気ままにかしまライフ

趣味を楽しみながらのシニアライフを記事にしています。

新女王蜂の導入は成功しました

2011年05月25日 | ミツバチ

4月17日付け「新女王蜂の導入」でご紹介しました交尾済み女王蜂は無事導入が成功した

ようです。本日内検で多数の卵(一つの巣房に一つの卵)と幼虫が確認出来ました。この群

れでこれだけの産卵と幼虫が確認出来たのは4週間振りです。採蜜の最盛期に女王蜂が

産卵しなくなったため、未だに蜜絞りで出来ずにいるこの群れもようやく活気づくのではな

いかと期待がふくらみます。

 しかし、隔王板で仕切られ、巣箱から女王蜂が来られなくなっている継箱の巣板にも幼虫

がいました。これは一体どうした訳でしょうか。ひょっとして継箱に別の女王蜂が居るのでは

ないかと最初は思いました。探しましたが継箱には女王蜂は居ません。ひょっとして、これ

は働蜂産卵が起こったのではないかとの思いに至りました。

 働蜂産卵とはメスである働きバチが女王蜂からの不妊物質の伝達が途絶えることで、産

卵し始めることです。この群れは産卵しなくなった前の女王蜂を除いて、翌日に新女王蜂の

入った輸送器を挿入しました。輸送器内と巣箱内は隔絶されていますので、この群れは約

1週間新女王蜂とも接触していませんでしたから、不妊物質の伝達が行われず、一部の働

きバチが産卵を始めたのではないかと推察しました。因みに働きバチが産卵した卵から生

まれるミツバチは全部オスバチです。以前にも記述しましたが、働きバチは交尾せずに産

卵していますので無精卵しか産めません。そのため、オスばかりが生まれるということにな

ります。

 なお、前の産卵しなくなっていた女王蜂も分割して新しい巣箱で生活を始めましたが、少

しですが産卵を始めたことが確認出来ました。色々と面白いことが起こります。生き物の不

思議を毎日感じています。


自然営巣群のニホンミツバチのオスが変です

2011年05月25日 | ミツバチ

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この記事の前の記事で紹介した石塔のニホンミツバチですが、本日の夕方写真のような奇妙

な状況を観察しました。これは全てオスバチです。彼らがすぐ下にある巣門に入らず固まって

いるのです。

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これは同じ石塔の反対側です。これも全てオスバチです。オスバチ達はどうしたのでしょう

か。秋になると食料が不足気味になり、生殖活動しか仕事のないオスバチは巣から追い出

される運命にあるのですが、花の沢山咲いているこの時期に一体どうしたのでしょう。写真

の左側に見える新しくモルタルを塗った後が元の巣門のあった場所です。私が巣門を狭め

るために差し込んだ木ぎれも一緒にモルタルに塗り込まれています。小さな巣門のお陰で

全滅は防げたものの、やはりこの群れには何か起こっているのでしょうか。


ニホンミツバチの受難

2011年05月25日 | ミツバチ

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4月7日付けのブログ「ニホンミツバチ自然営巣群の捕獲作戦開始」でご紹介した自然営

巣群の巣門がモルタルで塗り込められてしまいました。この自然営巣群を捕獲しようと、巣

門を狭めたり、昆虫忌避剤を巣門周辺に塗ったりしながら、待ち箱を周辺に仕掛けて、ミツ

バチが移住してくれることを期待していたのですが、お寺のお堂の修理をしていた業者が

工事に使うモルタルを練ったついでにサービスでこの巣門を塞いでしまったようです。翌朝

気が付き、これでこの群れも絶滅かと思いきや、何としたたかに生き延びていました。

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同じ石塔の別の隙間から出入りをしているのです。それがこの写真です。今までは出入り

のなかった隙間なので、相当利用しずらい巣門なのでしょうが、正面を閉じられたため、仕

方無く利用しずらい巣門を使うようになったと思われます。それにしても閉じ込められること

がなくて本当に良かったです。これでこの石塔の巣を放棄して、全員が待ち箱に入ってくれ

ると万々歳なのですが、さて上手く行くでしょうか?


人工分封後の巣箱

2011年05月25日 | ミツバチ

 昨日の人工分封の作業は7時頃までかかりました。下の左の写真の巣箱は元の巣に居た

女王蜂が入っているであろう分割した巣箱です。新しい場所に設置し、この場所が気に入って

貰うまで逃げられないよう女王蜂を「ハチマイッター」を取り付けて確保しておきます。右の写

真は王台からもうすぐ新女王蜂が生まれてくるであろう巣箱です。こちらは元の巣箱の場所に

そのまま置きます。

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