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kimitsuku独り言

日々の暮らしから感じたあれこれを
ひとりブツブツ独り言

隠居大学  今回のゲストは山田太一氏

2011年10月06日 | 日記
         
 コラムニスト天野祐吉氏が学長を務める、NHKラジオ『隠居大学』。
昨夜は聞き逃した7月分が再放送された。ゲストは、作家・山田太一氏。
 この『隠居大学』は、毎月最終月曜日に放送される軽妙洒脱なトーク
番組で、各界で活躍されている隠居or隠居志望者を迎え、一見他愛ない
お喋りを通して人生の真髄に迫ろう…ってことらしい。
数々の脚本や小説から想像していた山田太一氏の、イメージを覆すような
ユーモラスな語りに、眠さも忘れて聞き入ってしまった。
電車の中で天野氏に間違われたこと、幾ら否定しても信じて貰えず思わず
「実は天野です」と言いそうになったこと、それを受けて天野氏が自分もよく
間違われる、誠実そうな風貌や紳士的な印象が似ているのでしょうか…と。
会場から微かな笑い声が聞こえ、和やかな雰囲気が伝わってくる。
 好きな芋羊羹の話、旅行の話、失われつつある日本の路地風景等など。
70代男性のお喋りには、そこはかとないペーソスやノスタルジーが感じられ
「うん、分かる分かる」と、ひとり真夜中の布団の中で、くすくす笑い。
昔は若いモンの憧れであった人生の達人『隠居』が、今や絶滅危惧種…
これじゃいけないと始めたという『隠居大学』は、今じゃkimitsukuにとっても
立派な、隠居養成教養番組…です。
 おふたりの「明日という日は無いかも知れない」と思いつつ、「まだ今日は
大丈夫、美味しい芋羊羹でも食べようか…」の言葉に、吹き出してしまった。
この開き直り…いい加減さ…可笑しみ…これこそ隠居の極意かも。
コメント
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