日本映画が全盛期だった昭和30年代を生きた日本人の姿を通して、『半落ち』の佐々部清監督が人生の素晴らしさを描く感動作。『リリイ・シュシュのすべて』の伊藤歩ほか、藤井隆、鶴田真由らが現代社会では希薄になりつつある「家族愛」の大切さについて問いかける。ポスターや歌謡曲など懐かしのアイテムが登場し、日本映画の温かさを懐かしく感じることができるほか、藤井隆演じる「幕間芸人」の芸達者ぶりも必見。[もっと詳し . . . 本文を読む
『青い春』の豊田利晃監督が、角田光代の第3回婦人公論文芸賞受賞作「空中庭園」を映画化したヒューマンドラマ。主演は『風花』以来4年ぶりの主演映画への復帰となる小泉今日子。1つの家族を取り巻く人間模様を通し、「家族愛」という普遍的なテーマを描いた作品。大楠道代とソニンのガチンコ勝負もさることながら、小泉今日子の絶叫シーンは必見。[もっと詳しく] 「ウホッホ探検隊」の干刈あがたのことを、思い出してしまっ . . . 本文を読む
『フィオナの海』の名匠ジョン・セイルズが放つヒューマン・ドラマ。養子を求めて南アメリカにやって来た女性6人が直面する現実と心の傷、そして未来への希望がリアルに綴られる。出演は『セクレタリー』のマギー・ギレンホール、『キル・ビル』のダリル・ハンナ、『ポロック 2人だけのアトリエ』のオスカー女優マーシャ・ゲイ=ハーデンといった実力派の面々。母親になりたいと願う女性たちに扮した彼女たちの熱演 . . . 本文を読む
『時間切れの愛』でゴヤ賞(スペイン・アカデミー賞)8部門を受賞した実力派、イマノル・ウリベ監督が描く少女の成長物語。監督は本作で“子供と大人が楽しめる映画を撮る”という、長年の夢を実現させた。名子役のクララ・ラゴは共演のフアン・ホセ・バジェスタとの相性も抜群で、成長期の少女の心の揺れを見事に表現してみせた。スペインとポルトガルで撮影された美しい自然を背景に、みずみずしい初恋の思い出がよみがえる。[ . . . 本文を読む
『カルマ』のロー・チーリョン監督がカリーナ・ラムとアンジェリカ・リーを主演に、愛情と憎悪の狭間で生まれる殺意と恐怖を描いたサスペンススリラー。友人の結婚式で酔いつぶれたジーチンは、ホテルの一室で連続腎臓盗難事件の被害者と遭遇する。美女のガチンコ対決を、大絶賛したい!
いまだ公式HPなし。Blog評もわずかだし、酷評気味。気になる男優は出てこないしなあ。監督が「カルマ」のロー・チョンリ . . . 本文を読む
『ボイス』で一躍脚光を浴びた韓国ホラー界の鬼才・アン・ビョンギの最新作。主演は『リベラ・メ』のキム・ギュリ。日本でも有名な「コックリさん」をテーマにした、凍りつくようなホラー作品。キム・ギュリ、イ・セウンら女優陣の体当たり演技も見もの。[もっと詳しく] 徹底してこだわる「目」の演技が怖い!
韓国の美少女オカルトシリーズの一環として、見始めたが、さすが「ボイス」のアン・ビョンギ監督。イヤだな、夢に . . . 本文を読む
『ミステリー・トレイン』『デッドマン』のジム・ジャームッシュ監督が18年に渡って撮りためたコーヒーとタバコをテーマにした短編映画集。11本のショート・フィルムに登場するのは、ケイト・ブランシェット、ビル・マーレイ、スティーブ・ブシェミ、ロベルト・ベニーニなど総勢24名。第3話目の『カリフォルニアのどこかで』はカンヌ映画祭短編部門のパルム・ドールを受賞している。監督ならではセンスのいい音楽とユーモア . . . 本文を読む
『マトリックス』シリーズのキアヌ・リーブスと『ハムナプトラ』シリーズのレイチェル・ワイズ共演の地獄と天国の狭間で生きる人間を描いた新感覚ムービー。独特の映像を作り出したのは、ミュージック・クリップで活躍中のフランシス・ローレンス監督。キアヌ演じるコンスタンティンが悪魔払いのために用いる数々の謎めいたアイテムも要チェック。[もっと詳しく] 話題作だが、永井豪の世界観には、敵わないのでは。
あのキア . . . 本文を読む