九号作戦５

宮崎県道ｒ４３９からＲ４４８に入る。

南郷には向かわずに、いったん串間方面に向かい
道の駅『なんごう』に立ち寄る。



ここで車内の掃除や上の娘の手を洗うなど、ゲロの後始末を
行う。

３０分ほどで作業終了。

ついでに昼飯と考えたが意外と混んでいたので、近くの海岸に
行って娘達を少し遊ばせる。

上の娘も元気になって波打ち際で遊んでいた。

３０分ほどしてから道の駅に戻る。



道の駅のレストランに向かう。

ここで『かつお定食』を注文。

醤油をぶっかけた鰹丼と表現すればいいのだろうか？

伊勢の『てこね寿司』とは違った風味でした。




道の駅を出発。

Ｒ４４８を南郷まで走る。とりあえず串間～市木～南郷間は
通行止め区間を除いて完走。

残る区間は明日走行予定だ。

再びＲ２２０に戻る。南郷市街から日南に向かうが、酸い臭いが
車内から無くならない。

窓を開けて走るが、雨が降り始めたのでそれもできなくなった。

なので沿道にある薬局に立ち寄り、某ファブリーズを購入。

車内に吹きかけまくる。臭いは少しだけ無くなった。

その後はＲ２２０を日南市街へ向かい、Ｒ２２２に入る。




そのＲ２２２との交差点手前の油津地区にあった、
めちゃくちゃ渋いレトロな建物。

バイクだったら迷わず停まっていただろう。

この渋い建物、杉村金物本店の建物で、昭和７年（１９３２年）築だとか。

今も現役のお店なのだが、店内にも昭和を感じさせる何かがありそう。

めっちゃ惹かれる店でした。


日南からはＲ２２２で都城に向かうが、この頃から再び雨が降り出した。

山間部に入る頃には少し強く降ってくる始末・・・。

途中で止まって撮影しようと思いながらも、雨が強いので
止まることもなくひたすら走行。

前を走ってはずの車が、気がついたら後ろを走っていたという
不思議なことがあったが、問題なく都城に到着。

最後の最後でミスコースしてしまうハプニングがあったが、
Ｒ２２２も完走しＲ１０へ。

Ｒ１０に入り鹿児島方面に向かうが、鹿児島県に入った辺りから
雨脚がかなり強くなり前が見えない状態に。

道の駅『すえよし』に立ち寄り休憩。

しばらくすると雨脚が弱まった。

予定ではＲ２２０経由でＲ２２４～桜島フェリーで鹿児島市街と
考えていたが、いろいろあって時間が無くなったので、高速で
一気に移動することに変更した。

末吉財部ＩＣから東九州自動車道に入る。

桜島を見ながら淡々と走り九州自動車道へ。

そのまま南下し鹿児島市街をパスし谷山ＩＣで下る。

指宿スカイラインには入らずにｒ２１９へ。

そのままｒ２１９～Ｒ２２６で南下。

喜入付近からは雨脚が強くなり前が見えないぐらいに降ってきた。

日没前なので周囲も暗くなってくる。

土曜日の夕方と言うこともあって交通量も多く、
ペースが上がらない。

約１時間かかってやっとこさ指宿に到着。

目指す本日の宿、指宿フェニックスホテルには１８２０時頃に
到着となった。

しかしホテル駐車場はほぼ満車。

中途半端な幅しかない駐車スペースに車を止めて荷物を下ろす。

また雨が降ってきたので、先に＠嫁と娘らをホテルに行かせる。

車内で残り作業をしていたら別の場所が空いたのでそちらに
車を移動しておく。

自分の荷物を持ってホテルフロントへ。

案の定、かの国の方々がいた。

ホテル側も考えているのか客室も食事場所も別にしていたようで、
静かな夜を迎えることができた。

到着後しばらくして夕食。

その後に風呂に向かう。久々の温泉だ。

＠嫁達は砂蒸し風呂にも入っていたが、私はそんな気力もなく
温泉に入っただけ。

部屋に戻りダラダラして、早くも２３時頃には就寝となった。

明日は志布志に戻って帰阪か・・・。

早すぎ・・・(´・ω・`)

