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「冷えのぼせ」 を緩和するには?(番外編)

2014-12-02 06:14:21 | 漢方の四方山話

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お早うございます。

「冷え」 を起こす原因にはさまざまなものがあり、漢方薬による対応ではその原因により処方を選び対応して行きます。

(1) 末端の冷え : 手足の先が外から触って見て明らかに冷たい場合は血行不良が考えられます。体表面の血行を良くしてあげる為の漢方薬処方を選びます。

(2) 皮膚が冷たく夏でも冷房やエアコンが苦手 : 皮膚が汗を蒸発させる力の低下ですので、それを助ける漢方薬を選びます。

(3) 平熱自体が低い場合 : 代謝を良くし熱産性を高めてあげる漢方薬を選びます。但しこの原因だけでは冷えを強く感じない場合も多くあります。

上記(1)(2)(3)の原因が複数存在する場合もあります。また対表面の血行不良の原因には胃腸の力も深く関わっていますので、その方の体質傾向や状態に合わせた相談が必要です。同時に食生活等でマイナス点があればそれを改善して行く事も大切です。

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抑肝散の効用

2012-03-03 07:08:35 | 漢方の四方山話

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お早うございます。昨日は 目まい 膵臓ガン 高齢者の不眠症 の漢方相談が有りました。

2月25日夜にNHK総合TVで放映された漢方薬の特集番組の中に 「抑肝散(よくかんさん)」 という漢方薬が高齢者の認知症やその周辺症状の改善に有効であったとの報告がありました。

抑肝散は、元々はイライラ、怒りっぽい、神経過敏などの症状の改善に用いられて来た漢方処方です。小児でも癇の強い場合や夜驚症などに効果が有ります。

それがここ2、3年で、高齢者の認知症やその周辺症状の改善に用いたら成績が良かったとの事で、現在ではそちらの方で注目されています。

認知症に対する抑肝散の本当の作用機序は明らかではありませんが、認知症患者でイライラや攻撃性のある方が抑肝散を服用する事によって精神的に穏やかになって来ると、周りの方々の接し方も良くなり、その結果コミュニケーションが上手く行き、認知症の症状にも良い方向に働いた...と云う事ではないかと考えられます。

ちなみに、薬局で多く販売されている 「抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)」 は、元々の抑肝散の処方に胃の働きを良くする陳皮(ミカンの皮)と半夏(カラスビシャクの根茎)の二味を加えたもので、効能・効果に殆ど違いはありません。

 

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冬の寒さには八味丸 (番外編)

2011-01-15 07:03:32 | 漢方の四方山話

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お早うございます。昨日は 凍傷(しもやけ) 夜間頻尿 慢性頭痛 の漢方相談がありました。

中高年者の老化予防に役立つ漢方薬の八味地黄丸(はちみじおうがん) は、江戸時代に徳川家康も愛用していた事は有名です。

徳川家康はかなりの漢方薬マニア(?) であったらしく、八味丸の他にもさまざまな漢方薬や強請薬、不老長寿の薬と云われるものを取り寄せて服用した様で、薬に関してかなりの知識を持つに至った様です。

歴代の徳川将軍の中でも、15代将軍の慶喜に次いで2番目の長寿で76歳まで生きました。鯛の天ぷらに中ったのが死因の引き金と云われていますが、それさえなければもっと長生きをしたでしょう。今から400年前の江戸時代初期という時代を考えると稀な長寿と云えます。

当薬局のお客様でも、八味地黄丸を長年服用しておられる方は老化が進んだという印象が薄い様に見受けられます。いつもと変わらず毎回御来店されているという感じです。

八味地黄丸の購入・服用に際しては必ず漢方の専門家の医師や薬剤師の相談を受けてから服用しましょう。

                     

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冬の寒さには八味丸 (2)

2011-01-14 07:09:11 | 漢方の四方山話

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お早うございます。昨日は 腹張りと腹痛 自律神経失調症 の漢方相談がありました。

昨日の続きです。

腎を温めて腎の血流を良くする八味地黄丸は、漢方で云うところの 「腎虚」 に相当する、夜間尿や頻尿の方、中高年で足腰や眼の老化を感じる方にお勧めです。

腎虚とはまた、腎臓の糸球体の再吸収の力が低下しますので血液中に再吸収される水分が少なくなり、そのため身体のあちこちに水が行きわたり難くなります。高齢者になると皮膚が乾燥したり、夜中に口が乾いたり、また血液が粘っこくなって来るのはそのためです。

