ニホンミツバチは順調に数を増やし、現代式縦型巣箱1段内の巣枠7枚全てが満杯となりま
したので巣箱を二段にしました。元の巣箱の中央付近にあった育児圏の巣枠4枚を新しい巣
箱に移し、その新しい巣箱を元の巣箱の下に挿入します。西洋ミツバチの継箱は巣箱の上に
置きますが、ニホンミツバチは巣箱の下に挿入します。これはニホンミツバチの自然の巣が下
に延び、下部が育児圏、上部が貯ミツ圏と花粉圏となる特性に応じたものだそうです。上段の
元の巣枠に空の巣枠1枚を追加し、上下の空いた空間には発砲スチロールを入れて保温す
ることにしました。
この作業は西洋ミツバチに見つからないよう、夕方日暮れ時に行いました。ニホンミツバチ
よりも少し体の大きな西洋ミツバチに見つかると盗蜂の被害にあう可能性があるからです。
盗蜂とは巣内に溜めたハチミツが盗まれることです。