きみちゃんの息抜き・・・

ラジオモンスター番組「秀電社のキキミミアワー」で話した内容を写真付きで詳しくお伝えしています。

補聴器Q&A⑯「補聴器の電池について」

2019年01月23日 | 補聴器

明けましておめでとうございます。

今年もきみちゃんの『キキミミアワー』をよろしくお願いします。

さて、2019年最初の補聴器Q&Aは、補聴器の電池についての質問です。

「冬になったら電池の持ちが悪くなったように感じます。寒いと電池が持たないなんてことがあるんでしょうか?」

 

ズバリアンサー

補聴器用の電池は空気亜鉛電池を使用しています。

この電池ですが、特に東北地方などの寒い地域で、冬場に電池寿命が短くなるという傾向があります。

なぜ?ですよね!

その理由をご説明します。

空気亜鉛電池は、電池に穴が開いていて、その穴から空気(酸素)を内部に取り込んで、内部の亜鉛と反応させ電気を起こすという電池です。

そのため、使用する環境の温度乾燥状態、二酸化炭素濃度影響されます。

まずは温度。最適温度は20度ですが、5度以下になると作動しにくくなります。

2つ目は湿度。湿度60%が最適す。乾燥していると電池内部の電解液が蒸発してしまい、電池寿命が2分の1ぐらいにまでなってしまうことがあります。

3つ目は二酸化炭素濃度。二酸化炭素が多いと電池の性能を劣化させます。

以上のことから、東北地方では石油ストーブやガスストーブ、ファンヒーターなどを使用することが多く、これが空気中の二酸化炭素濃度を上げてしまい、空気亜鉛電池の性能を劣化させ、電池寿命が短くなることがあります。

さらに、戸外と屋内の気温差が大きい東北地方では、補聴器の結露防止のため、補聴器を乾燥ケースに保管しますが、このとき電池も一緒に入れてしまうと電池の寿命が短くなってしまいます。補聴器を乾燥ケースに入れるときは、電池を外して補聴器だけを入れるようにしてください。電池は補聴器から外して、乾燥ケースの蓋の上の磁石に置きます。

さらにさらに、電池が冷えていると作動しなくなり、電池がなくなったのかと勘違いしてしまうことがあります。電池が冷えているときは、手で温めてから使用してください。

 

 

 

さて、電池についてもう少しお話ししますね。

スーパーやホームセンターにはLRという型番の電池が置いてありますが、LRアルカリボタン電池という意味で、補聴器には適しません

補聴器に適している電池はパッケージに「補聴器用」という表示があり、型番はPRです。PR-41、PR-48という表示です。

                            一般社団法人電池工業会HPより抜粋

 

補聴器電池の購入は、補聴器の性能を最大限引き出すためにも、補聴器専門店でご購入されることをお勧めします。

まとめて購入されても2~3年常温で持ちます

3か月に一度は補聴器の点検と調整をした方が良いので、その時に電池を購入されるのも良いと思います。

 

coffee break

 

1月19日、日本海沿岸を走る五能線リゾートしらかみの旅に行ってきました

 


日本海沿岸を走る五能線リゾートしらかみ号は、秋田から青森まで、約5時間の旅です。

冬の日本海はいいですねー

あきた白神駅から鯵ヶ沢駅までの区間は、日本海の絶景が続きます。

鯵ヶ沢駅を過ぎると津軽三味線の生演奏と津軽弁の人形劇で、あっという間の5時間になりました。

もう一度乗りたい五能線。すっかりファンになってしましました。

では、写真をどうぞ


「リゾートしらかみ1号 橅」  これに乗りたかったの~

朝食は、名物「五能線あわび弁当」 うめぇかった~

日本海冬景色、絶景ポイントでは列車を徐行運転してくれます。

津軽三味線の演奏 車窓の風景とマリアージュして涙が出そうになりました