NHK大河ドラマ第59作『麒麟が来る』も、残すところ2回となりました。
思えば最初からトラブル続きで、放送スタートが遅れた上に途中でコロナのため撮影が中断し
偶然にも、悲劇の武将と呼ばれる明智光秀に似つかわしい歴史ドラマになったかも‥
これまでも大河ドラマに明智光秀が取り上げられたことはあったけれど
いつも型どおりの描かれ方で、些か物足りなく感じていました。
主従関係にあった織田信長を奇襲して自刃させたり、その僅か10日後に敗死したりと
いくら戦国の世とはいえ、かなりドラマチックな生涯を送った光秀ですが
今回のドラマでは、その曲折した人物像を丁寧に描いていたので
現代にも通じる趣き深い人間ドラマになっていたと思います。
難を言えば、鮮やかすぎる色彩や架空人物の活躍ぶり、またイメージと違う配役などに‥でしたが
長谷川博己が演じた明智十兵衛光秀は適役でしたね。
最終回は2月7日、どのようなエンディングになるのか、楽しみです