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kimitsuku独り言

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小笠原・平泉が世界遺産に

2011年06月27日 | 日記
        
 パリで開催されているユネスコで、『平泉』が世界文化遺産に登録された。
前日の『小笠原諸島』に続く快挙で、東北大震災で被害を受けた岩手県のみ
ならず日本中が喜んだ。これから被災地復興のシンボルになりそう。
 平泉は12世紀に藤原氏が築いた黄金郷。義経や弁慶の伝承が残る史跡も
多く、歴史好きなkimitsukuも二度訪れたことがある。
        
 今回、登録されたのは藤原氏四代が眠る「金色堂」はじめ、無量光院跡、
毛越寺、観自在王院跡、金鶏山の各史跡。浄土思想や仏教と自然崇拝の
融合、日本独自の庭園美が評価されたという。
                        
 しかし先日のニュースで、イタリア・ポンペイ遺跡が崩壊の危機と聞いた。
イタリアは、国家財政の悪化で修復費用も人材も不足しているとの話だった。
中国・万里の長城も、崩壊が進んでいると聞いている。
地震で崩れ去ったイラン・バム遺跡の修復も、なかなか進んでいないとか…。
 現在911ある世界遺産(文化遺産704、自然遺産180、複合遺産27)のうち、
危機的状況にあるのは36箇所と、危惧されている。人類が共有すべき顕著な
普遍的価値を持つ、文化・自然・景観を後世に伝えて行くことが求められる。
 震災以降、半減した観光客を呼び戻すため平泉は知恵を結集して欲しい。
また世界遺産指定により自然破壊が懸念される小笠原諸島は、いつまでも
現在の豊かな景観を残しつつ、人類と共存する知恵を示して欲しい。
 先人たちが現在に伝えてくれた素晴らしい文化や自然を、今度は私たちが
子供や孫に残し伝える番なのです。

コメント (2)
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