血液が粘っこくなると血栓が出来やすくなり、脳卒中のリスクも増して来ますので注意が必要です。

その意味では八味地黄丸は中高年の方の老化予防の漢方薬とも云えます。特に寒冷地にお住まいの方には腎虚の方が多く見受けられますので服用をお勧めしたいところです。

但しこの処方が体質的に向かない方もおられますので、購入に際しては漢方の専門家の相談を受ける事が望ましいと思われます。

                                 

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冬の寒さには八味丸 (1)

2011-01-13 07:10:48 | 漢方の四方山話

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お早うございます。昨日は 風邪 不妊症 幼児の乾燥性湿疹 の漢方相談がありました。

先週末から例年よりも寒い気候が続いています。当地も例外ではありません。

私の薬局は暖房が天井設置のエアコンなので足元が温まらず、また、入口が自動ドアなので人の出入りの度に数秒間全開になってしまうので、最高気温が0度前後という日にはなかなか薬局内が温まりません。

厚い靴下と防寒靴をはいているのですが、それでも店にずっといると足元から冷えて、この時期は日中も夜もトイレが近くなります。

これは冷えが足元から、足のケツ陰肝経や少陰腎経などの経絡を伝わって腎が冷えるためです。(腎虚といいます) 東洋医学で云う腎とは腎臓だけではなく生殖器やホルモン関連の器官を含めます、また先天的な生命力や、ヤル気、根気の源とされています。

腎が冷えて腎虚の状態が長く続くと心身ともに老化が進みますので、その対策として腎虚を改善させる漢方薬としては 「八味地黄丸」(はちみじおうがん) が有名です。

これは腎を温め腎臓内の血流を良くしますので、頻尿や夜間尿の改善を図るほか、長く服用すると足腰や眼などの老化の予防にもつながります。

明日に続きます。 

                                 

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漢方薬が危ない!

2010-07-10 06:14:53 | 漢方の四方山話

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お早うございます。昨日は 肺ガン 不妊症 過敏性腸症候群 高齢者の風邪 の漢方相談がありました。

昨日の朝のNHKニュースの特集で、「漢方薬が危ない!」 の題で放映がありました。

漢方薬の原材料である中国産生薬がここのところ値上がりが激しく、患者さんに負担増をお願いしている病院や漢方製剤メーカーの苦悩が取り上げられていました。

例えば代表的な生薬である甘草(カンゾウ)は栽培地の砂漠化が原因で収穫量が大幅に少なくなり、またここ数年の中国国内での大地震や天候不順によりさまざまな生薬の収穫量が落ち、かなりの値上げになった品目も多いとの事でした。

まだ私共の店頭では、漢方製品が軒並み値上げになる等の影響はありませんが、このままの状況が続くとなると将来的には問題が大きそうです。

バイオテクノロジーの技術の進歩などで、従来のものと品質や成分に遜色がない栽培生薬などの開発が待たれるところです。

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紫根の薬効(2)

2010-06-30 06:52:59 | 漢方の四方山話

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お早うございます。昨日は 気管支炎 不眠症 の漢方相談がありました。

昨日の続きです。

紫根を用いた代表的な漢方の外用軟膏に 「紫雲膏」 があります。薬草の成分としては紫根と当帰の二つが用いられており、160℃くらいに熱したゴマ油にこれらの成分を抽出させて作ります。

これは実に有用性の高い軟膏で、火傷、ひび、あかぎれ、とこずれ(じょくそう)等さまざまに用いられます。特に火傷にはすぐに塗ると痛みが取れて治りが早く、またじょくそうにも大きな効果を現わします。紫根の殺菌作用や肉芽形成作用による効果と考えられています。

このほか水虫の白癬菌やカンジダ菌に対しても有用である事が知られています。

ところで紫根の有効成分のシコニンは水に溶けにくい為か、内服薬としての漢方薬には紫根を用いた処方は殆ど見当たりません。紫根配合の処方として比較的有名なのが日本で江戸時代に創案された紫根牡蠣湯(しこんぼれいとう) があります。

