goo blog サービス終了のお知らせ 

kimitsuku独り言

日々の暮らしから感じたあれこれを
ひとりブツブツ独り言

!(^^)! イタリア旅日記 PART 11 魅惑のヴェネツィア !(^^)!

2013年04月08日 | 日記
    
                   
 英語でヴェニス、イタリア語ではヴェネツィア。『アドリア海の女王』と讃えられる美しい街。
ポー川が運んだ土砂が堆積して出来た湿地帯に、杭を打ち込み干拓して作った街で、大小
170以上の島から成り立っています。古くから海上交易で栄え、美しい街並みを作りました。
この地名を知ったのは、子供向けに書かれた『ヴェニスの商人』だったでしょうか。
シェークスピアの原作で、詳しい話は忘れても金貸しシャイロックの名前は覚えていました。
何度か映画化されており、最近ではアル・パチーノがシャイロックを演じていましたっけ。
 そしてトーマス・マンの短編『ベニスに死す』。その原作以上に知られたヴィスコンティ監督の
同名映画。また『旅情』や『ツーリスト』等の映画でも、何処か幻想的で不思議な雰囲気が漂う
魅惑の街として描かれています。
               
 安野光雅さんもベニスに惹かれた一人で、画集『黄昏のベニス』を著わしています。
細い迷路を歩き、人と触れ合い、スケッチし、ベニスを満喫している様が読み取れる楽しい画集
その中でイギリスの画家ジョゼフ・ターナーを紹介していました。
               
 そのターナーが描いた『サン・ジョルジョ・マッジョーレ』
朝靄に霞む教会のシルエットが限りなく美しく、ターナーが好んだ黄色っぽい色彩がより一層
ヴェネツィアの夢幻を表現しているような…。
               
 あのクロード・モネだって描いています。『黄昏…ヴェニス』と題された絵画で、赤く染まる
水面にサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会が、妖しく美しく揺らめいています。
非現実的な儚さを感じさせるヴェニス、喧騒と倦怠が同居するヴェニス、矢張り魅惑の街でした。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする