キはキモノのキ

キモノ‥愛してます

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

お久しぶりです。大阪ディープツアー

2011年11月21日 | キモノイベント

 読んでくださってる皆様。長らくのご無沙汰、大変失礼いたしております。葉です。

 お久しぶりにもほどがある、1年以上の更新休止。そのあいだにはこの国にたいへんな災害が起こり、読んでくださってる皆様の生活にも様々なことが起こったかと思います。お元気でお過ごしでしたでしょうか。

 私はと言えば、まぁ普通にいろいろなことがありつつも、今はつつがなく元気に過ごしております。キモノでお出かけも、ちょこちょこいたしております。

 その、キモノお出かけ。先日「これは書かねば!」心を強く刺激してくれるイベントがありましたので、ご報告いたします。

 大阪は粉浜の呉服屋さん「こころや」さんが主催の「大阪ディープツアー」に行ってまいったのです。40名あまりのキモノ乙女と紳士とともに、ディープに楽しんでまいりました!


今日の羽織 :炎長羽織(ヤフオク)

今日の羽織紐 :業の深い羽織紐(玉やふちこま

今日の着物:般若着物(きむら)

今日の帯:扇子袋帯(前から持ってた)

今日の半襟:源氏香刺繍半襟(きむら)

今日の長襦袢:錦紗花柄長襦袢(母の小紋を仕立て替え)

今日の帯揚:緑花柄綸子ハギレ(きものなかむら)

今日の帯締:深緑冠帯締(祖母のもの)

今日の簪:赤花トンボ玉(玉やふちこま

今日の足袋:杵屋白足袋(広島・杵屋)

今日の草履:畳表龍村花緒(松屋)

 

この「ディープ大阪ツアー」、まずは文楽を鑑賞し、しかるのち色町・飛田にて昔の遊郭の建物をそのまま使った料理屋にて宴会をというもの。

 この濃ゆい企画にはキモノも濃ゆくいかねば!と張り切って選んだのが、一昨年ヤフオクで血の出る思いで落としたこの羽織でした。炎が燃え上がるような金糸銀糸の縫い取り。これにあわせるにはよほどがっつりした羽織紐でないと負けちゃいます。こういうときに、信頼できる作家さんを知っているというのはまことに心強いことです。前からお世話になっているガラス工芸作家「ふちこま」さんに、羽織の写真を送ってお願いしました。

 「業が深い、という感じの羽織紐をお願い!」←ほんとにこう言って注文した

 試作品を作ってもらっては打ち合わせ、最後は直接工房に羽織を持ち込んで仕立ててもらったこの羽織紐。連なるトンボ玉やビーズのひとつひとつに超絶技巧が凝らされているという、まさに念の入った業の深いものを作っていただきました。

 さあ、その羽織&羽織紐、絶好の舞台を得てでびゅうです♪

 ご一緒してくれたのはmikaさんmayさん。また、集まった方々のなかには一昨年の桃葉さんのパーティーでお会いした方や、ブログを通じて知り合った方などもいらっしゃって、懐かしい気持ちになりました。

 文楽は、実は初めてだったのですが、舞台が始まるとすぐにどんどん眼を奪われていきました。3人で遣う、大きな人形のまるで生きているような動き。それと語りと三味線が一体になってかもし出される、情念の世界。

 演目は

一幕目「戀女房染分手綱」

二幕目「伊賀越道中双六」

 どちらも、「実は生き別れた子供」とか「実は敵にして実の兄」など入り乱れた人間関係と義理と人情の板ばさみ。。。など、実はちょっと苦手な世界だったのです。
 けれども、それが文楽の・・・旧い言葉と不思議な節回しの浄瑠璃・遠い記憶を呼び覚ますような響きの三味線・生きているような人形・・・その非日常のなかで演じられると、どろどろした生々しさは減じて、ただ透き通った悲しみだけが響いてくるような感覚がありました。

三幕目「紅葉狩」

 これは、楽しい。真っ赤な紅葉の下で目もあやな豪華な衣装に扇を翻して踊る人形の艶姿、一転鬼と化した姫と貴公子との大立ち回りなど、まるでヅカのショーを見るような陽気な気分になりました。

 

 舞台を楽しんだあとはディープツアー特別編、人形遣いの桐竹勘十郎さんが足遣い・左手遣いの青年(いけめん)ふたりとともに人形遣いの解説をしてくださいました。

 ただ手に持っているだけではくたっとした人形が、勘十郎さんの手にかかると命を吹き込まれたように表情さえ冴えてくるのが不思議で見事で見惚れてしまいました。

 

 そのあとは、併設の資料館にて遊びます。

 文楽のお人形を触らせてもらったり(名前は「文ちゃん」と「楽ちゃん」です)

これは花魁道中ではなく、人形遣いの人が舞台で履く高下駄です。けっこう怖い・・・これを履いてあの激しい動きをするのですから驚きです。

 

 さて、文楽劇場を後にして、大阪ディープツアーの後半。飛田遊郭での宴会。

 天王寺の駅からキモノ団体、ぞろぞろ歩きます。歩きながら、キモノ紳士が飛田の町についての解説をしてくださいました。

 飛田、通称飛田新地は大正時代に築かれた遊郭で、昭和初期には大変な賑わいを見せたそうです。戦後には赤線地帯となり、売春防止法施行の後も料亭の看板を上げつつ・・・ということだそうで。そのせいで、独特の雰囲気を残した町になっているということで、ココロヤさんからも「海外旅行のつもりで荷物はしっかりと」「町の写真は撮らないように」など注意をいただきました。

 メインストリートは外して歩いたそうで何事もなく目的地「百番」に着きます。ここは大正年間に遊郭として建てられ、現在は本来の料亭として営業されているそう。

 年月にくすんだ豪華な甍に、赤いちょうちんが釣り巡らされている建物。中に入るとこんな感じ・・・京の五条大橋あり、日光の陽明門あり・・・。

 大広間に卓を並べ、お鍋と舟盛りで宴会です。お酒も入ってくつろぐひと時。写真をとったり撮られたり、お初の方とも話が弾むのがキモノ宴会のいいところですね。「一緒に写真を撮ってください」と言っていただいて嬉しかったり!

