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kimitsuku独り言

日々の暮らしから感じたあれこれを
ひとりブツブツ独り言

時雨(しぐれ)忌

2011年10月12日 | 日記
         
         閑さや 岩にしみ入る 蝉の声


 今日は、元々「滑稽」「戯れ」を意味していた俳諧を、芸術の域まで高め
『俳聖』と称された松尾芭蕉の忌日。その忌日を時雨忌と呼ぶのは、旧暦
10月の異称を時雨月と言い、芭蕉の句にも多く取り上げられているから…。
 愛聴している「NHKラジオ深夜便・隠居大学」で、いつか坪内稔典氏が
解説していた。そして本来の軽妙洒脱な「戯れ」気分で詠んだ句を紹介し、
読者からどういう意味かと問われ、答に窮した話など面白可笑しく語って
いたことを思い出す。その句とは
           三月の 甘納豆の うふふふふ
同じ5・7・5でも、確かに俳聖先生の句とは様子が違うわねぇ。
 この甘納豆シリーズには1年分があって、10月の句は
           十月の 男女はみんな 甘納豆  だって。
俳聖・芭蕉の高尚な句も良いが、稔典氏の「訳の分からない句」も捨て難い。
                     
 は、立石寺に建つ芭蕉像と「閑さや…」の句碑。
叶うことなら、芭蕉先生&稔典先生&天野祐吉学長の鼎談を聞いてみたい。
一体どんな話が飛び出すやら…。

コメント (2)
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