記事が長くなったので分けます。
航空神社を後にしてからはR170で北に向かいます。
でもね、単に大阪外環状線と呼ばれるR170を走っても
面白くない。
ここはR170(旧道)を走ることにしました。
バイパスであるR170(外環)が全通したので、国道指定を解除
されてもおかしくないのですが、何故か現役国道のままでいる
R170(旧道)。
現役国道なのに旧道というのはおかしいのですが、
ややこしいのでR170(旧道)と表記します。
熊取から狭い二車線道で町中を抜けると、のんびりとした
風景の中を進む二車線道となります。
淡々と進むと水間観音寺に至りました。
で、寄り道。
寄った先は・・・
水間鉄道の水間観音駅。
このお寺風の駅舎が良い。
寄るつもりはなかったのですが、近くを通りかかったら
どうしても行きたくなり寄りました。
改札口の向こうは行き止まり式のホーム。
ICカードのカードリーダーが設置された以外は昔のまんま。
入場券を購入して構内に入ります。
入場券が硬券だったのがうれしい。ヽ(・∀・ )ノ
元・東急7000系こと水鉄1000系が到着。
平成2年(1990年)に東急から導入。
当初は7000系と称していましたが、平成18年(2006年)から
更新工事を実施されて1000系となりました。
しばらくしたら貝塚に向かって折り返して行きました。
ホーム脇に保存されている水鉄501形クハ553。
元・南海の1201形モハ1240。
以前、水間観音駅を訪れたのは平成23年(2011年)1月。
その時に比べると、かなり色あせ傷んでいます。
ちなみにその時の写真。
平成22年秋に塗装し直したところだったので綺麗だったのですな。
さすがに7年ほど屋外展示しているとねぇ・・・。
この時にあった行先標はありませんな。
取り外されたのでしょう。
ホーム全景。
屋根の支柱に古レールが使われています。
古く歴史のある駅でよく見かけますね。
クハ553の前にある建物は喫茶室兼休憩所。
平成26年(2014年)5月にOpenした
『まち愛Cafe みずかめ庵 和』
駅の外からでも入れたはずなので、
ツーリングの途中に寄ってもよいかも。
水間鉄道はバブル景気が弾けた後、バブル期の不動産事業が
不振に陥ったことが主原因で、平成17年(2005年)4月に
会社更生法を申請して経営破綻。
平成18年から外食チェーンのグルメ杵屋による支援で再建を
進め、杵屋の完全子会社として再出発しています。
再出発後は、いろいろとサービスを改善。
鉄ちゃんの心をくすぐるイベントも次々と企画。
これもその一環ですかね?
水鉄の鉄道娘
水間みつま
海自艦艇ですら娘キャラを採用する時代。(艦これ娘ですが)
鉄道会社のイメージガールというかキャラがあってもおかしくは
ないですな。
つか、各地で誕生しているのですな。知らんかった。
水間観音駅を出発してからは再びR170(旧道)走行を再開。
岸和田市の山間部を抜けて和泉市へ。
和泉市内区間はR170(旧道)でもっとも三ケタ国道らしい区間。
見通しの悪い狭路が続きます。
もっともこの区間はR170オリジナル区間ではありません。
現在のR170(旧道)は三代目でR170(外環)は四代目です。
初代R170は、昭和28年(1953年)に制定された
和歌山県和歌山市~三重県松阪市間。今のR42です。
昭和33年(1958年)にR42に昇格しています。
ニ代目R170は昭和38年(1963年)に制定された
大阪府高槻市~河内長野市~和歌山県橋本市間。
かつての東高野街道~高野街道沿いに設定されています。
以前あった紀見峠のR170標識は二代目時代のモノでした。
それが関空建設がらみで、関空アクセス道路として現在の四代目を
建設する関係で、昭和57年(1982年)に河内長野~泉佐野間に
変更となった、これが三代目R170なのです。
バイパス道路を建設するために、悪路・狭路を国道指定することは
よくあることです。
そんな道も、多くがバイパス開通により国道指定を外されましたが、
R170(旧道)はなぜか指定解除されずに現在に至っています。
なんででしょうね?
閑話休題。
和泉市の悪路区間を抜け何度かR170(外環)と交差して進むと、
天野山付近で河内長野市に入ります。
しばらく山間を進み開けてくると郊外の街中へとは入り、
何度目かのR170(外環)と交差。
その後は昔からの河内長野市街を進み本町七つ辻交差点へ
至ります。
二代目はここから伸びるR371なのでした。
今回の走行はここまでとし、R310経由で泉北へ。
バイク屋に寄ってKLX125のオイル交換をして帰宅しました。
本日の目的はオイル交換だったのですが、100km弱の
ショートツーリングとなりました。
航空神社に水間観音駅と道活と、意外と濃いツーリングに
なりました。
走り初めとしてはこんなものでしょう。
さて、今年はどれだけ走るでしょうかね?
<<終わり>>