 最後はみんなで記念撮影。正面の写真のあとは後姿を。

 壮観でございます。

 「うひょ、なんだかたまりませんな」とおっしゃっていた紳士がおられましたが、どっかなんかツボだったんでしょうか。



  

 宴の後は、私はmikaさんとふたり、日本酒のみつつ余韻かみ締め会。

 ゆっくりとふけていった、大阪の夜でありました。

 大阪ディープツアー。まさに、濃く深く味わった旅でした。文楽、また行きたいです。飛田、、、、行けてよかったです。

 ココロヤさん、素晴らしい企画を、どうもありがとうございました。また何かありましたら、ぜひ参加したいと思います。楽しかった!

ジャンル:
ウェブログ
コメント (10)   この記事についてブログを書く
« 六代目笑福亭枝鶴襲名披露!! | トップ | 着物で楽しむお正月 »
最近の画像もっと見る

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございました (やっぴー)
2011-11-22 03:27:44
さっそくお邪魔しにきました~。
先日は、ナマ葉さんにお会い出来てうれしゅうございました。
あぁ、記事を拝読してまたまた楽しい記憶がふつふつと(笑)

下を見てビックリ。ほぼ1年振りの更新なんですね。
ワタシの読者さんにも葉さんファンがいらっしゃるので
時々アップお願いします~m(__)m
お疲れ様でした (mika)
2011-11-22 06:11:27
葉さん、お疲れ様でした。
楽しいひと時でしたね。
「燗の美穂」さんも気に入ってくださったみたいで良かったです。
また遊んでくださいね。
ありがとう。 (may)
2011-11-22 09:41:02
きゃ~~
お久しぶりの葉さんのへのへのを見られて嬉しいわ(そこ?)
あの陽暉楼の世界にぴったりでした~~
公私ともに多忙だとは思うけど
また遊んでください~~
行きたかったわ・・・ (ベル)
2011-11-22 10:16:25
 ちょこちょこブログ覗いてましたよ。
やっぴーさんところで、聞きつけて、やってきました。
お元気そうでなによりです。
嬉しいわ、美しく妖艶な姿を拝見できて。
あ~ぁ、行ってれば、久しぶりの葉さん、生やっぴーさんはじめ、着物ブロガーさんたちに、会えたのになぁ~。


素敵!!!! (ヤドカリ)
2011-11-22 10:18:08
圧巻!!

やっぱ葉さんのアンティーク見たいので更新お願いします!!

迫力の着物に圧巻の羽織!そして業の羽織紐!!もう~悶絶の葉さんワールド!!!
ごぶさたはじめまして (葉)
2011-11-22 22:57:39
 ヤッピーさん
 ご無沙汰しましたにしてはじめましてというへんてこなご挨拶でしたね(笑)。

 ブログに私のことを書いていただいたおかげで更新せんと!に弾みがつきました。ありがとうございました。気にしていてくださる方がいらっしゃるのって、とっても嬉しいことだと思い知りましたわ。

 ほんとほんと、楽しかったですね!またこの企画があったらぜひ参加したいです。そして、そちら方面の企画もなにかありましたらご一緒したいと思いました。
 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
かんのみほ~ (葉)
2011-11-22 23:01:18
 mikaさん
 ご一緒していただいて、ほんとに楽しかったです。ありがとーー

 大阪ディープツアー、文楽も遊郭もばっちりこんと楽しかったですが、ただひとつ我らにとっては日本酒!が足りんかったですもんね。
 ふたりきりの2次会@「燗の美穂」サイコーでした。また一緒に飲みましょう!
行こう~ (葉)
2011-11-22 23:04:02
 mayさん
 いやほんま、久々の更新でいろいろ忘れてて大変だったです。へのへの法も・・・(笑)。

 一時は週刊mayさんだったのに、お互いいろいろで今や隔月刊くらいになっちゃいましたね。でも、楽しい時間が得られることには変わりありません。時間を見つけて、これからもずっと刊行しつづけましょう♪
会いたかったー (葉)
2011-11-22 23:06:38
ベルさん
大阪行きということでもしかしたら…?の思いもあったのですが、お会いできず残念でした。でも、お元気そうで何よりです。

文楽、良かったです!きっとまた行きます。ココロヤさんもまた企画されると仰っておられましたし、そうでなくてもきっとまた観にいきます。そのときにはご一緒できたら…と思っております。

 またぜひ、よろしくです♪
てへ。 (葉)
2011-11-22 23:14:35
ヤドカリさん
美女に悶えてもらえるととってもクルものがあってよろしゅうございます(笑)。
このウッフンな気持ちをもっと味わうために、できるだけ更新したいと…思ってるんだけど…どうかなあ………

コメントを投稿

キモノイベント」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事