。「写真撮らせてもらっていいですか?」って、あれ?いやーん。
注目されるのは嬉しくないことはないのですが‥ごめんなさい、ニセ舞妓なんです。わかって眺められるぶんにはかまわないのですが、万が一本物かと思って見て「ちっ、年増のニセモノかよ」とか、思われていたら恥ずかしいなあ。
とか思いつつも「一緒に写真を撮ってください~」と言われて、「いいですよー」にっこり一緒に写るわたくしどもでありました。
渉成園は広い。やっこらしょう、と階段を下りて「待っておくれやす~」と、気分はやっぱり「愛宕山」。
そういえば、わたくしたちのこの色の取り合わせ、なんか戦隊ものみたいですなあ。
桜の間にメジロがいっぱい。あっちにもこっちにも。
さて、そろそろお店に戻りましょうか。
お店では、からげていた紐を解いて裾を引きます。お引きずり、華やかでいいですねえ。
桜の下でお店の中で、おしゃべりしながらたくさん写真を撮って。とても楽しい一日でした。楽しい体験をより楽しくしてくれたことりちゃんキョウコちゃん、どうもありがとう。
お世話になった舞妓体験のお店「華陽」さん、化粧・着付け・髪と丁寧に造っていただき、散策のときも親切に案内してくださいました。おかげさまでたいへん楽しかったです、ほんとうにありがとうございました。
そして、カメラマンのオットにすぺしゃるさんくすです。
舞妓さん体験、想像していたよりもずっと面白かった。またやりたいものです。こんどは何色のキモノを着ようかなあ。