ガンや難治性の皮膚病に用いられて来ましたが、今日の保険適用の処方には入っていないため、この効能・効果も伝承的な経験則によるものです。

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紫根の薬効(1)

2010-06-29 06:51:25 | 漢方の四方山話

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お早うございます。昨日は 眼底出血 風邪2件 の漢方相談がありました、

先日の民放TVの番組で紫根(しこん)を取り上げたらしく、当店でも5日間で60件以上の問い合わせを頂きましたが当店でももう在庫はありません。

過去にもいろいろな薬草や食品がTVで紹介されて全国的なブームになった事が何度もありましたが、TV番組では視聴率を良くするために、若さや美しさを取り戻せる、スリムになる、皮膚がキレイにな.る...等のキーワードに無理やり結び付けますので本当に内容が正しいのか注意が必要です。

紫根はムラサキソウ(紫草)の根を用いるもので、(TVで葉っぱと云っていたのがそもそもの間違いです)、漢方薬の材料であるとともに古来は紫色の染料として用いられて来ました。

漢方的な薬効としては外用剤として殺菌作用、抗真菌作用、血流増加作用、肉芽形成作用などが知られており、紫雲膏(しうんこう)という軟膏が有名です。

ちなみに紫根の有効成分であるシコニンは水には殆ど溶けず、油や有機溶媒でないと抽出出来ません。したがって紫雲膏もゴマ油が基剤である軟膏ですので皮膚病にはともかく美肌目的ではお勧め出来ません。

紫根に関する正しい知識を明日も紹介してまいります。 

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熊胆(ゆうたん)~番外編

2010-06-08 06:43:46 | 漢方の四方山話

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お早うございます。昨日は 風邪 逆流性食道炎 の漢方相談がありました。

昨日は朝5時20分に只見を出発し、朝8時過ぎに家に着きました。

日曜の夜は、夕食の時に只見の伯父に熊胆(くまのい)について聞いて見ましたら、只見でも山間部で米があまり収穫出来ない地域では、昔は熊を撃つ猟師がいたそうです。

伯父の話では、昔は熊胆(くまのい)を米1俵と交換するのが相場だったそうで、今の価値観からするとずいぶん安く手に入った様です。

昔の家では囲炉裏の上や柱に吊るしておいて、ありとあらゆる症状に用いたとの事です。良く知られている効能効果のほか、風邪の高熱や、又水に溶かして湿布すると打ち身などの外傷も早く治ったそうです。

昔はめったに熊を見る事はなかったそうで、熊も山奥に住んでいて人里に下りて来ることはなく、自然な生活をしていたので熊胆も本物で効果が高かったのでしょう。

何か、現在の流通下で消費者に提供されている野菜や肉、卵などの食材の事情と重なる部分がある様ですね。 

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熊胆(ゆうたん)(2)

2010-06-05 06:54:39 | 漢方の四方山話

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お早うございます。昨日は 蓄膿症 過敏性腸症候群 慢性蕁麻疹 うつ病 の漢方相談がありました。

昨日の続きです。

くまのい(熊胆:ゆうたん)は昔から万能薬として重宝されて来ました。熊1頭につき1つしか取れませんので、動物性漢方薬の中ではジャ香(雄のジャコウ鹿の分泌物)、牛黄(牛の胆石)と並んで三大高貴薬とされています。

ところで、今回熊胆をお求めになられたお客様より翌日お電話があり、「どうも昔の物とは違うようだ。...」 とのお話を頂きました。

さっそく購入先の漢方の卸さんの学術部に問い合わせて見ましたら、その回答を聞いてなるほどと思いました。

つまり、現在の日本では熊(ツキノワグマ)は希少動物になっている為、熊胆を取る目的で熊を獲ることは出来ないので、人里に現れて危害を加えた害獣として駆除されたものからしか取る事が出来ないという事です。

山奥に生息して自然な生活をしている熊ではなく、人里近くに出没して人為的な餌を食べていたり栄養失調気味であったりすると、胆汁の成分も本来とは変って来る事は十分に考えられる。...との事でした。

このお話をお客様にお伝えした処、良く納得して頂けました。今日では流通の関係で牛や豚肉、鶏肉や卵、野菜などでも同じ事が云えると思いますが、熊胆までこのような状況になっているとは改めて驚きました。

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