現在NHK-BSで再放送されている『シルクロード第2部』そして『新シルクロード』で
タクラマカン砂漠の楼蘭で発掘された女性のミイラが、詳細に撮影されていました。
『楼蘭の美女』として名高く上海で防腐加工された後、現在はウルムチ博物館に展示されています。
そもそもKimitsukuが遥かなウルムチまで旅したのは、此の美女ミイラに逢いたいが為‥でした。
新疆ウルムチ自治区博物館に眠る彼女に逢ったのは、2004年4月27日のことでした。
3800年近く1.5mの砂に埋もれて眠っていたのに、突然その眠りから覚まされ現代に甦った彼女は
TVで見た映像とはかなり変貌していました。発掘後に上海で科学的な防腐加工を施されたが
次第に暗褐色に変わってしまったとのこと‥でも美しい面差しは残っていました。
説明によると身長155cm、年齢40歳前後、血液型O型、ヨーロッパ系人種だったそうで
骨格から復元した顔写真も展示されていました。
この近辺ではアスターナ古墳などから多くのミイラが発掘されているが
彼女ほど完全な状態で見つかったのは珍しいとのこと。
遥かなる古代に砂漠のオアシスで生きた彼女に想いを馳せ、いっとき夢想を愉しんだ
シルクロード・ウルムチの旅でした。