気ままにかしまライフ

趣味を楽しみながらのシニアライフを記事にしています。

はじめてハチミツを絞りました

2011年05月22日 | ミツバチ

 このブログの5月22日付け「分封群の特定」で紹介しましたように、3匹の女王蜂を王籠に入

れて元の巣箱内で飼育することにしました。飼育のための王籠を取り付けるスペースを巣箱

内に確保するため、巣枠を1枚外に出さなければなりませんでした。 そのため、一番ハチミ

ツの溜まっている巣枠を取り出し、初めてのハチミツ絞りをすることにしました。

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これが遠心分離器です。この中に蜜の詰まった巣枠を入れ、ハンドルを回して遠心力で巣

枠からハチミツを分離します。

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これは蜜刀です。貯蜜巣房には蓋が掛かっていますので、その蓋をそぎ落とす専用の包丁

です。蓋は蜜蝋で出来ていますので、常温ではとても切りずらいため、お湯で暖めてから使

用します。

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これが蜜蓋を蜜刀で切っているところです。結構難しいです。切った蜜蓋は集めておき、い

ずれ蝋燭などの原料にします。

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これは巣枠を遠心分離器にセットしたところです。

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これが始めての我が家の蜂蜜が出てきた瞬間です。篩いで漉して集めます。

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今回は800gのハチミツが絞れました。その味はやはり格別でした。


自然分封しました

2011年05月22日 | ミツバチ

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 5月20日西洋ミツバチが分封しました。ご近所から連絡があり、駆けつけると玄関前のツ

ゲの木に蜂球を作っていました。捕獲しようと準備している最中に蜂球が崩れて、ミツバチ

たちはどこかに飛んでいってしまいました。

 分封というのはミツバチが群れを増やす手段です。毎年初夏に新女王蜂が誕生すること

になります。新女王誕生の直前に旧女王は群れの半数のミツバチを引き連れ巣から出て

いき、住んでいた巣を新女王に譲ります。これが分封です。そしてこの分封時期がまさに

今この時期なのです。ニホンミツバチを捕獲するのもこのタイミングとなるのです。しかし、

ミツバチを飼育している養蜂家はこの自然分封が発生しないよう飼育しなければならない

ことになっています。何故なら、この分封が発生すると大量のミツバチが空を舞いご近所

に迷惑をかけることになりますし、巣の中の蜂と蜂蜜が激減するため大きな損失となるか

らです。それが発生してしまったのです。

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 5月21日、二日続きでまた分封が発生しました。今度は蜂場近くの桑の木に蜂球を作りま

した。早速回収作業です。

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 捕獲は手製の大きめの捕虫網で蜂球を包み込むという作戦を考えました。捕獲した蜂達

は巣箱に入れるのですが、その巣箱には3枚の巣脾枠と給餌箱を入れることにしました。そ

して、捕虫網を巣箱の上から被せてミツバチを巣箱に誘導する作戦です。蜂が逃げ出すで

あろう空間は麻布で覆いました。

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いよいよ捕獲です。捕虫網を蜂球の下から差し込み、蜂球が付いている枝に振動を与えな

がら、手で蜂球を網の中に落とします。以外と簡単に塊になって蜂達は網の中に入りました。

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これが捕虫網に入ったミツバチ達です。

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次は巣箱への誘導です。ミツバチ達は自然に巣箱に入っていきました。

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巣門の前ではミツバチ達がおしりを上にした姿勢をしています。これはおしりから仲間に巣

のありかを知らせるフェロモンを出している行動だと思われます。巣箱に移して1時間ほど

でほぼ全ての蜂が巣箱に収まりました。

 それにしても分封をさせてしまいましたが、今回は様々なことを勉強させられました。養蜂

は簡単ではないですね。


購入した新女王蜂のその後

2011年05月22日 | ミツバチ

 女王蜂が産卵しなくなったため、新しい女王蜂を購入して巣箱に導入しました(5月14日付

けのブログ参照)。輸送器の中に入れたままで4日間を巣箱の中で隔離状態で過ごし、その

間に働きバチたちに馴染んでもらう処置をした後、巣箱内の放しました。翌日確認したところ、

無事生きていましたので、働きバチに殺されることもなく、無事受け入れられた様子が見られ

ました。

 一方、産卵しなくなった女王蜂は分割という処置を行いました。元の巣箱の働きバチの一部

を一緒に新たな巣箱に入れました。昨日一週間後の様子を確認しました。産卵している様子

が確認出来、こちらも何となく復活してきたような兆しが見えました。養蜂は奥が深くて結構難

しいですね。


分封群の特定

2011年05月22日 | ミツバチ

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分封群を回収した後直ぐに巣箱の内検を行いました。その結果、写真のような蓋の開いた

王台が見つかりました。二個の王台のてっぺん(巣枠に付いている時は下向き)の蓋が開

いているのが判るでしょうか。このように自然に新女王蜂を誕生させてしまうと分封がおき、

旧女王蜂が働きバチの半数を連れて出ていくのです。

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 これは分封騒ぎをおこした巣箱内の巣枠の下に出来た王台の先を撮影したものです。王

台の先が茶色く変色しているのが判るでしょうか。新女王蜂が生まれる少し前になると、こ

のように王台の先端が茶色くなります。これは働きバチたちが王台の先を齧り、蓋が薄くな

ってきているからです。こうなるともうすぐ女王蜂が誕生します。この王台は撮影後除去しま

した。

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 しかし、除去した直後にこの王台から女王蜂が誕生してしまいました。殺すのも忍びなく、

写真のような王籠という籠に入れて巣箱の中でしばらく飼育することにしました。分封騒ぎ

の元になった巣箱内の女王蜂は誕生間もない女王蜂ですから、未交尾だと考えられます。

女王蜂が交尾飛行に成功し、無事産卵を開始するまでには多くのリスクがあり、産卵に行

き着かない時もあるそうなのです。そのためのバックアップということでしばらくこの籠の中

で飼育しておこうかと考えました。籠の隙間は働きバチが通れますので、ロイヤルゼリー

は与えられ、飢え死にすることはないと思います。

 実はこの時の内検で除去した王台をトレイに載せていたところ、何と合計3匹の女王蜂が

誕生してしまいました。新女王が続々と誕生してくるような飼育をしてしまったのは大きな

ミスでした。良い勉強になりました。


キンリョウヘンはやはり凄いです

2011年05月22日 | ミツバチ

5月18日にキンリョウヘンとデボニアナムの花房を2個の待ち箱の前に設置しました。

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 これがキンリョウヘンを置いた巣箱です。

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これは本日(5月22日)の様子です。ニホンミツバチが巣門から出入りしていました。しかも

2個の巣箱共です。捕獲成功かと大喜びしましたが、夕方巣箱を自宅回収しようと行って見

ると中身は空っぽでした。残念!! 昼間出入りしていたのは偵察蜂だったようです。分封

に先立ち新しいお家を探しているハチ達だったようです。しかし、彼らに気に入られれば近

々捕獲出来るかもしれないですね。