漢方 相談 健康相談は 福島県郡山市 きく薬局へ
お早うございます。昨日は 花粉症3件 小児の乾燥性湿疹 両手指の痛み の漢方相談がありました。
昨日の続きです。(日経新聞1月15日記事より)
風邪の特効薬として 「ひょっとしたら...」 という期待を抱かせる新薬候補物質が昨年発見されました。アメリカ・マサチューセッツ工科大学のリンカーン研究所が開発した 「ドラコ」 で、これはライノウィルスやアデノウィルスだけでなくインフルエンザやデング熱、ポリオ、エイズ等のウィルスにも作用するとの事です。
こうしたウィルスは遺伝情報をRNA(リポ核酸)の形で持っていますが、ウィルスは細胞に感染すると2本のRNAがはしご状につながった形(2本鎖RNA)になります。
ドラコは2本鎖RNAとくっつき、感染した細胞にある死のスイッチを入れてアポトーシス(細胞の自殺)を起こします。感染細胞もろともウィルスを根絶やしにする...という訳です。
マサチューセッツ工科大学のグループは15種類のウィルスで効果を確かめました。しかし風邪にはDNA(デオキシリポ核酸)で増殖する種類もあり、こうしたウィルスを免疫機構が見分ける仕組みは未だ判っていません。
真の意味での風邪の特効薬は当分の間は人類の夢であり続けるようです。