<<続く>>

九号作戦４

＊写真ありません。文章だけです。m(_ _)m ＊

都井岬を出て来た道を戻る。

復路は馬に出会わず。

Ｒ４４８に戻り南郷方面に向かう。

Ｒ４４８の串間～市木～南郷間は平成８年（１９９６年）４月の
ツーリングで走って以来なので、約１９年半ぶりの走行となる。

１９年前はウネウネクネクネした狭路を延々と走っていた記憶が
あるが、さすがに１９年も経過するとバイパス道路が完成しており、
走りやすい２車線道となっていた。

いつの間にやら『日南フェニックスロード』という愛称が付けられて
いた。

晴れた日に走れば気持ちよいのだろうが、生憎の小雨の天候。

気分は今一つだ。

のんびりしたローカル２車線道をひた走り、しばらくすると串間市
市木地区に到着した。

しかし市木地区にあるＲ４４８市木橋は橋梁付け替え工事のため通行止め。

さらにその先、市木藤～磯平間は今年６月の集中豪雨で路肩が
決壊して通行止めとなっていた。

ソロツーでバイクなら通行止めゲート付近まで行くのだが、家族旅行
なのでそれはできない。

それ以前に南郷に行けないかと思ったが迂回路があったので
そちらに向かう。

宮崎県道ｒ４８(市木串間線）を少し走って宮崎県ｒ４３９
（北方南郷線）に向かう。




ところが迂回路の案内が不十分でｒ４３９入口を通り過ぎてしまい、
町中で引き返す一幕もあったが無事にｒ４３９に入る。

四国のＲ４３９（よさく）と同じ番号の宮崎県道ｒ４３９は狭路の
山越え道。

見通しの悪いカーブが連続する狭路坂道が続くが、道活的には
初級レベルだ。

だからと言って気を緩めてはいけない。カーブで出会うであろう
対向車に注意しながら走る。

緩いカーブ＋緩やかな上り坂。それに見通しが比較的良い。

雨は止んでおり所々乾いていた。

こうなると家族が乗っていることを忘れ、ついつい運転に夢中に
なる。

悪路成分に飢えていたのか、バイクっぽい運転をしてしまった。

嫁が話しかけても「運転に集中したいから」と話を遮断。

調子が乗ってきた頃であった。

右側の後部座席に座っていた上の娘が

突然ゲロッた・・・。

車内に一気に広がる酸い臭い。

後部座席で絶叫する＠嫁。

引き続き二度三度とゲロまくる上の娘。

車内は阿鼻叫喚のゲロ地獄と化した。

幸い比較的広い退避帯があったので、そこに車を止める。

扉を開くと後部座席周辺はゲロだらけ。

娘を下ろして掃除にかかる。

バイクの洗車やチェーン清掃などに使っていた古い雑巾で
飛び散ったゲロを回収し拭く。拭く。ひたすら拭く。

しかし細かい所まで入ったモノは拭き取ることができなかった。

＠嫁は娘の服を着替えさせていた。

この間、助手席の下の娘は「なに？なにがおこったの？」
という感じで他人事で座っていた。

一段落すると少し離れたガードレールに野良猫がこちらを
見ていることに気がついた。

こんな山中に野良猫か。近くに集落があるのだろうか？

もしや捨て猫？

『なんかくれ』と訴えているようだが、生憎と食べ物は持っていない。

「すまぬ。食べ物は持っていないのだ」と後ろ髪を引かれながら
出発した。

<<続く>>

九号作戦３

０９００時頃にフェリーから下船。

天候　雨

フェリーターミナルの駐車場でしばらく止まってルート検討。

雨なのでテンションダダ下がり。

このまま鹿屋～桜島経由で鹿児島市街入りし南下することを考える。

スマホで気象庁のサイトを確認すると、志布志付近は強い雨雲に
入りつつある状態。

３０分もすれば雨雲は過ぎ去り雨は弱まるだろうと判断。

ならば予定通り都井岬経由で南郷まで北上することにする。

都井岬まで３０分ぐらいなので、岬に着く頃には雨は弱まるだろう。



ターミナルを出てＲ２２０に出る。

志布志市街を出ると海岸沿いを進むようになるが、

この頃になると雨脚が強くなってきた。

「少し強いな～」と思っていたら、あれよあれよという間に

前が見えなくなった。Σ(ﾟДﾟ；)

ワイパーを最速で動かしてもあんまり効果は無い。

車の屋根を叩く雨音で流しているＣＤが聞こえない。

あ～、こんな強い雨は久々ですわ。



しかし串間市街まで来ると雨脚は弱くなった。

Ｒ４４８に入ることには普通の雨脚になった。強い雨雲は去ったのか？

淡々と整備された２車線道を走る。

のんびりしたローカル国道。

やがて急カーブ・急勾配の２車線坂道を上る。結構急な勾配だ。

「こんな道だったかな～」と２０年近く前の記憶を思い起こそうと
するが、思い出せない。当たり前か。

坂を上りきったところが宮崎県道ｒ３６(都井岬線）との交差点。

ｒ３６に入り淡々と岬に向かう。

しばらく走ると駒止の門に到着。岬の保護協力金４００円を支払う。

「ごめんね～。こんな天気で～」と料金所のおばちゃんが謝って
くれたが、天候が悪いのはおばちゃんのせいではない。

”雨男”の＠管理人のせいです・・・。(ﾟ∀ﾟ)ｱﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬ

門を過ぎると、いつどこに御崎馬がいるか分からないのでゆっくりと
走る。

しかし雨なので馬の姿はない。

ウネウネクネクネした２車線道をゆっくりと走り、やがて上り坂の
先にあるカーブを曲がると・・・

馬が居た。



３頭はのんびりと道ばたの草木の葉っぱを食べているようなのだが、
車に慣れているのか逃げようとしない。

しばらくするとやっと動き出したのだが、こちらに向かってくる。

２頭が左、１頭が右側を通り抜ける。

助手席側に下の娘が座っていたので、窓を開けてやろうと思ったが
顔を車内につっこまれたら号泣するのは明らかなのでやめた。

この先は馬に会うことはなく、ほどなくして都井岬先端の駐車場に到着した。

ここも雨・・・。

少し強いぞ。

私ら以外には誰もいない。当たり前か。

とりあえず駐車場近くのトイレで用を足す。

都井岬の灯台があったので行ってみると２００円支払うと中に
入られるとのこと。

ところが財布を忘れた間抜けな＠管理人。

財布を取りに車に戻ると、娘らは車内に入るや
「雨の中動きたくない」という。

なら一人で行ってくるわと財布を持って灯台に向かう。



日本のあちこちに灯台はあるのだが、中に入って上がれる灯台は
日本に１５基しかない。

関西だと潮岬灯台と大王崎灯台だけ。

九州だとここ都井岬灯台だけなのだ。

意気揚々と灯台に向かうが、途中で雨脚が強くなった。

またもやテンションだだ下がり・・・。

灯台前まで来たら上がる気がなくなってしまた・・・。

晴れていたら上がったのだが、雨の中上がってもなぁ・・・。

なので写真だけ撮って車に戻り、都井岬を後にした。

<<続く>>