TADEUSZ MACHALSKI
旅の5日目フィレンツェでの半日フリータイム、ホテルからアルノ河に沿って10分程の距離を
marinoとふたり、丁度よい朝の散歩道でした。先ずはアカデミア美術館で『ダヴィデ』と対面。
ミケランジェロ曰く、石の中から現れた『パレストリーナのピエタ』を始め、美しい多くの彫像に
魅惑され、心残りはありながらも次なる目的地・シニョーリア広場へ向かいました。
前日に観光したドゥオモを一回りし、ヴェッキオ宮殿を観て広場に出ると…、妙なる調べ
ギターの音色です。階段の前で一人の青年が聴き覚えある曲、わぁ「FRAGILE」だぁ
並んでいるCDを見るとギタリストの名はTADEUSZ MACHALSKI、タデウス・マシャルスキー
タデウス…うわっ『ベニスに死す』の美少年と同じ名前、迷わずCDを買っちゃいました。
帰宅後に検索してみたら有りましたTADEUSZの映像、「リベルタンゴ」を弾いています。
彼は今日もシニョーリア広場で、静かにギターを爪弾いているのでしょうか。ちょっと気掛かり…。
フィレンツェの街歩きに疲れて一休み、今日のランチはカンノーリです。
パスタ生地を薄く延ばして四角にカットし、円筒状に丸めて揚げたものにリコッタチーズが入って
いるペストリー菓子。7年前シチリア・タオルミーナで食べて以来、すっかりファンになりました。
確かミラノ空港で売っている筈、お土産に頼まれています。marinoは初めて食す味、どうよ…
ツアー仲間が何かの映画で観た…と言うので、ほら『ゴッドファーザーⅢ』の毒入りカンノーリ
殺人事件と教えてあげました。思わぬところでも映画マメ知識が役立ちます。
フィレンツェのサンタ・クローチェ聖堂、ここにミケランジェロの墓碑があります。
偉大な彫刻家であり画家であり建築家だったミケランジェロは、1564年ローマで88歳の生涯を
終えたが、遺言により生まれ故郷に近いフィレンツェに埋葬されたそう。日曜日とあってミサが
執り行われており入場は出来なかったが、聖堂の清楚なファサード前で手を合わせました。
芸術の香り高い麗しき街フィレンツェ、大大満足の街歩き体験でしたぁ。