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kimitsuku独り言

日々の暮らしから感じたあれこれを
ひとりブツブツ独り言

津軽の夏と 太宰治の『津軽』

2010年08月03日 | 日記
       
  この夏も8月2日から、青森ねぶた祭りが始まりました。
豪壮な武者絵の山車、鐘太鼓のお囃子連、ハネトと呼ばれる踊り子たちが
三者一体になり、短い夏を謳歌しようとエネルギッシュな祭りを繰り広げます。
津軽人パワー炸裂とも言うべき6日間は、毎年300万人の観光客が訪れるそう。
       
 若い頃、夢中になって読んだ太宰治は、青森県五所川原市金木町の生まれ。
生家は現在、『太宰治文学記念館・斜陽館』となっている。
代表作の『斜陽』や『人間失格』も良いが、私が一番好きなのは『津軽』。
故郷津軽を旅した紀行文の形を取っているが、自伝的小説と言えなくも無い。
内気でプライド高く、無頼で粋で気取り屋で…様々に言われる太宰の、妙に
素直な素顔が覗く『津軽』。
 今でも青森ねぶた祭りの頃になると、懐かしく思い出す青春の一冊です。
 
コメント (2)
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