きみちゃんの息抜き・・・

ラジオモンスター番組「秀電社のキキミミアワー」で話した内容を写真付きで詳しくお伝えしています。

補聴器Q&A⑳「一般社団法人日本補聴器販売店協会って、どんな協会なんですか?」

2019年07月23日 | 補聴器

今月の補聴器Q&Aは、「ネットで補聴器と検索すると、一般社団法人日本補聴器販売店協会という協会名が出てきますが、どんな協会なんですか?」

という質問にお答えします。

 

一般社団法人日本補聴器販売店は、日本全国の補聴器販売店が加盟している協会です。聞こえにお困りの方が安心して補聴器を購入できるよう、補聴器の適正な供給とその普及を図ることを目的に活動しています。

主な活動としては

1、法令・ガイドラインの遵守

補聴器を安全にご購入いただけるよう法令遵守を徹底するとともに、自主ガイドラインを策定して、聞こえにお困りの方の信頼に応えられるよう販売店の指導啓発を行っています。


2、販売店の育成支援

補聴器を効果的にご使用いただくためには、フッティングの知識・技能の研鑽と店舗設備の充実が不可欠です。協会では、「認定補聴器技能者」「認定補聴器専門店」の認定取得を推進するとともに、技能向上のための各種講習会を実施しています。




協会推奨のフィッティングの手順(補聴器適正販売ガイドラインより)

耳鼻咽喉科(補聴器相談医)にご相談の上、認定補聴器技能者のいる認定補聴器専門店でご購入されることをお勧めします。

 

 

3、良いお店選びに役立つ情報を提供

補聴器や聞こえに関する様々な情報や安心して相談できる補聴器販売店の紹介をウェブサイト上で公開しています。さらに、補聴器を実際に見て聞いて、より身近に感じていただけるよう「JAPAN補聴器フォーラム展示会」や相談会、説明会等を開催しています。

協会ウエブサイト内店舗検索ページ


展示会風景



4、医師との連携

医師の診察を受けずにご来店するお客様の中には、補聴器が適さない場合があります。その判断基準として「禁忌8項目」を実施するとともに、ご購入前に耳鼻咽喉科医師にご相談されるようお勧めしています。


5、関連団体との連携

厚生労働省、日本広告審査機構(JARO)、国民生活センター、日本医療機器産業連合会、日本聴覚医学会、日本耳鼻咽喉科学会、テクノエイド協会、日本補聴器工業会、日本補聴器技能者協会と連携しています。


 

 

 

 

 


紅花摘みと紅餅づくりを体験!

2019年07月23日 | おでかけ

さぁ~夏休み!!と言いたいのですが、今年は何だか変な天気が続いていますね~。

皆さん、体調は大丈夫ですか?

調子が変だなと思ったら、ゆっくり休んでくださいね。

 

さて、今回私は、山形県の県花「紅花」摘みと紅餅づくりを体験してきましたので、ご報告します。

7月初旬は紅花摘みの時期です。見事に咲いた紅花は観賞用としてとても美しいのですが、江戸時代には花びらを摘み取って紅餅にして流通させました。紅餅は染料として、また口紅や頬紅の材料として珍重されたんですね。

 

では、少しだけ紅花栽培の歴史を話します。

江戸時代、山形は紅花の一大産地でした。最盛期には1550駄(1駄=120キロ、1駄は馬一頭に乗せられる重量のこと)1500ヘクタールも作っていたそうです。それが、明治になって化学染料や中国からの輸入で大打撃を受け消滅してしまいます。

昭和になって偶然に農家の納屋から紅花の種が見つかり、紅花栽培が復興されることになります。資生堂との契約栽培が行われるようになり、一時は36ヘクタールの栽培面積を持つようになりますが、資生堂の撤退により急速に生産量は落ち込み、現在はごく一部の農家が栽培する状況となっています。

江戸時代、「紅一匁、金一匁(べにいちもんめ、きんいちもんめ)」と言われるほど高価なものだった理由は、花びらから0.3%しか口紅、頬紅の材料が取れなかったためなんだそうです。

さて、紅花摘みは、紅花に棘があるため、触れてもいたくないように長そで長ズボンで行います。

もちろん、虫よけは必需品です。🦋チョウチョ、アシナガバチ、🐝ミツバチが来ていました。

摘むときは、片方の手で花全体を下から掴み、もう片方の手で黄色の花びらを引き抜きます。

摘んだ花びらは、流水でもみ洗いして、黄色の成分を洗い流します。

洗い終わったら、板に並べて3日程度、上に覆いをして天日干しをします。

紅花が発酵してくるので、温度を下げるため時々かき混ぜます

時間がたつにつれて色が赤くなってきます。

干し終わった花びらは粘り気が出ます。これを小さく丸めて紅餅にします。

 完全に乾燥させて出来上がり!!

紅花農家の長瀬さんのお話では、暑い中、棘のある紅花摘み、紅餅づくりは手間のかかる大変な労働だそうです。

そうなんですか~と頷きながら、ほんのちょっとだけ体験の私には、とても楽しい体験でした。

来年もやりたいなー