きみちゃんの息抜き・・・

ラジオモンスター番組「秀電社のキキミミアワー」で話した内容を写真付きで詳しくお伝えしています。

ドバイ・イランの旅報告4

2016年01月13日 | 旅行

イランには沢山の世界遺産がありますが、

その中でも最もイランらしいエスファハーン「イランの真珠」といわれる古都です。

16世紀、サファヴィー朝の王、アッパース1世がエスファハーンを首都に定め、の輸出で得た利益で宮殿や寺院、バザール、橋などを次々に作っていき繁栄を極めました。

当時、エスファハーンを訪れたヨーロッパ人達はその栄華に驚き、「世界の半分」と称讃したといいます。

イランの地図・・・テヘランから南に約340キロ行ったところにエンファハーンはあります。

世界遺産 エマーム広場

マスジャデ・シェイフ・ロトフォッラー・・・王族専用の寺院、

礼拝堂のドーム天井の中心には孔雀がいて自然光が孔雀の羽として伸びる

エマーム広場を走る観光馬車

マスジャデ・エマーム・・・王の寺院

スィー・オ・セ橋・・・エスファハーンの中心を流れるザーヤンデ川に架かる橋

地元の若い女性たちと記念写真

地元の若い男性たちと記念写真

伝統工芸、ガラム・カールの工房・・・ペイズリー柄のイラン更紗の工房でエマーム広場に面したバザールの傍にあります。

 

チャイ・・・喫茶店、水タバコもあります。

イラン料理のレストラン

水タバコ

イラン料理・・・サラダ、ケバブ、サフランライス

 

 

 


ドバイ・イランの旅報告3

2016年01月11日 | 旅行

いよいよイランについての報告です。

情報の少ないイランについては、今回の視察で私が作成したレポートを、まずはお読みください。

イランの女性たちー暮らしの担い手の表情と社会進出

 1.1    想像とは違ったイランという国

イランは、想像とは大きく違っていた。首都テヘランは1200万人が住む大都会で、酷い渋滞とスモッグにどんより霞む街だった。街中では沢山の女性が一人で自由に歩いていた。全身を黒いベールで覆っている人もいたが、ズボンにコート姿でスカーフを格好良く被って颯爽と歩く女性も沢山見かけた。出合った人々は親切で誠実な礼儀正しい人ばかりだった。野菜と果物が豊富で日本で栽培されているものは殆どあった。そして、何より治安が良かった

私がそれまで頭の中で想像していたイランは、周辺を紛争地域に囲まれた不安定で危険な国というものだった。女性はイスラームによって虐げられ自由を奪われていると思っていた。ところが、実際に訪れてみると、長引く不景気とインフレで街も人も疲弊していたが、イスラームの教えのもとに穏やかに人々の暮らしが営まれていた。

私の勝手なイランに対する思い込みは、ニュースなどのメディアの影響が大きかったのかもしれないと思う。イランは、西側と全く違った価値観と行動様式の国である。その価値観や行動様式の違いが西側には理解され難いのだと思う。私が実際に見てきたイランは長い歴史と伝統に誇りを持った人々の優しさともてなしの国であった。

1.2    イスラームベースの性別役割規範と女性の地位の変化

さて、イランの女性について話を進めよう。イランの女性を理解するには、イランの制度や政策について理解することが重要である。

イランは、1979年のイラン革命後、イスラームをベースにした「西でも東でもない発展」を目指し、「現代性(モダニティ)」と「伝統」が共存する社会の実現を模索してきた。家族を基本とするイランの法律は、憲法や民法、結婚法などの様々な法律で家族の在り方を性別役割規範として規定している。女性の役割は「母性」が第一義であり、かつ子供や女性は「守るべき存在」と位置付ける。男性は、親権を持ち、家計の責任を持つ。女性は「真珠」であり、身内以外の男性に女性固有の美しさを見せてはならない。こう書くと「家父長的」「女性は従属的」といったイメージになるが、現代のイラン女性はとても賢く柔軟にその地位を向上させてきた。実際にインタビューをしてみると家庭で力を持っているのは妻の方という人が結構いた。

女性の地位向上に一役買っているのがメフリーエという結婚契約制度である。イランでは結婚は契約であり、既婚女性の権利を保障している。このメフリーエの制度であるが、高学歴な女性ほど積極的に交渉を行い金額や支払い方法について有利に条件を交わす。理由は、金額と家族親族内での地位が相関するからである。そういえば、イランの男性が「イランの女性は強い」と話していたが、イラン人男性にとってメフリーエはかなり手強いものなのかもしれない。

女性の服装制限、スカーフ着用義務は、一見すれば女性の自由を奪う制度のように感じられるが、別の見方をすれば「秘すれば花」効果を発揮できるものだと思う。イラン女性は実はそのことを分かっていて、黙って制度に逆らわずに女性の立場を有利に運んで行く手段として利用しているのではないかと思う。イラン女性が「現代性(モダニズム)」と「伝統」を共存させながら地位を着実に向上させていっているのは間違いないようである。

 1.3    女性の社会進出の実態

イスラーム化によって特定分野における女性の社会進出は逆に進んだ。学校や医療機関などで男女の空間分けをしたことにより、教師や医師等の分野での需要が高まり高学歴化した女性たちの就職先となった。2002年現在のデータだが、教育省は51万人、保健・医学教育省は11万人の女性公務員を雇用しており、両省ともに女性公務員は45%を占めているという。

スカーフとコート着用が義務化されたことにより、夫や父親の理解を得やすくなったことも女性の社会進出を後押しした。女性に稼ぎ手としての義務がないため自由に進路を選べるということも社会進出の積極材料になった。今や女性の大学進学率は、大学進学者全体の56%を占めている。

