ちょっと前から暇を見つけてはちくちくやっていたコレ、できました!
と、急いで言っておきますが「縫った」のではありません。「揚げをした」の。
9月初旬に、妹が姪っ子(5歳)連れて後輩の結婚式に出るというのです。で、去年私が骨董市で買ってあげた綿絽の浴衣を着せてもいいかなぁ?と聞いてきました。
9月かぁ。浴衣はなぁ。単の子供キモノはないけど、どうせ式場の中でしか着ないんだから、袷でもいいよなぁ。そうだ、子供の頃着せてもらってた振袖、あれに揚げをしよう!ふふふ、姪っ子きっと可愛いぞ。
そう思い立って妹にもそれを告げ、実家の箪笥を漁ってみましたら、出てきました昔の四つ身。・・でも、でかいぞ。そーいえばこれ、わたくし中学生くらいまで着ていたっけ。5歳児に、着せられるか?
困った時の和裁教室。先生に相談してみましたら、「二重に揚げをしたら大丈夫よ」といつもの頼もしいお答え。
キモノの身丈は150cmくらい、姪っ子身長120センチ。例によって先生に待ち針を打ってもらい、二重の腰揚げと深い肩揚げをぬいあげました。「揚げするだけって簡単に考えるけど、けっこう難しいでしょ~。ちょっとしたバランスで可愛くなくなっちゃうのよ~」と先生。はい、そのとおりです。簡単に考えていたけど、ひとりではできませんでした~。
さらに、ちゃっちゃと着られるように袖の振りと半襟を「なんちゃって」でくっつけて、一枚だけで長襦袢を着ているように見える細工を。さいごに腰紐を縫いつけ、これで下着の上からくるっと巻くだけでOKになりました。姪っ子よ、さぁ着てくれ!
・・後からよく考えたら、9月でも初旬だから綿絽の浴衣でもよかったような気もしましたが・・でも、細工しちゃったら早く着たところ見たいんですもん。頼むぞ妹よ。あばれんぼうの姪っ子5歳、でもおしゃれは大好き。きっとその時だけはかわいいキモノ少女になってくれるでしょう。わくわく。
それにしても、13歳のわたくしが着ていたキモノを5歳の姪っ子が着られる。キモノってすごいですねえ。