今年は台風が多いですね
次々に発生する台風に自然の恐ろしさを感じます
どうか被害が少ないことを祈るばかりですが、自らも災害に対する備えを怠りなくしておかなければならないと感じる今日この頃です
さて、今月の補聴器Q&Aは、「家族に補聴器をプレゼントしようと思うんだけれど、どんなものをプレゼントしたらいいんですか」という質問にお答えします。
超高齢化社会の日本、65歳以上の高齢者の割合は28.7%と、高齢化に関しては先進国なんですね。
そんな社会で生活する私たちにとって、楽しく第2の人生を謳歌するために健康は非常に重要となっています。
耳の健康も同様です。
家族や友人との会話を楽しむためにも、相手の話を聞き取ることは大切です。
ですが年齢を重ねるとともに聞き取る力が衰えていくことも多いです。
身近なご家族が、最近聞き取りにくくなったなあと感じる場合もあると思います。
「よし、補聴器をプレゼントしよう!」
そんな風に思う方はとても多いんですね。ご家族を思う優しい気持ちは素晴らしいです。
ですが、ちょっとお待ちください。
実は、補聴器をお買い求めになる時に重要なことがあるんですね。
今回はそちらをご紹介いたします。
補聴器をプレゼントする時の注意点①
まずは耳鼻科を受診しましょう。
聞こえにくいことを一般に難聴と言いますが、その原因は様々です。
中には治療によって治るケースもあります。
治療によって難聴が良くなれば、それに越したことはありませんね。
どんな原因で難聴になっているかを調べるために、耳鼻科医師による診察は非常に大事です。
耳鼻科を受診し、「補聴器を使ってみましょう」と言われてから補聴器購入に進みましょう。
補聴器をプレゼントする時の注意点②
認定補聴器専門店に行きましょう。
耳鼻科で診察が終わると「補聴器装用に関する診療情報提供書」という書類を出してくれます。診断書や紹介状のようなものですね。
では、耳鼻科医師より補聴器を使うよう言われたらどこに行けばいいのでしょう。
補聴器専門店・眼鏡店・時計店・通信販売などなど、補聴器を購入する方法はたくさんあるので悩むのではないのでしょうか。
そんな時はぜひ「認定補聴器専門店」に足を運んでください。
そこには補聴器に関する専門的な知識と技能を持った「認定補聴器技能者」が常駐しています。
補聴器を使う時に大事なことは、聞こえるようにちゃんと調整を合わせることです。
どんな高価な補聴器を購入しても、調整が合っていなければ宝の持ち腐れです。
そうならないよう安心して任せられる「認定補聴器専門店」に行きましょう。
補聴器をプレゼントする時の注意点③
試聴して納得してから購入しましょう。
認定補聴器専門店を訪れると認定補聴器技能者が相談にのってくれます。
そして様々な補聴器を提案してくれることでしょう。補聴器には耳かけ型や耳穴型などの形があり、価格や機能も様々です。
きっとどの補聴器が良いのか悩まれることと思います。
そんな時は納得いくまで試聴してから決めましょう。
使う人にとってどの補聴器が合うかは、その方の聴力や使用環境によって変わってきます。
それを確認するには、実際の生活で数種類の機種を試してみることが一番です。
認定補聴器専門店では多くの場合、ご購入の前に試聴期間を設けています。
ご自身にとって最適な補聴器を選び、納得してから補聴器を購入しましょう。
【最後に】
いかがでしたでしょうか。
補聴器を有効に活用するためには、ご紹介したような最初のステップが大切です。
また、補聴器ご購入後も定期的なメンテナンスや調整が必要です。
そうしたアフターフォローも認定補聴器専門店であれば安心です。
補聴器をご検討の際は、ぜひ今回の内容を参考にしていただき、快適な補聴器ライフにつなげていってください。