ダラダラと文章が続きます。@鉄ネタです。
興味ない方は飛ばしてくらはい。
夜行列車が衰退した原因は、夜行バスの躍進、新幹線・
飛行機の存在、運賃の高さなどが挙げられます。
夜行列車は、安さで言えば夜行バス、移動時間は
新幹線・飛行機に太刀打ちできまへん。
ですが、JR(含国鉄)も手をこまねいていたわけではなく、
個室寝台やシャワー室を設置したり、座席車・ゴロ寝
シートを設けたり、ラウンジ車なんかも連結してましたな。
”旅の質”の向上を目指したわけです。
この点ではバスは真似できまへん。
寝台列車の目指す方向としては間違ってなかったと
言えるでしょうね。
成功例が「カシオペア」と「トワイライト」です。
他の列車も個室(シングル)やツインなど、ビジネス
ホテルを意識した設備を備えました。
285系の導入も一つの可能性です。
しかし、そういう手段をとっても、”旅行形態の変化”には
対処できなかったようです。
旅行も目的地に最短時間で移動できて滞在時間を
最大限にするというのに変わりました。
のんびりと夜行列車の旅を楽しむのは、ある一定の
年齢以上の方々と乗り鉄さん以外はいないでしょう。
普通の若い人達は新幹線・飛行機を選択しますわな。
「移動中も旅行のうち」というのは昔の話。
今は「目的地に着いてからが旅行」ということなんでしょう。
”それでも・・・”と夜行列車を維持してはいましたが、
利用率は年々低下。これに経費や乗務員のやりくり、
使用している客車・機関車の維持費高騰などが重なり、
次々に撤退・・・。
九州スジの夜行列車はこの3月末で全滅となったわけです。
3月以降も残る夜行列車も将来どうなるか分かりません。
”旅の質”を追求して一つの可能性を示した成功例と言える、
「カシオペア」「トワイライト」はしばらくは安泰でしょう。
他の列車も、使用している車輌の耐用年数が迫ってきている
ので、その時にどうなるかです。
後継の寝台列車用車輌を作る気があるのやら・・・。
ただ夜行列車自体は無くならないと思います。
電車化による時間短縮を図ったり、需要の面などから
長距離、たとえば関西~東北・関東~北海道は本数は
減っても残るのではないかと。
客車使用の夜行列車は「カシオペア」「トワイライト」だけ
になるという可能性はありますね・・・
高速道路・新幹線の整備で、日本はますます狭くなります。
夜行列車が『20世紀の乗り物』となる日が来るやも知れません・・・。
最後に昭和57年(1982年)5月に撮影した20系時代の
「銀河」の写真載せておきます。
まだ私が濃い鉄ちゃんだった頃に大阪駅で撮影しました。
この頃は良かったなぁ~。
他にも撮ってますが、機会があればうpします。
久々の鉄モードですた。このネタ終わり。