2014年現在、イランの女性国会議員の割合は3.1%(日本は9.5%)と低いが、3人は女性副大統領である。先日フランスで開催されたCOP21には、イランから女性のエブテカール副大統領兼環境庁長官が出席していた。イランでは現在、国会における女性の割合を一定程度確保する法律の導入が検討されており、今後益々、イランにおける女性の社会進出は期待できそうである。

 1.4    美容とファッションへの関心の高さ

イラン女性のお化粧やファッションへの関心はとても高い。目ヂカラのお化粧、細身のパンツやトートバッグなど、経済制裁があったにも拘らず流行に敏感である。手ごろで品質が良く落ち着いた雰囲気の日本ファッションは、きっとイラン女性に好まれると思う。化粧品や健康食品の品質の良さもイランの女性に紹介したい。イランではブランドよりも品質重視するというアンケート結果もあり、日本製品の輸出は今後大いに期待できそうである。

スモッグに霞むテヘラン市内

豊富な果物

颯爽と歩くイラン女性

女性専用バスに乗車する女性達

学生にマネジメントを教えるイラン女性


真面目なブログになってしまいましたが、イランのことを少しでもわかっていただけたでしょうか。

それまで抱いていたイランへのイメージと実際に訪問して感じたイランはあまりにも違っていて、これを説明するには真面目なレポートを読んでいただくのが一番と判断しました。

かつて、「おしん」の視聴率が90%を超えたというイラン、日本人と通じる心を持つ国民だと感じている私です。

次回は、グッとやさしくなって、イラン観光をご紹介します。

 

 

 


ドバイ・イランの旅報告2

2016年01月11日 | 旅行

ドバイ・イランの旅報告の2回目は、ドバイで紹介されている日本製品について、

意外なものが紹介されているんですね。

庭!?中庭かな~?

襖だよ~!

掘りごたつの和室!

屏風、アニメー!やっぱりアニメだよね。でも、屏風との組み合わせが面白い。

手拭い、帯で作った小物。これは一般的お土産だよね。

水耕栽培だ!

ドバイは砂漠だから、水耕栽培は良いかも。

きらきらのキティちゃん!

キティちゃんは世界中で人気なんだよね。


ドバイ人の人には、純和風が斬新でおしゃれに感じるのかもしれませんね。

ドバイ人が家に日本式の中庭を作って、和室に座って眺めてる姿を想像してみて。

なかなかじゃない!


世界中に親日な人が沢山いることに驚かされている今日この頃です。

親日な人達は、日本人だというと目つきが憧れの人を見る目に代わるんだよね。

そんな目をされると、ちょっと恥ずかしくなって、変な感じです。

自信喪失の日本ですが、外国の人たちの方が日本の良さを見出しているというのは、驚きです。

日本人よ、自信をもって世界に飛び出して行こう!





 


ドバイ・イランの旅報告1

2015年11月20日 | 旅行

ついに中東まで行ってきました~。

ドバイ・イランの旅。今回は、ドバイについてのご報告をしま~す。

写真は、夜明けのモスク。 ジュメイラ・モスク。

ドバイには、朝の5時に飛行機が着くので、まだ暗いうちからバスに乗って観光が始まるんですね。

こんな暗いうちから観光!と思いましたが、 早朝のモスクもなかなか幻想的で良いですね。


ドバイって何処?よ!!の声に答えて、

ここです アラブ首長国連邦の1都市です。

もう少し拡大した地図は、

ひえ~。なんか恐そうな場所でしょ。周りに紛争の絶えない国が沢山あって。

ISも心配だなー、と思うでしょ。でも、大丈夫。 もの凄く治安が良くて、安全なところでした。


ドバイは、アラブ首長国連邦という7つの首長国からなる連邦国家の1都市で、ペルシャ湾に面しています。

だから、ドバイにはドバイの首長さんがいるわけです。

元々は砂漠の遊牧民、ベドウィンでした。そのベドウィンの首長さんのことです。

なんとなくわかってきたでしょ


さて、ドバイについてもう少し。

ドバイといえば、世界一高いビル超高級7つ星ホテル巨大人工島の「ザ・パーム」、最新ショッピングセンターなどでがあり、世界中のお金持ちが集まる一大リゾート地として有名ですが、50年前までは砂漠の小さな漁港があるだけの所でした。

それが、石油が出たのをきっかけに、もの凄いスピードで最先端未来シティに変貌していったわけです。

実は、石油マネーは最初だけで、今は巨大観光都市として世界中からの投資を集めて成長している都市です。

 

国民の平均年収は約2500万円、無税、教育費ゼロ、医療費ゼロ、結婚すると土地を国から無償貸与、仕事は公務員だそうで、うらやましい限りです。

国民は、人口の約2割のみで、8割は外国人労働者だそう。

本当にこんなお金持ちの国があるんですね。

シンガポールも自由貿易で、世界中のお金持ちが集まる国として有名ですが、ドバイの凄さはシンガポールの比でないという感じがしました。

びっくりポンです

 

さて、ドバイの人たちの暮らしを写真でどうぞ。

砂漠に作られた町は超近代的です。

 女性は、金銀財宝で身を包みます。奥さんに金銀財宝を付けさせるのが男の甲斐性なんだって。

 超人気の高級ショッピングセンター

 ドバイ人の男性は、白い服を着ています。警察官ですよ。

ドバイ人の女性のファッション。

あれ~ダイソーだ。   無印良品も・・・

そして、回転寿司

ヨックモックだってあるよ。

極めつけは、今ドバイで大人気の日本のパン屋さん